【第126話】

エビルマージ戦


エビルマージが一言命令すると、棺からマミーという魔物が現れた。

武道家のように格闘に長けており、動きが早い。

次々と仲間が殺される。


エビルマージが助けに入ろうとした親方を邪魔をする。

親方は雷神の剣を振りかざした。




ベギラゴンを親方が放った瞬間、エビルマージも高らかと声を発した。


”我には効かんわ!!!マヒャド!!!”


聞いたことがない魔法だ。

エビルマージはそう叫ぶと巨大な氷をあらわれ、親方の方に向かっていった。


ベギラゴンとマヒャドが激突し、衝撃波が部屋中を襲う。


「くっ!!!」


俺達は皆で背中あわせで衝撃に耐える。


衝撃波が去った後には無傷のエビルマージがいた。


親方の必殺技が相殺されてしまった。

なんて奴だ。


あいつがあのマヒャドとかいう極大魔法を俺達に放ったら一発で全滅しているだろう。

それをしなかったのは、マミーを本当に実験材料にしたのか、

俺達を徐々に殺すことを楽しんでいる、そのどっちかだ。


一方、マミーは衝撃波に巻き込まれて吹き飛ばされていった。

ゼネテスはその隙を見逃さなかった。


「今だ!!!」


ゼネテスが、吹き飛ばされたマミーに突進した。

そのまま大剣を振り回し、二体のマミーを横薙ぎにする。


そうか、今なら敵は体勢を崩している。


「ゼネテスに続け!」


俺が声をあげた。


みんなはハッっとしたあと、いっせいに体勢を崩している魔物に襲いかかった。

俺が一体、トールは眠りの魔法を唱え、三体を昏倒させ、仲間が倒した。

マミーが体勢を整えようとする。


「みんな、中心に集まれ!」


ゼネテスが再度指示をし、俺達はまた背中合わせに集まった。

三分の一くらいは今の攻撃で減らした。


エビルマージは親方が必殺のベギラゴンを相殺できることで

恐怖を与えようとしたのだろうが、

逆にチームワークに勝る俺達にチャンスを与えた。


魔物より俺達は力が劣るものの、連携ができる。


「親方、こっちにかまわずベギラゴンを放ってくれ!」


俺は親方に叫んだ。

親方は俺達のことを大丈夫と思ったのか

またエビルマージに向けてベギラゴンを放った。


エビルマージがマヒャドで相殺する。

再度衝撃波が襲ってきた。


「くっ・・・」


俺達は必死に衝撃波に耐える。


親方は俺が知っている限りそもそも魔法が使えないはずだ。

ベギラゴンを放っているのは剣による魔力だろう。

剣の魔力が有限だとわからないが、無限であれば

この戦いは親方に分がある。


エビルマージはマヒャドを自分自信の力で放っているので

いつかは魔力がつきるからだ。


親方もそのことに気が付いているのかベギラゴンを放ちまくる。


だが、わざわざ持久戦に持ちこめば不利なことは

エビルマージもわかっているはずだ。

何故このような戦いをしかけた?


四度目の魔法を相殺しようとした瞬間、エビルマージが姿を消した。


そして親方の後ろにあらわれる。

手には黒い刃を持っている。

これが狙いか!!!


「親方、うしろ・・・」


俺が言う前に、親方は雷神の剣をとっさに離し、マントの中の細身の剣で

後ろに現れたエビルマージを袈裟切りにした。


第127話 隼の剣(執筆完了)

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