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< 双月 >
- On the night before the decisive battle -


+-- あとがき --+

どうも、書き手のS-inです。
無闇に長大となった物語を読んでいただき、誠にありがとうございました。
更に冗長ではありますが、ここで作中秘話というか……。
裏話なんかを書き添えたいと思います。


・『銀の月』と『蒼き月』

キッカケは、BBSの書き込みでした。
ホブス山での『ファイア』イベントが話題になっていたとき、
ふと「大人リディアとローザの絡みって無いね」と思ったのです。
――で、無いなら自分で書けばいい――と書き始めたわけです(←短絡的)
ゆえに執筆開始当初、題名を『決戦前夜』としていた頃のプロットでは、
ローザとリディアのシンプルな絡みだけでした。
本来、「お酒」をキーワードに魔導船に忍び込む話が決まるまでを描いて終わりだったのです。
ですが、プロットを煮詰めていくウチに、ふと気づく――その頃、男性陣は?――と。
酒を片手に陽気に騒ぐエッジが思い浮かんだ時には時既に遅し(笑)
……いつのまにか男性陣の物語も書くことになってました(ぉ
ちなみに、ここで『双月』と言う題名に決まり、
章題である『銀の月』、『蒼き月』を名付けてプロットを再構成したのです。
が、ここで一つ裏話……
プロットでは女性陣の話が『蒼き月』で、男性陣の話が『銀の月』でした。
つまり、プロット上では題名が逆だったのです。
入れ替わってしまった理由は……単なる私の勘違いだったりします(爆


・『真昼の月を見上げて』

己の内なる要請に従い、急遽追加したエピソードです(笑)
巨人攻略後すぐに出発する進行を崩した以上、巨人をくい止めるために集った
仲間たちを無視して出発するのも可笑しな話ですので、
幾つかの複線を含めて出発を皆で見送るシーンを追加したわけです。
そして、往く者と残る者に明確な線引きをし、
FF4の1テーマである「祈り」を無力な行為ではなく、
「全てを成し終えた者に赦される行為」として昇華させ、
また、パロムにそれを示唆させることで「成長」も含めたつもりです。
……伝わりましたでしょうか?


・『二つの月が重なる刻』

当初のプロットでは、『銀の月』『蒼き月』を統括するエピローグ的物語の予定でした。
ですが……書き進めるウチに、些か複線を張りすぎました(爆)
『真昼~』で指輪の複線を張ったときに書きながら「これはヤバいかも~(汗)」
などと思ってはいましたが、 見事に「ヤバかった」です=□○_(死
キャラの内包する心情を書き始めたら、文章が長大化するのは分かっていたのですがね。
ゆえにかなり端折って描写しており、伝わるかどうかちょっぴり心配(汗
というか、挙げ句の果てに結婚式まで盛り込んで……欲張りすぎるんですよね>私(汗
……ちなみに「リディアがセシルを好きだった」と言う設定は全くのオリジナル。
何の根拠もありませんので、リディアファンの皆さん――笑って赦して(爆


・エピローグ『Earthlight』

最終話をキッチリまとめきれなかったので、ココで収束させようと追加しました。
『双月』のバックグラウンドにあるカインの心情を以て結ぶことにし、物語を終局としました。
……ちょっぴり心残りのラストでもあります。
あと、下記がラストを締め括る英文の元であります(←訳じゃない(笑))

『決戦前夜……

 こうして、彼らは月の中心核を目指し、月の民の館に突入していった。
 ゼムスを打ち倒すために、彼らは進む。
 先行している仲間に追い付くために、彼らは進む。
 そして、全ての未来のために……。
 彼らの行く手には、数々の困難が待ち受けているだろう。
   それは、辛く、苦しく、死と隣り合わせの道のり。
 ……けれど、彼らは決して歩みを止めたりはしない。
 なぜなら、彼らには願いを託してくれた人々が居る。
 なぜなら、彼らには使命を果たし無事に還ってくることを祈ってくれる人々が居る。
 そして、セシルの兄がこの先で彼らを待っているのだ。
 彼らは、それぞれの想いを胸に秘め、力強く駆けていく。

 その頭上――青き星が日の光を受け、静かに佇んでいる。
 その蒼き星明かりだけが、彼らの背中を仄かに照らし出していた……』

ちなみに、この英文についてはツッコミ不可です(核爆
英語の出来ない人間が凄まじく適当に作ってますので(ぉ

以上、徒然なるあとがきでした。
最後までお付き合い戴いた方、本当にありがとうございました。
それでは、これにて~m(_ _)m


(了)

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