第32話 コンテンツ現状分析編1:「日記」の分析
 
HPの更新を続けるにはどうしたらいいのか
ということで、以前「ネタをストックする」ということを書きました。

では、そのネタは今回どうやって作っていくのか
HP製作の原点に戻って今回は考えてみましょう。

HPというのは最初に作成するより、HPを維持する方が大変ですよね。
ネタの制作については、第1話の最初で取り上げましたが
HP作成のときに個人サイトを立ち上げるときに
毎日何かしらの更新をするために
HP設置時にコンテンツとして多く作成されるものとして「日記」があります。
そこをもう少し深く考えていきましょう。

「日記」がコンテンツに多い理由として
自分のことを知ってもらいたいとか、
日々あることを連ねるだけでそれが更新となりるので
これらのコンテンツが立ち上げ時に多く作られるコンテンツと思われます。

しかしちょっと待ってください。

あなたは、まったく知らない人が毎日のことをただ連ねているだけの
日記を読みたいと思いますでしょうか?
どちらかと言えば、大手HPの管理人さんや日記サイトとして有名なサイトを見ませんか?

自分が見る側として考えると、
サイトを立ち上げてすぐのところの個人の日記を公表しても
残念ながら見たいとはあまり思いません。

まして女性のサイトならいざ知らず、男性のサイトの日記など
なかなか見ようとする人はいないのが現状です。

1つは単純なアクセス数より読者の数も違うので
その問題もありますが、根本的な問題は別にあります。

立ち上げ時のサイトの日記と
多くの読者が読まれる日記の違いをよく考えてみましょう。

それは「人に読ませることを前提として書いている文章かどうか」ということです。
ここが大きな違いです。

日記専門サイトが良い例ですが、日記のサイトは
小説と同様、「人に読まれることを前提」に書かれています。

ただ日々のことを日記として連ねるのではなく
何度も何度も文章が考えられ、修正を加え、サイトに掲載され
訪れた読者がそれを読んで満足する、もしくは情報が得られるなど
何かしらの利点があるからこそ、日記が読まれるのです。

あなたが書かれている日記が、
「人に読まれることを前提として書かれた日記」
なのか
「ただの日々の思いつきによって書かれた日記」
なのかそこをもう一度よく考えてみましょう。

読み手は、それがどちら側で書かれたものかすぐにわかります。

それを意識しないで日記のコンテンツを立ち上げてしまうと、
それが自己満足だけで終わってしまい読まれない日記ということが多々あります。

自分が自己満足する日記を書くのもいいのですが、
それならあえてHPに公開をする必要はありませんし
過去の出来事を残しておけば良いのであれば
ノートに書きとめておけばすみます。

しかし、HPに公開する意味を考えてみてください。
「HPに公開する」=「人に見せることを前提とする」というのが
ネットの暗黙の了解です。

人気のあるサイトさんの日記は
ただ連ねたような日記のように見えるかもしれませんが
人気を持っているサイトさんは何故人気があって読まれるかを考えれば
それはサイトを公開するにあたって「人から見られる」ことを前提に
HPを公開されているので、人への見せ方がうまいのです。

そういうサイトさんの日記は自然と日記の文章も自己満足のものではなく、
人から読まれることを意識して書いているので
文章も洗練され、読み手も多いのです。

さて、そうなると日記を1つ書くのにも文章力が必要になってきます。
数ある日記サイトから、自分の日記や文章を読んでもらいたい。
そのようなときにどうすればいいのか、次回記述しようと思います。


第33話 コンテンツ現状分析編2:日記によるコンテンツ増加方法
第31話 「CGI編2(HP管理編3) CGIを使って効率よくメンテナンス」へ戻ります
目次に戻ります
ホームページ作成講座等あるパステル・ミディリンのTopに戻ります