【第245話】

見知らぬ男


オリハルコンのを手にいれたたびの人を待つため、

私はマイラの村の宿で休ませてもらうことにした。




私はルーラの魔法で、ドムドーラの村からマイラまで

一瞬に飛んできてしまったが、

話からすると、オリハルコンを手にいれた旅の人は

戦士風の体格のいい人のことで

まだこの村に来ていないといことは、ルーラを使わないで、

歩いてこの町にきているか、もしくは、

どこかで寄り道をしているのどっちかと考えられた


マイラの村に戻ってきた私は、暇になったので、

剣の修行を毎日し、汗をかいたら温泉にはいり休む、

それを数日くりかえした。


そんな生活も飽き飽きして、宿で休んでいて

ぼぉ~っとしていたときのことだった。


急にどたとだした足音が聞こえてきた。


「御客様、やめてください!」


「やかましい。

 はやく、そいつのつらを拝んでおきたいのよ」


「他のお客様のご迷惑になることはおやめを!」


宿屋の主人と、かなり乱暴な言葉使いの男の声が

部屋の中にいても聞こえてきた。

なんの騒ぎ?


私は部屋の外にでる。


すると、宿屋の主人の隣につかみかかっていた

男が私のことを見た。


「ふっ・・・・・

 その面は一生わすれないぜ・・・・・・・」


私のことを見て、多少驚いた顔をしたが、

そのあと、真顔に成りそんなことをつぶやいた。


・・・・・誰?

私はあなたを知らない。



第246話 聞き覚えのある声

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