【第242話】

オリハルコンの記録


オリハルコンを探しにラダトームに戻ってきた私。

ラダトームにあるかどうかはわからないんだけれど・・・

そんなとき、ラダトームの街中で騒ぎが。

どうやら、城に太陽の石を盗もうとした人が脱走したらしい。



「どうじゃ、チェルト、旅のほうは?」


「はい。まず、伝説の防具の1つ、勇者の盾を見つけました」


今、私はラダトームのお城にきて、王様に謁見している。


「しかし、王者の剣の原料となるオリハルコンが

 今だどこにあるかがわからず、ラダトームに戻ってきた次第です」


私は、ラダトームを出て、どのようなことがあったかを

簡単に王様に話した。


「そうか・・・・・

 ん・・・オリハルコンか・・・・

 たしかに、手にいれるのは容易ではないの。


 そういえば・・・・・・・

 どこかで、少数ながらもアレフガルドで採れたという報告が残っているぞ・・・」


「ほんとですか!」


「ほんとじゃ。

 金よりも発掘するのはさらに低い確率のため、

 本当に幻の金属だったが、

 たしか、どこかにあったはずじゃ。


 しかし、どこだったかのぉ・・・・・

 わしが生まれる前の話だからの。

 ラダトームには、書庫があるから

 そこの文献載っているかもしれん・・・・・」


そのあと、ラダトームの書庫に入らせてもらい、

オリハルコンの資料を探してみた。


すると、ドムドーラにオリハルコンの発掘所があったのことだ。

かなり昔のことであり、

その発掘所は今は使われなくなったのことだが。


しかし、これはかなりのヒントだ。

ドムドーラでオリハルコンがとれた記録があるのだ。

もしかしたら・・・・・・


第243話 一足違い

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