【第197話】

親友の言葉


ミリーの言葉を思い出す。

彼女は、私が悩んでいるときに、いつも突き放す。

でも、それは彼女なりの思いやり。


そのことを聞いてからだった。

私が、行動をおこすようになったのは。

剣の修行をつみ、そして、誰よりも行動を起こすようになったのは。


私を変えてくれたのはミリーだった。




「懐かしいな・・・・・」


ミリーの声が消えたとき、我に返る。

昔の思い出が思い出された。


今も、きっと、彼女は海賊と一緒に元気にやっているに違いない。

私の一番の親友。


私は彼女からいろいろなものを与えられた。


もし、私が、彼女に出会えなかったら

今の自分はなかっただろうな。


私は何を考えていたのだろう。

・・・・・・・あきらめることない。

少しでも生きている可能性があるのなら、探さないと。


何をためらっているんだ。

恐怖という心は前に克服したと思っていたのに。


お父さんを探さないと。

そんな当たり前のことから逃げようとしていた。

確かに・・・・・・また絶望感を味わうかもしれない。


でも、恐れていては何も始まらない。

行動をおこさなければ、何も変わらない。


生きていられる時間は限りがあるんだ。

だから一生懸命、人間は生きようとするんだ。


であれば、自分が生きている間に

後悔ない行動を起こさないと。


決めた。

心の整理がついた。


迷うことはない。


そうだ・・・・

お父さんがお世話になったという人達に会ってみよう。


そうしたら何かわかるかもしれない。


ありがとね・・・・ミリー。

いつも、私が悩んでいるときに支えてくれたのはあなただった。

私は心の中で彼女に感謝した。




第198話 さらばラダトーム

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