【第71話】

マッピング


いったいぃ・・・・・・・・・・・

思いっきり、足を滑らして落ちてしまった。

あぁん!

わたしってドジ!

しかし、この鎧、頑丈だわぁ。

あの高さから落ちたのに、鎧から生えている刃、

一本も折れていないんだもん。


幸か不幸かわからないが、溝に落ちた私は、

そこから上がる階段を見つけた。

昇ると、無事、渡れた・・・・・・・・

・・・・・・たくっ・・・・・・

こんないやらしいダンジョン誰が作ったのよぉ・・・・・・・


しかし、こんな私の愚痴も、まだまだ序の口だという事に気が付いた。

ねぇ、みんな聞いてよぉ!

この後がすごかったの。


階段を昇った後、最後のすっごい複雑なダンジョンが隠されていたのよ!

だめだぁ・・・・・・・

こんな難解なダンジョン、とけないよぉぉぉ。

しばらく、左手の法則を用いて、歩いていたが、

あまりに広すぎる。

しょうがないので、道具袋から紙と鉛を取り出し、

自分でこの階の地図を書くことにした。

ぞくに言う、マッピングという奴ですかぁ?

大変だよぉ。

何処に、橋があって、湖があって、道の幅はこのくらいで、

などの詳細な情報を載せていく。


半分くらい書いただろうか?

一休みしようと思って、腰を下ろしたら、

いきなり、ガメゴンロードが襲ってきて、

炎の息を吐いてきた。


あぁ!!!

せっかく私が書いた地図がぁ!!!!!


第72話 命知らず

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