【第96話】

お互い様


バラモスの直属の部下(確か、エビル何とか言っていたけれど、忘れたわ)を

追いつめていた私。

しかし、ちょっとした油断で、魔導師との距離をあけてしまった。

魔法使いとの戦いでは、距離の違いが、生死を分ける・・・・・・・・・


「幻術・・・・・・・・」


「お主も魔法を使える人間なら、聞いたことがあるだろう。

 マヌーサの呪文を」


どじった・・・・・・・・

見事に敵の術にはめられてしまった。


「フフフ・・・・・・・

 後は魔法でなぶり殺しにして、魔王バラモス様のところに、

 おまえの首を差し出せば、私の位は上がる・・・・・・・・」


魔法使いの嫌らしい声が、あちこちから聞こえてくる。

このままじゃ、やつの言うとおり、本当になぶり殺しにされてしまう・・・・・

・・・・・・・・・こういう時こそ・・・・落ち着かなきゃ・・・・・・・・

私は目をつぶる。


「ふん・・・・・・・ついに、観念したか」


んなわけないでしょ?

こういうときは、主人公は目をつぶって相手の気配を探って、

戦って、最後に勝つというのが相場なのよ。

(ほんとかいな・・・・・・)

ちょっとぉ!!!

こんな時に、気を散らさないでよぉぉお!


「何をさっきからぶつぶつ言っておる?」


「気を散らさないでよぉぉお!」


「おわっ!!!」


相手が私の声に思いっきり動揺した。

そこだぁぁあ!!!


プスッ


「う・・・・・・・ひ、卑怯・・・・・・・だ・・・・・・・ぞ・・・・・・・・」


ドサッ


卑怯は、お互い様でしょ?

やられたらやりかえす。

私はあっさりと言ってのけた。

(あんた、性格すこしかわったんでないかい・・・・・・)

そぉ?

更新が遅くて、出番が最近、少ないからじゃない?

(うっ・・・・・・チェルトちゃん・・・・ちゃんと書くから・・・・・・・

 すねないで・・・・・・・ね?)


第97話 動く石像

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