April 05, 2006
PostgreSQLが使えない
第14回
前回まで、さくらインターネットではMysqlというデータベースが使えるという話をしました。
ところでデータベースって、他にどういうものがあるのでしょうか。
一般的に有名なのだと企業ではOracle社のOracle、IBMのDB2、
あとフリーの有名どころだとPostgreSQLなどがあります。
今回、デメリットとして1つ挙げると
PostgreSQLがさくらインターネットでは使えないという点があります。
私は仕事では、主にDB2を使っていたのでMysqlもPostgreSQLも触ったことがなかったのですが
独学で少しPostgreSQLを勉強しました。
で、さくらインターネットでデータベースが使える!
ということになってさっそく、新しいサービスに乗り換えたのですが
Mysqlの知識がないため、一から勉強することになってしまいました。
SQLそのものは、Mysqlであれ、PostgreSQLであれ、DB2であれ、Oracleであれ
簡単なselect文などはかわらないのですが
SQLを埋め込むプログラムが、MysqlやPostgreSQLはそれぞれ独自にあるので
そこを一から調べるのが最初手間取りました。
といっても、1日、2日あれば大丈夫なのですが、
できれば、MysqlとPostgreSQL両方が使えて、
ユーザーが好きなデータベースを使えるようにしてもらえると
自由度が高いと感じました。
投稿者 midilin : 09:50 AM | コメント (0)
August 12, 2005
ライトプランでは、Mysqlが使えない!
第9回
今まで、さくらインターネットを使うことでどのようなメリットがあるかというのと
前回は値段と容量の説明をしました。
ところで前回、申し込み期間中にプランを1つあげたと書いたのですが
容量の問題だけでなく、他にある機能が使えなかったから上のプランに乗り換えたというのが
大きな理由です。
それは、ライトプランではMysql(データベース)が使えない!
ということです。
さくらインターネットでのデメリットを1つですね。
まぁ、年間1500円でデータベースを利用しようとするのが間違っているのかもしれませんが。
もし、こちらで使えたら5000円のプランではなく、1500円のプランで申し込もうという方が多くなるでしょうからね。
さて、そもそもデータベースとはどんなものかというと
「データの集合」のことのことを言いますが、これだとイメージがつきにくいので
ちょっと例を挙げて説明をしますね。
一般的な知識をまず説明しますが、自分のPCを「クライアント」といい、
HTMLや、プログラムなど、FTPでアップしているPCを「サーバー」
というのですが、
読者さんがホームページを見ようとURLをアクセスすると
私が所有している個人のPCの中にある「クライアント」のハードディスクを見るのではなく、
FTPでアップした「サーバー」の方のページをブラウザで見ていることになります。
サーバーには、作成したHTMLやプログラムなどをFTPでアップしてあるところと説明しましたが
例えば掲示板にCGIを使っていて、掲示板に誰かが書き込んだとき、どういう動作をするかと言いますと
●読者さんが掲示板にアクセスする
↓
●サーバーに置いてあるCGIプログラム(~.cgiや~.plなど)が作動する
↓
●掲示板に読者さんが書き込みをする
↓
●サーバーのCGIプログラム(~.cgiや~.plなど)が作動して、
書き込んだ内容をログで書き出す(例~.logなど)
↓
●CGIが書き出したlogファイルをHTML表示して、
読者さんのブラウザに表示
こうして、読者さんは掲示板の書き込みをして
内容を見ることができます。
これが掲示板の仕組みですね。
この、logの部分、つまり皆さんが書き込んだデータの集まりをまとめて
DB(データーベース)と呼ぶのですね。
少しはイメージがつかめたでしょうか。
で、このデータベースがあなたのサイトで必要かどうかを見分ける必要があります。
その話を次回詳しく掲載いたします。
投稿者 midilin : 11:00 PM | コメント (0)
June 13, 2005
cronが5つまでしか設定できない!
第6回
前回まではcronによりMovableTypeを使うことでblogの自動更新ができるという話をしてきました。
さて、今回は1つデメリットを挙げさせていただきます。
このcronなのですが、さくらインターネットでは5つまでしか設定できないというデメリットがあります。
もっともcronをサポートしているところ自体が少ないので、デメリットになるかどうかといえば疑問でありますが
無限に設定できると思われるとまずいので、今回記述いたしました。
しかしここで1つ勘違いしていただきたくないのは、
MovableTypeの更新が自動で5つまでしかできないというわけではないのです。
MovableTypeの場合、1つのcronの命令で、すべてのblogに指示がいくので
例えばMovableTypeで作成した10個のblogを所有していましたら、1つcronを設定するだけで
10個のblogに自動更新をさせることはできます。
5個までcronが設定できないというのは
MovableTypeを含めて、5つまで設定できるということ
(MovableTypeで1つ使っているので、後4つまでcronの設定ができるということ)
です。
普通にサイトを運営されている方であれば、5つもcronが埋まるということはあまりないとは思うのですけれどね。
あとどうしても、自動設定を6つ以上行いたいという方がいれば、
同時間に実行させるというのであれば、増やすことができるちょっとした裏技(?)があります。
(1)AというサイトでcronA
(2)BというサイトでcronB
(3)CというサイトでcronC
(4)DというサイトでcronD
(5)EというサイトでcronE
(6)FというサイトでcronF
例えば、このような6つのcronを実行させたいとします。
もし、AとBが同時間に行われるcronであれば、
(1)AというサイトでcronA、BというサイトでcronB
(2)CというサイトでcronC
(3)DというサイトでcronD
(4)EというサイトでcronE
(5)FというサイトでcronF
のように、1つのcronの設定で2つの内容を書いてしまえばよいのです。
MovableTypeのcronを起動するとき
cd /home/midilin/www/MT/; ./tools/run-periodic-tasks
のようにcronを設定するという話をしましたが
これも元々は2つのコマンドを組み合わせていまして
実際は
cd /home/midilin/www/MT/
./tools/run-periodic-tasks
この2つを「;」という区切りをつけて、くっつけて実行しているだけなのですね。
これと同じで、全部のスクリプトを後ろにずらずら書けば
複数のcronを1つにまとめてしまえるので、cronの節約になるわけです。
ただ、1つのcronの設定にずらずら書くとわかりにくいので「シェルスクリプト」という方法を使い、
実行できます。
シェルスクリプトについては次回説明いたします。