【第276話】

魔法の援護


ドラゴン討伐隊を助けにいったが間に合わず

目の前で殺されてしまった。

ドラゴン達は倒したが、まだ後ろにはヒドラが3匹ひかえていた。

はたして・・・勝てるのか・・・・




突然、私の体が青白く光る。


これは!?


「チェルト様、ピオリムの魔法をかけました!」


どうやら魔法使いと一緒にいた僧侶の援護があったようだ。

体が急に身軽になる。

これがピオリムの力なのね。


三匹のヒドラが、同時に私とカンダタに襲いかかってきた。


カンダタが素早い動きでヒドラをひきつけ牽制する。

そこへ一匹のヒドラに横から私が攻撃を加える。

稲妻の剣はヒドラの硬いうろこを貫いた。

ヒドラの首を落としながら、炎を勇者の盾ではじきかえし

攻撃をかいくぐりヒドラ本体に稲妻の剣をたたきこむ。


一匹のヒドラの絶叫をあげた。

同時にもう一匹のヒドラに

ライデインをつかい、天のいかずちを落とす。

いかずちは一撃でヒドラの命を奪った。


カンダタも雷神の剣を使い、

ヒドラの首を一本ずつ切り落としていった。


3匹のヒドラは猛攻はすざましかったが

雷神の剣をもつカンダタとピオリムの力を得た私は

ヒドラをわりとたやすく倒すことができた。


「はぁ・・・・・はぁ・・・・

 カンダタ・・・・大丈夫?」


カンダタのほうに向きそう問いかけると

カンダタがこっちにかけよりながら


「バカヤロウ!

 戦場で油断するな!」


そう絶叫する。


な、なに!?


後ろを振り向くより前にカンダタは私を思いっきり突き飛ばした。

同時に私がいたところに巨大なものが通りすぎていった。


「グワァ
!」


カンダタの悲鳴があがる。

血がとびちりカンダタの右腕が

そのまま肩から先がなくなっていた。


「カンダタ!」


第277話 失われた腕

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