クランベリーはヨーロッパ、北アメリカ両大陸の寒冷地に生育するツルコケモモ科の小果樹で、アメリカでは品種改良が行われて大規模に栽培されており、一般的にはジュースや料理用ソース、菓子などに利用されている。
アメリカでは七面鳥料理にかかせないもので、アメリカインディアンが生薬として利用していたとも言われているが
今では一般飲料として広く普及している。
クランベリーとはインディアン達が古くから利用しており、干し肉を細かくして固めた保存食ペミカンの材料に使うほか、染料や毒矢の毒を消す湿布薬として利用していた。ボストンからケープコッドにかけては今でもクランベリーの栽培が盛んな地域で、メイフラワー号でプリマスに上陸した入植者たちも、インディアンに教わって、豊富なクランベリーを食生活に取り入れるようになった。
クランベリーにメープルシロップを加えて七面鳥に添えたのが、クランベリーソースの始まりと言われている。
心臓病の多いアメリカではコレステロール値が高いと指摘されたらクランベリーを摂ると言うぐらい一般的な果物で、食物繊維とビタミンの含有量が高く、脂肪分が低い。
具体的な栄養分はビタミンCが豊富で、他にもカリウム、銅、マグネシウム、カルシウム、リン、鉄などのミネラルがクランベリーに含まれている。
日持ちも良く冷蔵保存しても劣化が少ないので、壊血病予防のために昔は捕鯨船に積み込まれていいた。
大腸菌などが粘膜に付着するのを妨げる力があり、尿路感染症の予防や治療に役立つと言われている。虫歯や歯周病を予防するという研究もあるとのこと。
また研究の結果、北米産クランベリーは、尿路感染症の補助的療法としても効果があることが明らかになっている。
クランベリーの働きとしては
・ポリフェノール値が他の果実に比べ非常に高い為、動脈硬化を防ぎ血液をサラサラにしてくれる
・果実にプロアントシアニジンが含まれている為、非常に強い抗酸化作用がある
・胃の活性化に効果がある
・尿路感染を防ぐ
・歯肉炎を防ぐ
・豊富に含まれる食物繊維や各種のミネラルは、脳卒中、ガン、心臓病等の生活習慣病予防
などが挙げられており、女性に多い膀胱炎ではクランベリージュース

(「膀胱炎」については、1840年代にドイツ人の研究者がクランベリーを食べた後、人々はヒップリック酸として知られる抗バクテリア化学物質が含まれる尿を出すことを発見され、アメリカの研究者がクランベリーの日常的な摂取により酸化した尿が、膀胱炎の尿の感染症を防ぐかもしれないということを発見。
感染症は通常大腸に見られるバクテリアが尿に見られるようになり、しばしば痛みを伴う。最近の研究では、再発する膀胱炎に苦しむ73%の人が3週間、クランベリージュースを飲んだ後、有意に改善したという報告があり。
尿の酸味がハーブの有効性とは何の関係もないことを研究者たちは示し、クランベリーは感染症の可能性を減少させて、尿管の裏にくっつくことで感染菌から守ることができる。
具体的にはキナ酸という成分が多く含まれており、体内で代謝されて馬尿酸に変化することにより、
酸性物質になり、感染菌の増殖を防ぐことにより、尿の混濁が改善される。
よって感染症を取り除き、継続を減少させることに有効だと言われている。
なおクランベリージュースには100%ジュースとそうでないものがあるが、砂糖が入っていない100%のものは酸っぱく、人によって若干飲みにくいが健康である)
他にも悪玉コレステロールを減らすことで心臓病予防になると、1998年アメリカウィスコンシン大学で発表された。クランベリー抽出液は心臓病を引き起こす酸化作用を抑制し、心臓血管病のリスクを増大させる血液中のLDL(悪玉コレステロール)の酸化を抑えることができることが分かり、心臓病の多いアメリカでは、「コレステロール値が高い」と指摘されたら、マーケットに行ってクランベリージュースを購入する、という位、クランベリーの薬効は認知されている)
またカナダのWestern Ontario大学(2000年4月発表)の研究発表によると、クランベリージュースを用いた動物実験で、乳がんの転移の抑制、進行の効果を確認されたとのこと。
膀胱炎に効くということで有名なクランベリージュースだが、ポリフェノールが、赤ワインに匹敵するほどの量が含まれていることが最近わかった。
具体的にクランベリーが花粉症に効くという記述を見つけることができなかったが、ポリフェノールと花粉症の効果は過去に10回以上
「花粉症とポリフェノール」
http://midilin.sakura.ne.jp/kahun/index.php?mode=show&UID=1106708400
「花粉症とアガリクス茸」
http://midilin.sakura.ne.jp/kahun/index.php?mode=show&UID=1106482606
「花粉症と玉ねぎ」
http://midilin.sakura.ne.jp/kahun/index.php?mode=show&UID=1106361234
「花粉症と木酢液」
http://midilin.sakura.ne.jp/kahun/index.php?mode=show&UID=1106017445
「花粉症と竹酢液」
http://midilin.sakura.ne.jp/kahun/index.php?mode=show&UID=1106017286
「花粉症とトマトエキス」
http://midilin.sakura.ne.jp/kahun/index.php?mode=show&UID=1105931014
「花粉症と甜茶(てんちゃ) 」
http://midilin.sakura.ne.jp/kahun/index.php?mode=show&UID=1105930970
「花粉症とシソ」
http://midilin.sakura.ne.jp/kahun/index.php?mode=show&UID=1105930866
「花粉症とバラの花エキス」
http://midilin.sakura.ne.jp/kahun/index.php?mode=show&UID=1105930814
「花粉症とミントティーとペパーミント」
http://midilin.sakura.ne.jp/kahun/index.php?mode=show&UID=1105930732
「花粉症と花粉症とチョコレート」
http://midilin.sakura.ne.jp/kahun/index.php?mode=show&UID=1108609269
「花粉症とココアポリフェノール」
http://midilin.sakura.ne.jp/kahun/index.php?mode=show&UID=1108786918
と記述しているので、クランベリーも効果があるのではクランベリーとクランベリージュースについて調べてみた。
またクランベリーについては
「クランベリーサーチ」
http://midilin.sakura.ne.jp/search/cranberry/
でも掲載をしている。
参考URL
http://www.kenbijin.com/seibun/kuranberi.html
http://plaza.harmonix.ne.jp/~eino/thema/cranberry.html#crantop
http://allabout.co.jp/health/healthfood/closeup/CU20041008A/
http://www.810.co.jp/mini/489295411X.html
http://www.enjoy.ne.jp/~katsuhirokun/jiten.htm
— posted by midilin @ 08:27PM
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