【第24話】

コントロールチェンジ ふぁいる3


今まで、書いてきたものは比較的簡単なコントロールチェンジで

お手軽に使えちゃうのを紹介してみた。


今度は多少、難しいものを挙げてみようかと思う。

別にこれらがなくても曲は作れるんだけれど

これらを知っていると曲の細かいところまで設定できるから

1つ1つの楽器をより本物の音に近づけたいとかに

使用するといいかも?



まず、1つの音を鳴らすことを考えてみようね。


音が鳴り始めてから消えるまでにどんな変化があるか?

これってすごく大切な要素なの。

1つの音を分解して考えてみると


鍵盤を押した瞬間

(1)音がだんだんなりはじめ、音が大きくなる

(音が立ち上がる)


鍵盤を押している間

(2)音が一番大きいときから少しずつ音が小さくなってくる


(3)ある程度小さくなると音が持続される


鍵盤を話すと

(4)音がだんだん消えていく


このように分解できるんだよね。

これをMIDI用語(?)で言うと

(1)アタックタイム

(2)ディケイタイム

(3)サスティンレベル

(4)リリースタイム


これらをコントロールチェンジを使ってある程度設定できてしまうの。


でも、通常は後に述べるNRPNを使って行うのが一般的なんだけれど

一応、ここでコントロールチェンジを使ってもある程度はできるみたい。


<アタックタイム>

(コントロール73)


(1)のように、音の立ち上がりを変えるもの


<リリースタイム>

(コントロール72)

(4)の音の余韻の時間を変えるもの


この2つはコントロールチェンジでいじくることができるみたい。

(他のもできるのかもしれないけれど、私は知らないわ)


何となく、イメージができたかしら?


あと、もう2つ、面白いコントロールチェンジがあるから

それも紹介しようと思う。


<カットオフ周波数(フリケンシー)>

(コントロール74)


音色の明るさを変えるもの。

+にすると音が明るくなり、-にすると音が暗くなる


<レゾナンス(ハーモニックインテンシティー)>

(コントロール71)


これは、私もあまり理解していないんだけれど・・・・・・

カットオフと組み合わせて使い、

音色に独特のくせをつけるもの



このようにMIDIでは、コントロールチェンジを使い、

簡単に音をいじくることができちゃうの。


88Pro音源はこれらのコントロールをすべて使うことができるようだ。

でも、前にあったみゅーじ君はSC-55STというもので、

使える機能も、限りがあったみたい。

ちなみにGSは、音源の良い悪いで

使えるコントロールと使えないコントロールがあるけれど、

XG音源に関しては、すべてのコントロールが使えるみたいで、

これはこれでお得よね。


以上、3回にわたってMIDI・コントロールチェンジ講座をしてみた。

ためになった?


第25話 「RPN」

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