第27話 フリーソフト編3:サイト管理・画像支援ソフト
  今回もソフトの紹介です。
前回も記述しましたが各ソフトはgoogleなどのキーワード検索で
ソフト名(もしくはソフト名+ダウンロード)などで検索してみてください。

まずサイト管理ソフトについてご紹介します。
サイト管理とは「第15話 Dreamweaver編1:エディタの機能だけじゃないんだぞ!」で書いたのですが、FTP機能が搭載されており、サイト構造の全体が簡単に見渡せ、リンクがどのようにつながっているかなどを見ることができ、
もしリンクの変更があった場合に、ファイルを移動するとパスなども自動的に書き換えてくれるソフトです。

とあるページのリンク元が変更になったため、全部のページを書き換えを行ったりするのはとても面倒です。
そんなときにこの「サイト管理ソフト」があるとメンテナンスがとても便利です。

Dreamweaverにこのサイト管理機能があるのですが、フリーソフトでこのサイト管理がついているものをネットで探してみました。
が、これが全然ない!

サイト管理はとても高機能で、フリーソフトで作るには高度で難しいのでしょうね。
ひたすらネットで探したところ、ようやく1個見つけることができました。

・EasyHome

フリーソフトという欄で紹介しましたが、実際にはこのソフトはシェアウェアです。シェアウェア登録をしないとHTMLが5ページまでしか作成ができません。ただHTML作成ではなく、サイト管理という形で、ご自分で作ったサイトをこのソフトに登録してファイル名やパスの変更などはリンクの書き換えなどはシェアウェア登録しなくても利用できました。(Ver2.43.26)
フリー部分でここまでできるのは凄いことかと思います。シェアウェア登録するのが望ましいですが、どうしてもお金がない方はHTMLはページマスターなどで作成して、サイト管理のみお試し版でEasyHomeを使うという手もあるのでは?


次に画像支援ソフトをご紹介します。
画像作成ソフトについては
「第7話 おすすめ画像作成フリーソフト。これだけの機能でタダッスよ!(ティーダ風)」で「PictBear」と「GIMP for Win32」をご紹介したので、画像作成をサポートするフリーソフトをここでご紹介しようと思います。

・Versatile-Thumbnail

サムネイル作成ソフトです。
サムネイルとは画像を表示するときに多数の画像を一覧表示するために縮小された画像のことを言います。イメージや写真を小さく表示するときにimgタグのwidth、height属性で小さく表示してしまうと画像が汚くなったり、画像のファイルサイズは変わらないので画像の表示サイズが小さくても容量は大きいままになってしまいます。その為複数の画像の大体のイメージを表示するときに、軽い画像のサムネイルを作成します。

このソフトを使用して、縦×横の、ピクセルサイズ、または、%を指定して、一括変換が可能です。
またこのソフトの便利なところは、「作ったサムネイルを並べたサムネイル表示用HTMLを出力することができる」ということです。
今まではサムネイルを作成した後、そのサムネイルを表示して、メイン画像を閲覧できるようにリンクを張ったHTMLを作成しなければいけませんでしたが、HTMLも一緒に書き出すことが可能なため、書き出したHTMLをサムネイル表示予定のHTMLに貼り付けるだけで可能ですし、画像の場所を変えたい場合は、上のEasyHomeのサイト管理と組み合わせることで、マウスによる移動も可能になります。


・縦横幅

HTMLのimgタグにwidth(幅)とheight(高さ)が埋め込まれていないものに、widthとheightを埋め込むことが可能です。
imgタグにwidthとheightを書かなくても、画像を表示することは可能ですが、書いておくとHTML読み込み時で画像呼び出し前に
widthとheightの幅を確保しているため、画像が表示した後、レイアウトが変わるということを防ぐことができます。

HTMLはテキストエディタでどんどん作成し、imgタグもテキストエディタで貼り付けし、後でそのHTMLをこの縦横幅を使ってイメージのwidthとheightを埋め込むということが可能です。

またこのソフトの応用の使い方としては、全画像の幅を知るときに役立ちます。
これも、とある国の仕事をしていたときにあったことなのですが、
HTML Filter 2.1 for Office 2000を使ってワードドキュメントのものをHTML化したときに
WordのHTML保存によって画像を一括書き出しを行いました。しかし幅600以内の枠組みにHTMLを格納しなければいけなかったため、画像の幅が600を超えるものは縮小して作り直さなければいけません。しかしそれを一個一個見るのは大変です。書き出したすべての画像をプロパティで見るなんて作業をしたら泣きます。

そこで画像ファイルを1つのフォルダに移した後、
MS-DOSで

dir /b > height.txt

というリダイレクションを使用して、画像ファイル名一覧を抽出しました。

その後、Excel(もしくはOpen Office)の表計算ソフトを使用してimgタグを画像のファイルの個数だけずらっと作成します。
そして、上記のMS-DOSで書き出した画像ファイル名一覧をimgタグの中に埋め込みます。
そのテキストをHTML保存して、縦横幅を使いimgの幅を書き出してあげ、
再度エクセル上に戻してあげ、幅とファイル名一覧のみをExcelで貼り付けしてソートをすれば、
画像が600以上のものと600以下のものを分けることができます。

このような大量の画像の画像幅を調べたいときなどに、応用を利かせるとこういう使い方ができます。

・キャプラ

これはHP作成ではあまり使用しないソフトかもしれません。ですが使えるソフトなので一応ご紹介します。
このソフトは画面キャプチャソフトです。PCのディスプレイ上に表示されているイメージを保存したいときに
「Prnt Screen」キーを押すと画面コピーをとることができ、それを画像として保存することができます。
ただし画面上のものしかキャプチャできないため画面が縦長で一画面に収まらない場合は、画面をずらして「Prnt Screen」キーを押して、保存してその画像をつなぎ合わせるということをしないといけません。面倒くさいです。

そんなときにこの「キャプラ」が使用できます。
このソフトを使用すると縦長の画面も、一度の操作でスクロールして1つの画像として保存してくれます。すごく便利なソフトです。(シェアウェアでは似たような画面キャプチャソフトでHyperSnap-DXというソフトもあり、こちらも使い勝手が良いです)

ただ一般にHPを作成して使用するソフトではありませんね。

使用するときは仕事とか、例えばWebアプリケーション(何かの登録・管理システム)とか作るときに、ユーザーさんにわかりやすく説明するためマニュアル(説明書)を作成するときに、画面のイメージをとる時とかに使えますね。オンラインマニュアルをHTML作成するため、縦長の画面をキャプチャする必要があるなんていうときに使えます。


第28話 「フリーソフト編4:文字列置換・文字列抽出ソフト」
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