Story of Libral 1章-旅立ち- 1-4プロシマ王国
 

Story of Libral
(Kathieさん投稿)
序章

ストーリー設定
1プロローグ
2-三年後
3-城下町へ
4-稽古

5-邪悪な鼓動

6-混乱
7-故郷の落日
1章-旅立ち-
1-1落ち延び
1-2新たな旅立ち
1-3ティコ山脈
1-4プロシマ王国
1-5アルベル村
1-6ゼフィール一味
1-7ゴールドマンティスの巣
1-8エケラス盗賊団

Story of Libral 1章-旅立ち- 1-4プロシマ王国


オリオン「見えました、あれがプロシマ王国です。」
アリエス「あれが...」
眼下に小さな城が見える。
シエラ「思ったよりも小さいんですね。」
オリオン「王国とはいえ、規模はあまり大きな国ではなかったですからな。
王国というよりは少し大きな町といったイメージでしたから。」
アリエス「よし、とりあえず山を下りよう。」
アリエス達は山を下って行く。
...
アリエス「すごく活気付いている町だな。」
オリオン「国境をつなぐ町としても、発展しておりますからな。
まずはここで長旅のための情報と支度をしましょう。
カインツ王からの物資だけでは流石にあまりの長旅は出来ませんからな。」
一行は、足を休めるのと、情報を得るために、広場までやってきた。
「最近物騒になってきたねえ...」
「ホント。どこかの国では何でも封印していた魔物がよみがえって、国を滅ぼされたらしいからねえ。」
「そんな大げさな。」
「いや、現に山の向こうでも、リブラルが襲われて陥落したって聞くぞ。」
「くわばらくわばら...」
アリエス「......」
リブラルが落ちたという噂は、ここプロシマでも聞こえてくる。
オリオン「アリエス様...」
アリエス「......」
さすがにアリエスの表情も暗くなっていた。
...
ウルス「おお、君達か。カインツ王から話は聞いているよ。私はプロシマ国王のウルスだ。
これといって何も無い小国だが、何か役立つものがあったら見ていってくれ。」
アリエス「ありがとうございます。」
ウルス「しかし...大変だったようで...」
アリエス「......」
ウルス「あ、いや...すまなかった...私共も、何かと手助けをするから、頑張ってくれ。」
アリエス「はい...」
...
オリオン「さて、これからどうしましょうかな。世界を回るにしても、
私とてあまりこの先の地理は詳しくありませんから。地図でもないと...」
アリエス「そういえば...」
シエラ「確かに、いきなり迷って遭難なんて嫌ですもんね。」
ウルス「そんなことか、それならこれをあげよう。」
ウルスは、古い紙のような物を手渡す。
アリエス「これは?」
ウルス「世界...とまでは行かないが、この地方の地図だ。
多分、この地方のどこかにも世界地図の一つや二つはあるだろう。
当分はその地図で頑張ってくれ。この地方とて結構広い。変わった発見もあるだろう。」
アリエス「よいのですか?」
ウルス「ああ、構わない。」
アリエス「ありがとうございます!」
ウルス「旅の無事を祈っているよ。頑張ってくれ。
ああ、そうそう。その地図にある...」
ウルスは地図を眺めて、ある場所を指差す。
ウルス「ここだ。このプロシマから東へ行った所に、
アルベル村というところがある。そこの村の様子がおかしいようなのだ。」
アリエス「アルベル村...」
ウルス「ついでに見てきてもらえないものだろうか?
あの村は派遣している役人がいなくて、なかなか実態がつかめないんだ。」
アリエス「そうですか。わかりました。旅の一環として見て来ます。」
ウルス「頼みましたぞ。」
そして、アリエス達はアルベル村に向けて出発した。

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