【第17話】

ポカパマズ


賢者になりそこねた私は、さらに東に進むことにした。

かわいいくせに、スライムつむりベビーサターン

いやらしい攻撃を繰り返してくる。もぅ、いや!


「あっ!ポカパマズさんだ、あ、でも、女の人か」

「おぉ、ポカパマズじゃないか、え?違うのか。でも似ているなぁ」

(なによ、そのおかしな名前は・・・・・)

どうやら、以前このムオルの村にポカパマズという人が

訪れたということだ。

しかも最初の子供の話だと男の人らしい。

そりゃ、私、男の子ぽいところあるけれど、そんなに似ていたのかなぁ?


「オルテガさんによく似ているなぁ」

「え!今、なんて言いました!!」

「君、オルテガさんに似ているねぇ」

「・・・・・お父さんが・・・・・お父さんがこの村に来たんだ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お父さんのことを知っている人がいた。話を聞いてみると

どうやら、魔物に襲われていたところを父さんに助けられたそうだ。

この時に、父さんも怪我をして、何日かこの村に滞在していた。

父さんは村の人気者で、子どもには特に人気があったみたい。

ふふ、父さんらしい。

お父さんがこの村にいたのは、もう何年も前のことでその時に

忘れていった「オルテガの兜」をもらった。

父さんがつけていたものと考えると勇気が湧いてきた!


確か、ここのイベントってポポタという少年が水鉄砲をくれる

イベントだったけれど変わっていたので、少しシリアスに書いてみました。

第18話 またぁ?

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