【第112話】

夜中の一人歩き


・・・・・ん・・・・・・・

・・・・・・・ベットで横になっていたら寝てしまったみたい・・・・・・・・・

外を見ると、まだ真っ暗。

変な時間に目が覚めちゃった・・・・


バラモスとの戦いがあまりにも激しかったせいもあって

すぐに眠っちゃったみたいなので、晩御飯を食べていなかった。


グゥ・・・・・

・・・・・・・・・私だって、人間だもん。

お腹くらい、すくわ・・・・・

宿の食堂が夜中にやっているとはとうてい思えなかったので

外に出ることにした。

ポルトガは港町なので、夜もにぎわっている。

きっと、何か食べることができるだろう。

はぐりんは寝ているみたいなので、そっと起こさないように・・・・・


やっぱり、にぎやかねぇ。

こういう街の雰囲気って嫌いじゃない。

なんか、お祭りみたいでうきうきしない?

私だけかなぁ・・・・・


旅に出ていると、どうしても乾燥肉や薬草茶など、

保存の利く物しか食べることができないので、

食べ物を味わうことなんてまずできない。


栄養にも悪いし、美容にも良くないと思う。

え?

何が美容だって?

なによぉ~~

私だって女の子だもん、気にするわ。


まぁ、そんなことはさておき、そんな食事ばかりだったから

ただの野菜炒めを食べただけですごくおいしいと思うの。


でも、私が一番好きなのは、お母さんの作ってくれる

卵焼きと、暖かい野菜スープ。

小さい頃から、私が好きでお母さんも良く作ってくれた・・・・・


急にお母さんのことを思いだしてしまった・・・・・

お母さんの手料理が・・・・・・食べたい・・・・・

はやく・・・・・・・・・帰りたい・・・・・・・・・


第113話 カルロスとサブリナ

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