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* ∵∴* 隠されたFF4ストーリー *∴∵*

FF4の情報を募集します!
ささいなことでもいいですので、あなたの知ってるFF4情報を
教えてくださいっ!
何か知ってるという方は、BBSの方へカキコしてくださいね。
お待ちしてます♪

『リディアが幻獣界で何してたか』
『ルビカンテの過去』
『セシルとゴルベーザ』
小ネタ
『ルビカンテの過去(詳細)』
『セシルとゴルベーザ(詳細)』
『召喚士たちについて』
『暗黒セシルは“服”さえ装備できないけど寝るときはどうするの?』
『ベストキャラクターランキング』
『スクウェア内ベストキャラクターランキング』
『エッジやエブラーナ関係』
『『豆知識』並びに『隠されたストーリー』の裏づけ』
『セシルとバロン国』
『カインと竜騎士団』
『ギルバートとダムシアン』
『ミシディアとパロポロ』
『ファブールとヤン』
『ゴルベーザ軍団』
『ドワーフとアガルトの村』
『FF4の自然』

 

 
『リディアが幻獣界で何してたか』

“普通に暮らしてた”そうです。

“幻界に連れて行かれたリディアは、仲間と別れて落ち込んでいた。それをなぐさめてくれたのが幻獣たちだった。リディアはすぐに心を開き、幻獣たちと友だちになった。
 帰ってきたリディアがたくさんの幻獣を呼べるようになったのも、幻獣たちと戦って勝ったからではない。仲良しだから呼ぶと助けに来てくれる、ということなのだ。”(抜き書き)
 

情報提供者:M∀S∀さん(ファミ通より)

 
『ルビカンテの過去』

彼は元は普通の人間で、パラディンになるために試練の山に登ったのですが、山頂の部屋(?)に入れず大怪我を負ってしまったところ、ゴルベーザに見出され、力を手に入れるためにルゲイエに改造してもらった。
・・・だったはずです。
元々炎系の魔法が得意だったようです。
 

情報提供者:M∀S∀さん(ファミ通より)

 
『セシルとゴルベーザ』

彼らは昔、ファブールの近くの森に住んでいて、武器屋で働いていた。
ある日の晩、月から謎の声が聞こえ、嫌な予感がしたゴルベーザは、物心のついてないセシルを隠した。
ゴルベーザは月に連れて行かれ、セシルは翌日、偶然森を通りかかったバロン王に拾われ、育てられ本編に至る。

情報提供者:M∀S∀さん(ファミ通より)

 
小ネタ

・月で普通に動いていられるのは、魔法で作った目には見えない空気の膜があるから。
・元々FFⅣはファミコンで出る予定だったが、開発途中でスーファミ本体の発売が決定したのでファミコンでの制作はボツ、スーファミ用として一から作り直した。

情報提供者:M∀S∀さん(ファミ通より)

 
『ルビカンテの過去(詳細)』

 ルビカンテの父親は、世界でも5本の指に入る黒魔法の、特に氷系の魔法の達人であった。
ルビカンテは、幼い頃から父親に厳しい修行を強いられ、いつしか父に対して激しい憎しみを覚えるようになっていった。そして、父が得意とする氷系魔法を極度に嫌い、しだいに氷系と対極をなす炎系魔法に興味を持ち始めるのだった。
 父への反発から家を飛び出したルビカンテは、炎系魔法を極め、父を超える魔道士になろうと決意し、単身ミシディアへ渡ったのである。
 ミンウ長老のもと、黒魔道士としての修行を始めたルビカンテは、わずか5年で黒魔法の全てを極めてしまう。特に炎系魔法に関しては、独自の攻撃方法“かえんりゅう”も開発し、魔道士仲間から『火のルビカンテ』と呼ばれるまでになったのである。
 黒魔法を極め、炎を制し、父を超えたことを自認したルビカンテの次の目標、それはパラディンになることだった。黒魔道士として最高の地位を築いたルビカンテは、自分にはパラディンになる力があると信じきっていた。そして、ついに長老の制止にも耳を貸さず、ルビカンテは試練の山へと向かったのだった。
 しかし、結局はパラディンになるための試練を克服することができず、重傷を負ってしまう。このとき、ルビカンテは初めて、自分の愚かさ、人間の弱さを痛感したのだった。
 そんなルビカンテの様子を見ていた男がいた。ゴルベーザである。バブイルの塔から、いつも試練の山を監視していたゴルベーザは、傷ついたルビカンテを塔へと瞬間移動させたのだった。
 ゴルベーザの命令を受けたルゲイエ博士が、ルビカンテの身体に改造手術を施し、ルビカンテは瀕死の重傷から一命を取りとめる。と同時に、モンスターのような強靭な体を手に入れたのだ。
 こののち、ゴルベーザは他の3体のモンスターとともに、ルビカンテをリーダーとした、四天王を結成したのである。

 

情報提供者:M∀S∀さん(ファミ通より)

 
『セシルとゴルベーザ(詳細)』

 ここはファブールの森にある小さな家。ふたりの兄弟が住んでいました。兄は12歳、弟はまだ2歳です。兄弟は両親を亡くしたため、ふたりで暮らしていました。兄は、弟の面倒を見ながら、城の武器屋で働いていたのです。
 そんなある日、兄は弟を寝かしつけると、窓から夜空をながめていました。すると突然、月は赤く輝きだし、そしてそこから聞こえてきた不気味な声が、兄弟を包みました。
「おまえたちは秘めたる力を持った兄弟だ。私といっしょに来い! 青き星を征するのだ!!」
 危険を感じた兄は、眠る弟を抱きかかえ、外へ逃げ出しました。しかし、不気味な声はどこまでもふたりを追ってくるのでした。
 兄は草むらの中に弟を隠すと、月に向かって叫びました。
「おまえは誰だ! 出て来い!!」
 すると赤い月から怪光線がのびてきて、兄のからだを包みこんだのです。次の瞬間、兄は宙に浮かび、そして月へと吸いこまれていきました。何度も弟の名を呼びながら……。
 翌朝、弟は森で通りかかったバロン王に拾われます。そう、この弟こそが『FFⅣ』の主人公セシルなのです。

情報提供者:M∀S∀さん(ファミ通より)

 
『召喚士たちについて』

 ・召喚士たちは、遥か昔に自分たちの力が戦争などに使われるのを恐れ、仙境ミストに隠遁したのだった。
《第6巻14号(通号135号)p121》

・召喚士と召喚魔法の起源についてはさまざまな説があるが、もっとも有力とされるのは次のふたつである。ひとつは、現在でいうテレポやデジョンなど、次元の壁を越える魔法を研究中、偶然モンスターたちの住む世界への通路を開いてしまったという説だ。もうひとつは、モンスターを飼い慣らし、護衛の目的でほかのモンスターと戦わせているうちに、しだいに強力なモンスターが必要とされ、魔法としての体系が確立されていったという説である。いまのところどちらの説が真実かはまだ解明されていないが、ひとつ明らかなのは、召喚士たちがたどった苦難の歴史である。召喚という一種神聖で特殊な能力は、つねに戦争やそのほかの策略などに利用されてきた。それを嫌った召喚士たちは他国から離れ、山あいの小さな村に隠れ住んだ。これがミストの村である。長い年月ののち、血族結婚などにより召喚士としての特殊な能力は濃くなる一方、その人数は確実に減ってきた。それに加え、先ごろ起こった原因不明の火事により、ミストにいた有能な召喚士はほぼ全滅してしまった。一説によると、召喚士の軍事利用に失敗したある国の王が、反逆を恐れて襲撃させたと言われているが、真相は謎につつまれている。
・召喚士が呼び出すモンスターを総称し、“幻獣”という。さて幻獣召喚には、幻獣に心を開かせること、人間界と幻獣の住む幻界を結ぶことのふたつの重要なプロセスがある。幻獣に心を開かせるには、より純粋な精神が必要とされる。つまり男より女、大人より子供のほうが優れた召喚士となるわけだ。ただ幻獣たちは、自分の能力を超える者にしかその力を貸そうとしない。幻獣に戦闘で勝って初めて、彼らを呼び出すことが可能となる。一方、人間界と幻界を結ぶには、黒魔法デジョンなどと同系の魔力が必要だ。黒魔法と召喚魔法が同じMPを消費するのはこのためと考えられる。
・召喚士の武器の弓矢、ロッド、ムチのうち、弓矢とロッドはほかのジョブでも扱える武器だ。召喚魔法を覚える過程で自然に黒魔法も身につけるため、黒魔道士が好むロッドを使うことが多い。幻獣の制御にも使える。一方、ムチは召喚士専用だ。これももともとは幻獣を制御するためで、とくに、ロッドでは扱えないほど強力な幻獣を操るために必要だった。だが、ムチには野蛮なイメージがあるうえ、幻獣は友だちという意味あいが強まっているため、召喚士たちは徐々にムチを使わなくなっている。しかし敵を麻痺させたり、後列からでも攻撃力は変わらないなど、その威力ははかり知れない。
《第6巻27号(通号148号)p101》

情報提供者:アラズラムさん

 
『暗黒セシルは“服”さえ装備できないけど寝るときはどうするの?』

 Q:暗黒セシルは“服”さえ装備できないけど寝るときはどうするの? 下着とかも“暗黒のトランクス”とかをはいてるの?
A:もちろん寝るときはヨロイのままに決まっている。だからローザが夜ばいにに来たときだって……ブツブツ。まあそんなことはどうでもよい。ちなみに下着は着ているようだ。暗黒のトランクスはもちろん、ハデスのトランクスやデモンズトランクスなどもあるらしいぞ。また、ここだけの話、リディアは黒のパンティーをはいているというウワサがある。これらの隠しアイテムを発見した人はFF新聞までご一報を(ホントに探すなよ)。
《第6巻33号(通号154号)p114》

情報提供者:アラズラムさん

 
『ベストキャラクターランキング』

 1位=リディア(280票)
2位=エッジ(183票)
3位=カイン(151票)
4位=ギルバート(74票)
5位=セシル(52票)
6位=ポロム(39票)
7位=パロム(37票)
8位=ルビカンテ(20票)
9位=ヤン(17票)
10位=ローザ(15票)
《第6巻34号(通号155号)p105》

情報提供者:アラズラムさん

 
『スクウェア内ベストキャラクターランキング』

 ◎スクウェア内ベストキャラクターランキング
1位=月の人面石
2位=カイン
3位=つぶれたフースーヤ
4位=エッジ
5位=リディア
《第6巻34号(通号155号)p105》

情報提供者:アラズラムさん

 
『エッジやエブラーナ関係』

 ・忍術を最初に身につけたのは、当時のエブラーナ王、ジェラルダイン。彼がどのようにして忍術を修得したのかについては数々の伝説が残されている。ここではもっとも有力な説を紹介しよう。
・約150年前、ジェラルダインがエブラーナ国の北にある山脈で道に迷ってしまった。山中を歩いていると、ひとりの男に出会ったという。遠い異国からやって来た男で、船が嵐に遭い難破し、エブラーナに流れついたのだった。好戦的なその男は見たこともない不思議な魔法を使い、ジェラルダインに戦いをいどんできた。1週間以上も続いた激闘の末、ジェラルダインは勝利したのである。男の持っていた道具袋を開けてみると、そこには“巻物”が入っていた。巻物には異国の魔法“忍術”について記されてあり、ジェラルダインはこれをもとに、6つの忍術、かとん、すいとん、らいじん、けむりだま、かげしばり、ぶんしんを修得したといわれている。また、このとき異国の男が身につけていた武器、防具が、のちに“源氏”シリーズの武器、防具として世界へと伝わっていくことになるのである。
・こうしてジェラルダインは忍術を身につけたが、術の秘密が外部に漏れるのを恐れ、異国の“巻物”をエブラーナ城内部の地下倉庫に封印してしまう。そして忍術の奥義をジェラルダイン一族の者にだけ伝授していくことにした。こうして忍術は、王家秘伝の技となり、確立されていったのである。

・忍術の原理は黒魔法と同様、知性を研ぎすませエネルギーを作り出すというものだ。ジェラルダイン王家の血を引く者だけが、代々忍術を伝授されるのだ。だが、たとえ伝授されたとはいえ、術を実戦で使えるまでに高めるのは容易ではない。生まれながらの素質はもちろん、厳しい習練が必要なのである。
・その点、エッジはエブラーナ王族のなかでもまれに見る忍術の才能の持ち主だった。わずか10歳のころ、すでに忍術の基本“かとん”をマスターし、15歳にして一人前の忍者として認められた。さらに、まじめで情熱家の彼は毎日の習練を怠ることなく、26歳のいま、6種類の忍術すべてをきわめようとしている。

・手裏剣を製造できる者は世界でひとりしかいない。エブラーナ忍者部隊専属のかじ屋である。彼の卓越した技術で作られた手裏剣は、長年の間、忍者たちの主力武器として使われてきた。しかし、エブラーナ城がルビカンテのモンスター軍団に襲われたとき、かじ屋も命を落としてしまったのだ。そのため、現在では手裏剣を所有する忍者の数も減ってきている。最近は、短剣などの武器を投げる者も出てきたが。
以上《ファミコン通信第6巻25号(通号157号)p157》より

・“ぬすむ”は、忍者特有の“陰身”と呼ばれる、気配を消す技術によって、まず敵のふところに入り込む。そして敵の持っているアイテムを盗み出すのだ。
以上《ファミコン通信第6巻26号(通号158号)p114》より

情報提供者:アラズラムさん

 
『『豆知識』並びに『隠されたストーリー』の裏づけ』

 6月に大人リディアの年齢の話題がありましたが、先日、そのネタ元が掲載されているという雑誌を調べに国会図書館まで調べに行ってきました。
ttp://notserious.jugem.cc/?day=20070522
(↑その際、こちらのページも参考にしました)

結果として、上記のHPやこちらの同盟の『豆知識』と『隠されたストーリー』に書かれてあることの殆どの裏付けを取ることができました!
ちなみに、掲載されていた雑誌はファミ通ではなく、その前身である『ファミコン通信』で、情報の多くは『FF新聞』という一コーナーに掲載されていました。
上記のHPでは、「スクウェアは関与していない」と書かれていますが、私が読んだ限りでは準公式設定―――少なくともスクウェアは認めている―――と考えています。
理由は、NTT出版の設定資料編に忠実であることと、読者からの質問にスクウェアも回答していたことと、後の号で編集部がFF5の予想を独自に行っていた際に、スクウェアに勝手に予想したことを謝罪している文章があったからです(笑)
(↑もっとも、当時のスクウェアが細かい設定までは考えていなかったため、FF新聞の考えた設定に乗っかった可能性も否めませんが)

それでは、『豆知識』並びに『隠されたストーリー』の情報元を発表します。

≪隠されたストーリー≫
1.セシルとゴルベーザ(詳細)
◎ファミコン通信 第7巻6号(通号164号)p101
・絵本仕立てで紹介されており、思わずカラー印刷を頼んでしまいました(笑) 当時12歳と2歳の兄弟が可愛いイラストで描かれています。
・兄の名前を出さなければ、今度のリメイクのプロローグとして追加されるかもしれませんね。
【備考】
・公式設定ではなく、あくまでも『セシルの過去についてもっとも有力な説』として紹介されていました。

2.ルビカンテの過去(詳細)
◎ファミコン通信 第7巻10号(通号168号)p101
・内容はM∀S∀様の紹介されたとおりですが、火燕流は『黒魔法ファイガとトルネドのパワーを合体させて、複数の標的に大ダメージを与える技』と紹介されていました。また、あの炎のマントはゴルベーザから譲り受けたもので、マントの炎のパワーを合わせることで火燕流の威力をさらに増しているそうです。これならゴルベーザより強いのも納得できますね(笑)
・実際に読むまで半信半疑だったのですが、改めて驚きました。何よりミシディアの長老の弟子だったこともあったなんて! ルゲイエに陰口を叩かれていたこともこれで納得です。改造した相手の下位についたわけですから(笑)

3.小ネタ
・すみません、印刷しなかったので号は不明ですが内容は合っています(汗)

4.リディアが幻獣界で何してたか
◎ファミコン通信 第7巻4号(通号162号)p101
・内容は全て合っています。

≪豆知識≫
1.キャラクター年齢&大人リディアの年齢
◎ファミコン通信 第6巻37号(通号158号)p164
・「20歳くらいです。ローザと同じくらいですね」(スクウェア)
・同じページにゴルベーザの年齢も掲載されていました。「30歳です」(スクウェア)
・残念ながら、S様の提供された坂口さんの記事は発見できませんでした(汗)
・ちなみに、当時の読者は大人リディアを16歳前後と考えている人が多かったそうです。
・エッジと釣り合わせるには、20歳で丁度いいのかもしれませんね。EDの前に一度戻っているので、さらに年齢差が縮まっているのでは?

情報提供者:アラズラムさん

 
『セシルとバロン国』

 【主要産業】
・主要産業は農業と工業である。農業では、麦、ぶどうの生産が有名。無農薬で作ったこれらは、最近の健康ブームと重なって大人気となっている。工業においては、飛空艇のエンジン材料、アダマンミスリルの精製が盛んである。この精製技術はバロンの重要機密事項となっているため、飛空艇生産を独占。他国から苦情が来ているという。

【“赤い翼”】
・バロンには世界最強といわれている軍団、飛空艇団がある!! “赤い翼”と呼ばれている軍団で、入団するにはきびしい試験を受けなくちゃならない。毎年1回、日本でいうとちょうど受験シーズンのころ。バロン城内で飛空艇団入団試験を実施。多くの若者が受験しに来る。なかにははるか遠い村から何ヵ月もかけてやって来て、「募金するからオラも“赤い翼”に入れてくんろー」なんてヤツもいるみたいだ。おいおい、“赤い翼”と“赤い羽”をまちがえてんじゃねーよ!! 
・いくら多くの受験者が集まっても、合格できるのはほんの数人。飛空技術の実技試験から、筆記試験、面接まであり、超エリートじゃないと入団は不可能。まして高所恐怖症なんていうマヌケな野郎は絶対に無理!!
・そんななかでも群を抜く才能の持ち主が主人公セシル。子供のころから技師シドの飛空艇に同乗していた彼は、操縦なんてお手のもの。今では飛空艇団団長にまでなった!!
以上《ファミコン通信第6巻16号(通号137号)p157》より抜粋。

【バロン王との出会い】
・セシルの運命を変えたのは、バロン王との出会いだった。ファブールの近くの森で泣いていた2歳のセシルを見つけたバロン王は、自分のもとに引きとって育てることにした。若いころナイトとして活躍していた王は、自分と同じ資質を幼いセシルに感じたからだ。
・セシルはバロン王のような勇敢なナイトになることを目指して、15歳でバロン兵学校に入学。その後、尊敬する王の命令により暗黒騎士となる。

【暗黒騎士】
・暗黒騎士になるためには、すぐれた剣の技術も必要だが、暗黒剣の負の力(ダークフォース)を制する強い精神力が必要だ。もちろん、セシルは負の力に負けない精神力と正義感を持っていた。しかし一般の人々は、暗黒の力で人の命を奪う非情な戦士だと、セシルのことを恐れている。
以上《ファミコン通信第6巻17号(通号138号)p157》より抜粋。

――――――――――――――
・暗黒騎士には負の力に支配されない強い精神力が必要という設定は初耳でした。『暗黒騎士=負の力を受け入れた騎士』というイメージがあったので。

 

情報提供者:アラズラムさん

 
『カインと竜騎士団』

 【歴史】
・バロンは古くから良質の飛竜の産地として有名だった。いまからおよそ200年前、これに目をつけた当時のバロン王は兵士たちに竜に乗る訓練をさせた。これが竜騎士の始まりだった。
・竜騎士団は、その機動力と攻撃力でたちまちバロンの主力兵団となった。しかし、だれもが竜騎士になれるわけではなかった。竜を乗りこなすにはあるていどの素質が必要だったため、いつしか、その技術を世襲制で伝えていく“竜騎士一族”ができていった。これがカインの先祖なのだ。
・時は流れ、その竜騎士団に絶滅の危機がきた。良質の竜が減っていることに加え、飛空艇が発明されたことがその大きな原因だ。飛空艇は誰にでも乗れ、大量生産もできる。そして赤い翼が結成され、ついに主力兵団の座を奪われてしまったのだった。その結果、竜騎士はひとりふたりと減っていった。しかし、そんな中にひとり竜騎士として生き続けているのが、カイン=ハイウインドなのだ。
・竜騎士団長であった父のもとで、彼は父の乗る竜を友として育った。最近、バロン王は兵士に暗黒剣を極めることを強制している。カインにも何度か誘いがあったらしいが、彼はかたくなに竜騎士としての自分を守り続けている。いまは亡き偉大な父を強く尊敬し、誇りに思っている彼の、王に対するせめてもの抵抗なのだろう。
・竜騎士たちをここまで追い込んだのは、飛空艇開発者のシドであろう。しかし、シドがカインの父と幼なじみだったことを考えると、なんとも皮肉な運命といえよう。

【ジャンプ】
・竜に乗る、というのは並の技術じゃない。身軽さ、瞬発力、強い脚力の三つがそろわないと、竜の動きについてゆくのは不可能だ。そのかわり、敵の頭上から攻撃することができるので、戦闘を有利に展開できるのだ。
・竜騎士の技術と頭上攻撃の有利さ。この両方を活かしたのがジャンプ攻撃だ。騎乗に適する竜が減ってきたころの、竜騎士たちのアイデアだった。いま、ジャンプ攻撃ができるのはたったひとり。幼いときから父の遺した竜に乗っていた、カインだけの技なのだ。
以上《ファミコン通信第6巻18号(通号139号)p157》より抜粋。

――――――――――――――
『設定資料編』に「親子二代で隊長に任命されたのはカインが初めて」と書かれていますが、これだと他に竜騎士がいなかったからとも受け取れますね(笑)

情報提供者:アラズラムさん

 
『ギルバートとダムシアン』

【歴史】
・いまから数百年前、現在のギルバート王子の先祖にあたる人物が、“砂漠の光”と呼ばれる物質を発見したことから、王家の歴史が始まった。

【“砂漠の光”】
・“砂漠の光”は砂漠地帯の風土病、高熱病の特効薬。道なき道を切り開き、巨大生物アントリオンの住む洞窟から“砂漠の光”を持ち帰った功績によって、ギルバート一族は王位についた。またこの物質は宝石としても高額で取り引きされ、王国の重要な財源になっている。現在では、バロンとの技術協力によって完成したホバー船でアントリオンの洞窟に行けるようになった。ただし、“砂漠の光”の乱獲を防ぐため、王室の許可が必要と定められている。

【王家】
・王家は商人の出身、国そのものも商業国家なので、ほかの国のように堅苦しいイメージはない。一般市民も、自由に城に出入りできる。城内には誰でも利用できる回復の壺がある。この壺には、城が建つ以前から存在したオアシスの精気が封じこまれており、体力や精神力を完全に回復できる効用があるという。

【ジョブ】
―――能力の点からいうと、ギルバートの“王族”というジョブはおかしい気がしますが?
スクウェア:確かに、能力からいうと彼は吟遊詩人ですね。しかし、これは世を忍ぶ仮の姿で、本来は王子なのです。ギルバートは性格的にものんびり、おっとりした貴公子タイプなので、ジョブはあえて“王族”にしました。
以上《ファミコン通信第6巻22号(通号143号)p157》より抜粋。

――――――――――――――
ギルバートについてはもう一つ面白い情報があるのですが、それは後に回します。



情報提供者:アラズラムさん

 
『ミシディアとパロポロ』

【紋章】
・ミシディアの紋章には、伝説からとられた“闇と光”の図案の下に、白魔法と黒魔法の融合を示す輪が描かれている。

【白魔法と黒魔法】
・古の魔法の時代、黒魔法による無意味な殺傷が続いたとき、ひとりの女性が現れた。彼女が負傷者に手をかざすと、たちまち傷は癒えていった。白魔法の誕生である。その女性は白魔道士の先祖にあたるわけだが、名前は伝わっていない。
・このように、白魔法と黒魔法は発生時期が異なっている。だがそれ以上に原理そのものが違う。相手を助けたい、という術者の心そのもの、つまり精神力をエネルギーとし、相手の生命力に働きかけているのが白魔法だ。一方、黒魔法は破壊衝動をもとに、知性を用いて呪文を制御しているのだ。

【ローザの母】
・彼女は白魔道士としてバロンに渡り、当時ナイトだったバロン王を助け、ともに戦った竜騎士と結婚した。ローザの優れた能力は、ミシディアの血から来ているわけだ。
以上《ファミコン通信第6巻23号(通号144号)p157》より抜粋。

【デビルロード】
・最初に通ったのは、バロンの竜騎士隊長の花嫁となるミシディアの女性。のちにローザの母となる人だったのだ。なお、デビルロードというのは通称。強い精神を持たない者が使うと、体力を奪われて死ぬ危険があるのが名の由来だ。
以上《ファミコン通信第6巻30号(通号151号)p114》より抜粋。

【パロムとポロムの両親】
―――パロム、ポロムの両親ってどんな人? やっぱり優秀な魔道士なんですか?
「ミシディアのごく平凡な黒魔道士と白魔道士です。ふたりの資質に目をつけた長老が引き取って修行させているのです」(スクウェア)
以上《ファミコン通信第6巻25号(通号146号)p86》より抜粋。

――――――――――――――
白魔法の起源やローザの母の出身など、初めて目にする設定が多いと思います。
当時ナイトだったバロン王とローザの母と竜騎士がいったい誰と戦ったのか、非常に興味があります。

【デビルロード】の項目には矛盾が幾つか存在します。他と違いページの隅にオマケとして載せられていた情報なので、信憑性は薄いです。
1.『設定資料編』では、デビルロードが繋がったのは約150年前以降のため、ローザの母の年齢に無理が生じます。まさかソーサルレディと同じく肉体を若く……?(笑)
2.ローザの母が結婚したのは当時の竜騎士隊長となっていますが、カインの父親も竜騎士隊長なので、これではローザとカインが兄妹ということになってしまいます。結婚したのはカインの父の前の隊長かもしれませんが。



情報提供者:アラズラムさん

 
『ファブールとヤン』

【暗黒騎士レオナルト】
・(ファブールがホブス山より下山し、寺院を建立してから)数十年後、レオナルトという傷ついた暗黒騎士が寺院にたどりついた。暗黒騎士といってもバロンの者ではなく、自らを鍛錬して暗黒剣を極めた一匹狼だ。もともと暗黒騎士はプライドが高く、己れに自信があるので他人に頼ることはしない。しかしレオナルトはそれさえかなわないほどの傷を負っていたのだ。

【ヤン】
・鋼のような筋肉を持ち、寡黙で恐ろしいイメージのあるヤンだが、じつは礼儀正しい紳士。いつもキマった身なりをしており、服装のセンスは抜群。女性にモテモテだ。
以上《ファミコン通信第6巻24号(通号145号)p157》より抜粋。

【ヤンの奥さん】
―――ヤンのおくさんの名前が知りたいよぉ。じつは決められてなかったりして。
「いいえ。アーシュラといいます。最初はこの名前でとおす予定だったのですが、あまりに多くのキャラ名が氾濫してしまうので、おくさんになってしまいました」(スクウェア)
以上《ファミコン通信第6巻25号(通号146号)p89》より抜粋。

――――――――――――――
レオナルトはバロンの人間ではなかったそうです。では、どこで暗黒剣を身につけたのでしょうか? 考えてみれば、ハデス装備が地下水脈内の宝箱にあったことも謎ですね。かつてはFF4の本編の時代よりも暗黒騎士が多かったのでしょうか?
ところでヤンの奥さんの名前ですが、今度のリメイクではどうなるでしょうか?
しかし、幻獣王のお妃様と微妙に被る名前ですね(笑)



情報提供者:アラズラムさん

 
『ゴルベーザ軍団』

【四天王】
・四天王は、もともとゴルベーザ軍団の一介でしかなかったが、その戦闘能力を買われて出世したものばかり。一方のルゲイエは頭脳を買われているだけなんだけど、四天王のことをライバル視している身の程知らずだ。

【ルビカンテ】
・四天王のリーダー格。もとは人間だったが、人間であるがゆえの弱さに嫌気がさし、ゴルベーザの臣下となる。ゴルベーザに仕えたことにより、魔物の力を得ることができたのだ。人間だったことは質実剛健の戦士だった。精神はいまもそのまま。礼儀正しい戦いを好み、相手の弱点を攻める卑怯な戦法を嫌悪している。それはまさに紳士といえよう。

【バルバリシア】
・妖艶な姿を持つ絶世の美女。華麗な薔薇を連想させるような外見のとおり、とげとげしい表情を持っている。自慢の髪は身長の3倍ほどにもなり、体に巻きつけて誇示している。戦闘時はこの髪を使って自らの周囲に風を起こす。

【カイナッツォ】
・バロン王に化けていた。背中に亀の甲羅のようなものを背負っているので亀に見えるが、その下はリザードマン、つまりとかげ男のような姿をしている。四天王の中では一番下品で残虐な性格で、大量殺戮などを好む。

【スカルミリョーネ】
・体をフードで覆い隠している。その下からは鋭い眼光だけが不気味に輝いている。アンデッド軍団のボスだけあって、自分自身もアンデッドなのだ。フードを取ると、朽ち果てた動物の死体をつなぎあわせてできた無残な体がのぞく。
以上《ファミコン通信第6巻28号(通号149号)p106》より抜粋。

【メーガス三姉妹】
・長女マグ=自称18歳。武器:長い柄のついたカマ。特技:リレイズ。長女だが性格はノンビリしている。直接攻撃が得意だが、妹がやられるとリレイズで生き返らせる、という姉らしいところも見せる。
・次女ドグ=年齢24歳。武器:ヤリ。特技:攻撃補助魔法。3人のなかで一番のシッカリ者。いつも姉と妹の面倒を見ている。デルタアタックのポイントとなる張本人で、コンフュなどのイヤらしい魔法も使ってくる。
・三女ラグ=年齢15歳。武器:ナイフ。特技:黒魔法。いつもチョコマカと動き回っているタイプ。デルタアタックのメインであるファイラなどの黒魔法を使ってくるが、長女のマグがやられると魔法のパワーが落ちてしまう。
・「(モデルは)とくにいません。ただ、三位一体の攻撃をする敵を作りたかったんです。で、3人にできるだけ個性を持たせたら、あんな姿になりました」(スクウェア)
・「(名前は)夢野久作の小説『ドグラ・マグラ』から取りました。深い意味はなく、語感がぴったりだったので」(スクウェア)
・「(デルタアタックの由来は)敵が使うリフレクってイヤですよね。味方の攻撃魔法が使えませんから。そこで、敵がリフレクを使い、しかも味方のリフレクが効かないような攻撃を考えた結果が、デルタアタックです」(スクウェア)
以上《ファミコン通信第7巻12号(通号170号)p101》より抜粋。

【デザイン】
―――モンスターのデザインはどんな順序で進むんでしょう?
スクウェア:「まず、文章で名前や特徴を作ります。それをイラストレーターに渡して絵にしてもらい、そこからさらに手直しをするわけです」
―――どんな手直しをするんですか?
スクウェア:「絵にしてみると、文章では思いつかなかったことが出てくるわけです。たとえば、ルビカンテのイラストにマントが描かれていたんで、このマントで冷気を防がせよう、といった具合です」
―――デザインで気に入っているモンスターはありますか?
スクウェア:「リルマーダーなんかがいいですね。いちばん弱いゴブリンの姿で、自分の弱点を言って、安心させて裏切るという」
―――プレイヤーをひっかける楽しさですね。
以上《ファミコン通信第7巻7号(通号165号)p132》より抜粋。

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カイナッツォが実は亀ではなかったことよりも、マグが年齢詐称していたことよりも、イラストから戦闘パターンを決めていたことが驚きです。今まで戦闘パターンからイラストを描いていたと思っていました。



情報提供者:アラズラムさん

 
『ドワーフとアガルトの村』

【歴史】
・昔々のこと。地底に住むドワーフ族の青年、アガルト・ジオットは、世界のどこかに“地上”という場所があることを信じていた。しかし、町のなかには彼の話を聞くものはおらず、彼はいつも仲間はずれにされていた……。そんなある日。アガルトは神の鳥にまたがり、宙へと舞い上がった。それ以来、地底でアガルトの姿を見たものはいないという。
・じつは、アガルトはマグマの海の果てでかすかな光を見つけ、そこへ向かって飛び続けていたのだ。真っ白な光の中を抜けると、目の前にはまばゆいばかりの大空と、青い海が広がっていた。
・あこがれの地上へと到着したドワーフ族の青年アガルトは、そこで暮らすことになる。そして地上の女性と結婚し、子孫を残していったのだった。アガルトの血を引く者たちは、やがて小さな集落を形成してゆき、それを村へと発展させていった。そして、アガルト・ジオットの名をとり、村の名前を“アガルト”としたのである。

【太陽の石】
・地上のアガルトと地底のドワーフたちを結び付ける重要なアイテムとして“太陽の石”と呼ばれる石が現在に伝わっている。これは、ドワーフ族がいつも身につけている石製のお守りで、アガルトが地上へやってきたときに持ってきたものだ。

【神の鳥】
・神の鳥とは、ずっと昔、地底に数多く生息していた鳥である。神の鳥には速く走る、MPを回復する、空を飛ぶ、荷物をお腹の中に貯める、という4つの能力があった。現在、地底で生息している神の鳥は、ドワーフの城にいる1匹だけである。本来持っている4つの能力のうち、3つが退化し、アイテムを預かる能力だけが残ったものだ。もともと神の鳥は地底の生物だったが、アガルトが地上へ乗ってきた1匹が繁殖し、地上に住みついてしまった。それが“チョコボ”である。しかし能力は分断され、現在ではそれぞれの能力を活かした4つの種類がある。
・なぜ、地底の神の鳥は数が激減したのか。その件について、トロイアにあるチョコボ保育園の園長は次のように述べた。「約500年前、地底で地殻変動が起きました。そのせいで気温が急上昇し、彼らにとって住みにくくなったのです。その点、地上は気温も安定し、ギサールの野菜も豊富なため、繁殖したのでしょう」

【ラリホー&ハイホー】
―――なぜドワーフたちの口ぐせは、いつも「ラリホー」「ハイホー」なんですか?
・スクウェアによると、「ラリホー」は、なつかしいアニメ“スーパースリー”の「ラリホー、ラリホー、ラリルレロ」から。「ハイホー」は“白雪姫”の小人が歌う、「ハイホー、ハイホー」からきているそうだ。

【コリオ天文台】
・アガルトの村に住んでいる天文学者、コリオ・ギュスターヴ(40)が開いた天文台である。ギュスターヴ家は、代々老舗の道具屋として名をはせてきたが、子供のころから星に興味を持っていたコリオは全財産を投げ売って天文台を建ててしまったのだ。それ以来、彼は毎日星を観測している。彼の著書に『月の満ち欠けと人生の歴史』、『星座の名前、その由来』、『夜空のロマンチシズム』があり、いずれもベストセラーだ。
・全長10メートルの巨大な望遠鏡がある。世界で唯一の天文台だ。
以上《ファミコン通信第6巻29号(通号150号)p105》より抜粋。

【ドワーフの色】
―――ドワーフってどうして黒いの? なんか理由があるんだったら教えて!
スクウェア:「ドワーフは地底で生活しているため、明るいところは苦手なんです。つまり地上でもまぶしくないように……。大リーガーの目の下が黒いのと同じですね」
以上《ファミコン通信第6巻25号(通号146号)p88》より抜粋。

【地底の明るさ】
―――地下の世界が明るいのはナゼ? 太陽の光は入らないはずなのに……。
スクウェア:「マグマの照り返しのせいで明るいのです。地底にも太陽がある。マグマという名の太陽が……」
以上《ファミコン通信第6巻25号(通号146号)p97》より抜粋。

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アガルトの村の住人が何故ドワーフの血を引いているのか、(公式か非公式かは別として)これで明らかとなりました。ところで、個人的にはシドもドワーフの血を引いているとしか思えないのですが……(笑)
ラリホーの出所については初耳です。DQの呪文ではなかったんですね(笑)



情報提供者:アラズラムさん

 
『FF4の自然』

 【寒帯】
・『Ⅳ』のマップは画面の上方向が北で下方向が南。我々が使っている地図と同じだ。しかし現実の地図と『Ⅳ』のワールドマップには大きな相違点がある。北極・南極とその周辺にあるはずの寒冷な地域が見当たらないのだ。マップの上下はループしているので、寒帯に相当する地域はループ部分の海なのだと考えることができる。しかり両極の周辺では低温によって海が凍ってなければならないのに、氷は見えない。『Ⅳ』の世界では空気の熱伝導率が高いので、どの地域でも気温はほぼ同じ。寒帯も熱帯もないのだ。高緯度地帯のフィールドに出る敵も特別寒さに強いわけではなく、他の地域と変わらないぞ。

【海】
・『Ⅳ』の世界ではどこも気温があまり変わらない。このことはさらにもうひとつ、現実の世界との相違点を生み出している。海水の温度もほとんど一定なので対流が起こらず、大きな潮流も発生しないのだ。そのうえ、『Ⅳ』の世界には潮の満ち引きが存在しない。我々の世界では、月と地球の位置関係によって“潮汐力”という力が発生し、満ち潮、引き潮を作り出す。しかし、『Ⅳ』の世界ではふたつある月がたがいの“潮汐力”を打ち消しあうのだ。したがって、『Ⅳ』の海は海流も潮の満ち引きもない、とてもおだやかな世界になる。潮の満ち引きがないので、海岸線が大きく移動することもない。船から上陸したいと思ったら、どこの海岸にも好きなように船を乗りつけられる。特別に港を作る必要はないわけだ。港を持っているのは、ファブールだけだ。

【結論】
・『FF』に限らず、RPGの舞台になる世界は多かれ少なかれ常識とは異なっている。「ゲームだから理屈に合わない点があるのはしかたない」と無視してしまわずに、理由を想像するのも楽しいぞ。

【ワールドマップ】
―――『FF』シリーズには地形に関係するイベントがよく出てきますが、イベントを考えてからマップを作るんですか?
スクウェア:「場合によりますが、重大なイベントなどはそれに合わせてマップをデザインします。逆に、マップに合わせてメッセージを変える場合ももちろんあります」
―――どうして地形が重要なカギになることが多くなるのでしょう?
スクウェア:「やはり飛空艇の存在が大きいです。マップ上を自由に飛びまわれますから、地形も探しやすいわけです。『鷹のつばさ』なんていうヒントを頼りに大空を駆けめぐるのはやっぱりロマンがありますからね」
―――飛空艇は単なる移動の手段だけではないというわけですね?
スクウェア:「ええ、とくに『Ⅳ』では飛空艇の飛行画面がよくできてますから、実際に空を飛んでいるような気分を味わってもらえると思います」
以上《ファミコン通信第7巻9号(通号169号)p148》より抜粋。

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FF4の世界は海流が存在しない穏やかな海とされていますが、設定資料編では『エブラーナの周辺の海域は海流が極端に激しく、他国の船の接近が不可能に近いため、他国の影響を受けない独自の文化が誕生した』とあるので矛盾が生じています(汗)



情報提供者:アラズラムさん