第26話 フリーソフト編2:エディタ
 
このHP作成講座の中で、HPを作成するのにどのソフトがいいですか?などの問い合わせが結構多いです。
そこで本当は今回CGIの説明をする予定だったのですが、予定を変更してフリーソフトのご紹介をしようと思います。


以前、画像作成ソフトについては
「第7話 おすすめ画像作成フリーソフト。これだけの機能でタダッスよ!(ティーダ風) 」で書きましたが
実際私が使用しているのは以前ご紹介したDreamweaverとFireworksでこれらを使用しているので、こちらをお勧めします。

しかしフリーソフトではないので私が普段使用している(フリー・シェア)ソフトはプロフィールに書いてあるのですが
仕事などでちょっと触ったり、これは結構使い勝手がよいぞというフリーソフトを
「エディタ・サイト管理・画像支援・文字列置換・文字列抽出・ファイル変換」の6つに分けてご紹介します。
今回はエディタを紹介します。

各ソフトについてはここから直リンクを張ってもよいのですが、良いフリーソフトというのは自分で検索すると思いがけないことを発見することがあります。
あらたなソフトを発見したり、そのソフトを使っているページが見つかって裏技的な使い方を知ることができたりと自分で検索すると為になりますのでネットで自分で検索して探すという癖をつけてみてくださいね。

今回ご紹介するソフトはgoogleなどのキーワード検索で
ソフト名(もしくはソフト名+ダウンロード)などで検索してみてください。だいたい見つかるはずです。


・さくらエディタ

現在、メインのテキストエディタとして使用しています。テキストエディタなのでタグなどはテキストとして打たなければいけませんがJavascriptやPHPなどプログラムを打つのに見やすく、ちょっとしたHTMLの修正などにも充分使えます。

またたくさんのファイルをメモ帳などで開くと、画面がいっぱい立ち上がってしまいますが、
さくらエディタは「タブ表示」をすることで複数の画面を開いても
1つの画面で切り替えをすることができます。これは便利!

またファイルの自動バックアップ 、文字コード別による書き出し(JIS / EUC / Unicode / UnicodeBE (BigEndian) / UTF-8 / UTF-7)、ファイルを閉じてもカーソル位置,ブックマークの保持が可能、常駐機能など機能豊富です。

・Terapad

有名なテキストエディタの1つです。引用行/URL/メールアドレスのカラー表示など、テキストエディタとしての基本的な機能を搭載されていますし、置換も行えます。ただ置換は1行につき1000文字までしかできないのがちょっと欠点。
ボタン1つでWWWブラウザでのプレビュー機能があるのが嬉しいですね。


・PerlEditor

CGI(Perl)を設置するにはとても使いやすいエディタです。
(CGIの説明は後ほど)
ソフト作成者さんもお勧めされていますが、「変数エクスプローラ」は使い勝手がよいです。
関数の定義先や変数の使用先などが迷子になりがちなときにこのをダブルクリックするだけで、その関数・変数を使用している場所へジャンプできます。


・ページマスター

Dreamweaverやホームページビルダー、FrontExpressのようにHTMLをテキストで打つことなく
画面イメージでタグを設置することができます。
IE4以上をインストールすることが条件ですが、フリーソフトでは非常に使い勝手がよく
枠の大きさや表示位置をマウスのドラッグでできるので便利です。
IE4用とIE5用があります。
私はWin2000上でIE6をインストールして、IE5用を使用しましたが使うことができました。

HTMLをタグでテキスト打ちするのをお勧めですが、
どうしてもタグを打ちたくない、イメージで操作したい
初めてホームページを作るなんて方にはお勧めのソフトです。

イメージとしてHTMLを作成するソフトはページマスターなどが使い勝手がよいですが
他に使い勝手がよいかどうかは別にしてフリーのオフィス「Open office」をインストールすると
HTML Editor」というマウスで操作してHTMLが組めるソフトがついてきます。
またブラウザのNetscapeをインストールすると「Netscape Composer」というソフトがついてきます。

いろいろ使ってみて自分の使い勝手の良いソフトを使ってみてはどうでしょうか。


・HTML Filter 2.1 for Office 2000

これはエディタではありません。

初めてホームページを作った方で、Wordでホームページを作っちゃったという方がいらっしゃるかもしれません。
Wordはワープロソフトですが、Web方式で保存するとHTML保存することが可能です。
ただし、余分なタグや情報が書き込まれていてお勧めすることはしません。
そんなHTMLのときに上記の「HTML Filter 2.1 for Office 2000」が使えます。
このソフトはマイクロソフトでフリーでダウンロードできますが
Wordに残っているゴミタグを除去してくれます。
(筆者が使用した感じではDreamweaverのクリーンアップより精度がよいです。まぁマイクロソフトのソフトですから当然といえば当然ですが)

実は筆者このソフトに何度とかこのソフトに助けられたことがあります。
仕事でワードの媒体をHTML化するという仕事が何度かあり、
ワードのドキュメントをオンラインヘルプ化するとか
国のとある仕事で数百ページにわたるワードドキュメントを全HTML化したいというものがありました。
ワードドキュメントでは画像も何百枚も使われています。

これを画像を一個ずつgifで抽出して、HTMLエディタにテキストエディタで打ち込むというのは正直つらいです。
そんなときにWordでHTML書き出しを行すと画像もすべて抽出されます。

その後、このHTML Filterを使うと無駄なタグやスタイル情報、画像などを削除してくれるため
除去した後のHTMLをDreamweaverで修正するという作業を行い、2週間かかる仕事が3日で終わりました。
おかげで余った時間はほかの事をして過ごした(笑)ということがありました。
使い方によってWordでHTML書き出しをしてしまったときには使えるソフトです。


・Eclipse(+PHPプラグイン)

これは上級者にお勧めするソフトです。
最近PHPを使用できるサーバーが増えています。(このテキストは2004年8月執筆なのでPHP4での話)
PHPが使えるとデータベースが使えるなど何かとメリットがあるのですが
PHPのエディタとしてEclipseは使えます。
さくらエディタやその他のエディタでPHPをコーディングをしてもよいですが
私はPHPをミディリン内に設置するためコーディングするときはEclipseを使用しています。

Eclipseというと普通はJava開発に使うソフトなのですが、プラグインをインストールすることでPHPの開発も行えます。
PHPエディタを何個か使ってみて検証してみたのですが、私個人の意見としてはEclipseが一番使い勝手がよかったです。

関数間の呼び出しができるのが便利ですね。
それとプレビュー機能があるので保存した内容を同じ画面ですぐに表示することが可能です。
よってテキストソースとブラウザのイメージの両方を表示することができることから、ちょっとDreamweaverチックな使い方ができます。(PHPだけでなく、HTMLにも使用可能なのでプレビューとHTMLソースの同時表示が可能)

それとPHPデバッカーというプラグインを入れるとPHPのデバックもできるようです。(ただ筆者は設定が失敗していたのか、うまくデバックできなかった)
欠点としてはJavaをインストールしないと動かなく、かなり重いソフトなのでハイスペックなマシンの方が快適に使えるでしょう。
2004年9月にPHP5が出て、Javaに似てきたことから今後PHPエディタはさらに使い勝手がよくなるのではないでしょうか。


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