第13話 画像制作編2:bmpとjpgとgifとpng
 
さて、前回画像制作についてとりあげたので、今回は、
画像の形式について取り上げます。

パソコン上で画像の種類を取り上げると、かなりの数があります。
が、今回は、主に4つのファイル、「bmp」「jpg」「gif」「png」について挙げてみます。

「bmp」ファイルとは、Windowsのペイントなどで保存できる、
Windows標準の画像ですが、ファイルサイズが大きいため、
これをWebで使用することはまずありません。
このbmpファイルを、他のファイルに変換するのが一般的ですね。

次に
「jpg」ファイルですが、これは、写真などに使われる画像です。
フルカラーとして、約1677万色(16777216色)を扱うことができて、
高圧縮なため、写真などを小さいサイズで扱うことができます。

一方、「gif」256色しか扱うことができませんが、
256色以内であれば、jpgよりさらに高圧縮(容量が小さくなる)可能性があり、
また、透過GIFという背景が透明の画像を作ることもできます。
(jpgは透明な画像を作ることができない)

また、gifにアニメーションの機能をもたせることで、アニメーションGIFも
作成できます。

ただ、このgif、1つ問題があります。
みなさんは「gif問題」というのをご存じでしょうか?

GIF は LZW 法と呼ばれる情報圧縮技術を利用していますが、
現在これは米 UNISYS 社の特許となっていまして、
それについてのは「GIF 特許」とかいうキーワードで検索すると
いろいろなHPでその情報が見られると思います。

そのため、フリーソフトで、gifの画像を作ることはできませんので
(前におすすめした画像ソフトも、そのままではgifを作成することはできません)
gif画像を作成する場合は、そういうツールを購入するか
もしくは、その特許がUnisysの特許が米国で2003年、日本で2004年頃に有効期限が切れるので
それをすぎてから使用するなどが考えられます。

gif問題については、ここよりももっと詳しいサイトが多々ありますので
ぜひそちらのほうをご覧ください。
ここでは、次の「png」という画像を説明するため、gif問題について触れさせてもらいました。

さて、最後に
「png」ですが、このgif問題によって新たに作られた画像フォーマットでして、
GIF より圧縮率が高いので、データが小さくなり、ページの読み込みが速くなったり、
最大で280兆色(48ビット)まで使え、さらに透明の画像も作れるわけです。

ただ、この「png」優れてはいるのですが、古いブラウザではサポートされておらず、
IE3やネスケ3などでは表示されませんし、そういう意味で、多数の人に見てもらうサイトには
まだ普及している画像ではないかもしれません。


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