【第37話】

灼熱の洞窟


卑弥呼様、いや、卑弥呼に生け贄の要求を取り消すようにしたが、

交渉決裂。

わたしは、やまたのおろちが住むという洞窟に足を踏み入れた。

溶岩魔人鬼面同士が襲いかかっているが、サマンオサで買った

ドラゴンシールドが私を守ってくれる。


やはり、さすがに一人だと戦闘がきついが、サマンオサほどではない。

ごうけつ熊など、単体で現れたときは、ゾンビキラー でしとめ、

他の奴らは、刃のブーメランで一掃。

たいていの敵は3ターンで全滅されられるので、

力も強くなってきた証拠ですね。

そして、一人旅でも戦闘で楽なことが一つだけあった。

鬼面同士のメダパニだが、一人なので 混乱しても関係ないし。

逆に、あっちが無駄にターンを使うわけだからこっちが有利になるわけだ。

そして、メタルスライムを倒したところで、LV29になり やっとのことで

ベホイミ習得

これなきゃ、たぶん、やまたのおろち、倒せんでしょう。


さて久々のステータスをお知らせしましょうか。

LV:29

HP:210

MP:117

攻撃力:169

防御力:171

武器

ゾンビキラー

大地の鎧

ドラゴンシールド

オルテガの兜

アクセサリー

ほしふる腕輪

ずいぶん、強くなったでしょう?

お宝、般若の面も手に入れ、やまたのおろちまで、

一回もやられず、無事辿りつきました。


「はぁ、はぁ・・・・・・・」


洞窟の中はあたりに溶岩が流れていて、とても暑い。

すぐに息が上がってしまう。

重い鎧を着ていて汗が拭けないので、体がベタベタして気持ち悪い。

それに、魔物におそわれたときも、注意を払って闘わなければいけない。

地下一回をすべて探索してみたが、やまたのおろちは見つからなかった。

階段を下り、地下二階に降りる。



「コーホー、コーホー」

ダースベイダーのような息づかいが聞こえてきた。

・・・・・・・・・・・・・・・・奴だ。


第38話 草薙の剣

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