【第144話】

私だけに与えられた宝物


異世界の入り口を探し始めた私。

人がいない所に”異世界”への入り口があるとにらんだ私は

人の足では行くことのできない、山脈のある地域を中心に

ラーミアで探すことにした。

まずは、アリアハンの東にいちする、山脈、

ここを南から、北へずっと見ていこう。


アリアハンを出て、数時間後、ようやく海をわたり、大陸が見えてきた。

空から景色を見るってとても素敵・・・・

最初にラーミアに乗ったときは

バラモスを倒すことで心にゆとりがなかったかもしれない。

いや、今だって、それほどゆとりがあるわけでないんだけれど

でもあせったところでどうしようもないし、そういう意味では

以前より自分でも落ち着きが出てきたのかもしれない。

空からの景色がこんなにきれいだとは思わなかった・・・・・

もっと早くきがつけばよかったな・・・・・・

 

この景色を見ることができるのは、私だけなのよね。

いずれ、技術が発達して人間が空を飛ぶときがくるのだろうか。

そんなときがくればいいな。

もっといろいろな人に空の雄大な景色を見て欲しい。

 

今、地図でいうところの関東にいるわけだ。

・・・・・・・ん?

ここは・・・・・・・・ミリーがいる海賊のアジトの近くじゃないの?

 

そうだ・・・・・・バラモスを倒したらミリーに会いに行くって約束していたんだ。

寄っていってみよう・・・・・


第145話 海鮮鍋+アルコール=チェルト壊

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