北海道から東京に出て来て、あと少しで4ヶ月になろうとしています。
仕事も一人暮らしも何もかもが初めてで、色々バタバタしてました。
ネットには11月下旬に接続し、その直後にPCがダウン。
およそ1年半全く手入れをしていなかったのが原因で、PC本体の内部に粉塵が積り、
マザーボードをやられてしまったみたいで、即修理に出すハメになりました。
ネットにつないだばっかりだったのに~(泣)
今は無事に修理も終わり、パソコンライフを満喫しています(笑)
さて、げっちゅう小説ですが、アモールの町が大変な事になってますね。
DQ6でもあの洞窟から何か問題が発生していましたし、何かと因果な関係があるようですね~(笑)
とりあえずマーメイドハープを使って洞窟に入ろうという所で話が終わっていましたので、
その続きという形になりますね。
では……
KTRS、げっちゅう小説、行きます!
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第203話★ |
洞窟から流れ出る清らかな川が名物として知られていたアモールの町は、 突然洞窟から熱湯が流れ出し、町全体が異様な熱に包まれていた。 住民の話では、2日前から川に熱湯が流れ出すようになり、原因も分からずに困惑しているという。 その原因を調査する事を決めた3人だったが、洞窟に立ち入る手段が見つからずに途方に暮れる。
バーバラの提案により、マーメイドハープを用いて水中から洞窟の内部に侵入する事を決める。 イザ「さて、それじゃあまずどこに小船があるのかが問題なんだけど……」 バーバラ「それなら心配しなくてもいいよ。さっき情報を集めてる時に船を見つけたよ。」 イザ「なるほど、だからマーメイドハープを使用して、水中から行こうって言ったのか。」 テリー「じゃあその船で、早速洞窟に行こうぜ。さっきから暑くてしょうがないぜ。」 一行はバーバラの案内のもと、その小船の所に向かう。
バーバラ「あの船よ。」
そう言うとイザはマーメイドハープを奏で始めた。
イザ「……ふぅ、上手くいったかな。」
と、3人が談笑している間に洞窟の前まで辿り着いた。
テリー「ようやく洞窟の前に着いたな。」
|
最近はやたらと忙しくなって来て、平日は部屋に帰って
やるべき事をやったらそのまま寝てしまうという生活サイクルが出来つつあります(笑)
その分朝早めに起きられるので遅刻は無いのですが、のんびりする時間があまり無いですね(苦笑)
PC故障などの不運などにもあい、
忙しい生活も続いているでしょうが、
とりあえず、生活に慣れ、PCも復活してよかったです。
今回のげっちゅう小説は、ちょっとした三人の仲間の掛け合いですが
前回の話を思い出させる簡潔な書き出しや、
細かい情景描写など細かい文章の気配りなどありますね。
では、今回もげっちゅう小説いってみましょう!
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第204話★ |
バーバラが両手を掲げて、ヒャダルコを唱えた。 冷気は船の前面に当たり、前からの熱気を遮断した。 「よし、やったぞ!」 テリーが歓声をあげる。 しかし、テリーたちの考えが甘いことをこの後知ることになった。 「バーバラ、ヒャダルコじゃ駄目だ。 前方の熱気が防げても、横や後ろからの熱気が・・・」 その証拠に、船の一番後ろに火の手があがった。 イザは事前に積んでいた樽の水を転がし、消火する。 すぐに消火したことから、被害は防げたが、 他のところが黒くくすぶってきた。 「まずい・・・バーバラ、マヒャドを使うんだ」 「駄目よ!マヒャドは魔力の消費が激しすぎて、ずっと唱え続けることはできないわ。 それにヒャダルコと同じ一方向しか冷やすことができないわ・・・・ どうしよう・・・」 「このままじゃ、マズイ、一度退却するか!?」 テリーが額に汗をかいてイザに怒鳴る。 「そうだ! 試したことはない呪文だけれど・・・・ もし成功すれば・・・」 バーバラはヒャダルコの手をかざしながら、 さらにもごもごと何かを唱えだした。 「何をやる気だ?」 テリーがバーバラを見る。 「今は彼女に任せよう。 ボク達はバーバラが失敗したときに、すぐに離脱できるよう、 オールを持とう」 「あぁ・・・」 ちょうど、船の一部が火の手をあげようとしたとき バーバラの声が響き渡った。 「ヒャダイン!」 バーバラが聞いたのない魔法を唱えると、 船の周りにふぶきが現れ、まるで船を守るかのように 熱気をさえぎった。 「おぉ!!!」 「やった!」 イザとテリーは感嘆をあげた。 「試したことないけれど・・・うまくいったわ。 太古に失われた魔法で、マヒャドがあることから このヒャダインは次第に使われなくまった魔法だって聞いていたけれど、 以前、本で、吹雪を呼び出す魔法って読んだことがあるから・・・」 |
しかも、マヒャドよりは弱いし、全グループ攻撃には
イオ系があるので使い道がない魔法でした(笑)
使われなくなった魔法→失われた古代魔法ということで登場させてみましたのですが、
書いてから、過去にヒャダインって登場させてなかったかなと
過去のげっちゅう小説で「ヒャダイン」と検索すると
何気に、シャンパーニの塔で「じいさん」が使っておりました。
さて、ルイーダの酒場でのやり取りがひとまず終わりましたね~。
前話が安田さんの暗号で終わりましたので、その暗号を受ける形になりました。
が、う~ん、なんと難しい暗号……(え?)
普通に解読するか、変な方向にひねって解読するか悩みどころですね~(笑)
では……
KTRS、げっちゅう小説、行きます!
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第201話★ |
イザ達は打倒ゾーマのためにバズズやアトラスと手を組み、天空の武具や光の玉の探索を開始した。 実際の探索は機動力に優れるバズズ率いる魔猿族が 対ゾーマの拠点となるアリアハンの防衛はアトラス率いる巨人族がそれぞれ担当する事になった。
実際に天空の武具を発見したとしても、魔族には触れる事が出来ないため、直接イザ達が回収に向かう事になる。
祠には旅の扉と思われる遺跡があり、謎の暗号が記されていた。 バーバラ 「 魔・・・具・・・・魔・野・・津・・絵・ 亜・・・・模・・・・尾・・・・流・・・野・・・・水 う~ん、何のことだかさっぱり分からないよ……」 テリー 「 とりあえず文字は読めたが、それが何を示す物なのかが分からないとどうにもならないな」 イザ 「 バーバラ、とりあえず暗号を言葉に直せるかい?」 バーバラ 「 うん、やってみるね」 ~ ~ ~ 数 十 分 後 ~ ~ ~
バーバラ 「 えっと……こっちが『ま』『ぐ』『ま』『の』『つ』『え』で、こっちは『あ』『も』『ー』『る』『の』『み』『ず』ね」
テリー 「 マグマの杖はどうするんだ?何か心当たりがあるのか?」 ズ ド ン ! ! ! ! ! 一同 「 ~~~ッ!(声にならない声)」
バーバラ 「 イザ~~~!」 |
洞窟内のルーラは、一度はやってしまう失敗なのではないでしょうか。
かくいう私もその一人で、何度主人公達が天井に頭をぶつけたことか(笑)
北海道から東京に来るのもあと数ヶ月になりましたね。
来年は社会人一年目ということで、わからないことばかりでしょうし
東京と北海道では気候も普段の生活もかなり変わってくるので
体調も崩しやすいでしょうが、がんばってくださいね。
ちなみに、頭ごつーんは、よくDQ4の空飛ぶ靴を手に入れた後、ライアン+ホイミンでやりました。
あと暗号は、あとのストーリーを何も考えないで(迷惑)
とりあえず書いてみただけだったので、アモールでのストーリーを考えてみます。
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第202話★ |
祠から出て、再度ルーラを使ったイザ達はアモールに向かった。 アモールについた瞬間、イザ達は変な違和感に襲われた。 「なんだ、この暑さは…」 アモールは洞窟から流れる水が美しい町として人々から慕われていたが その光景は面影もなく、川からは湯気が出ていた。 温泉のようにと言えば、聞こえがよいが、 熱湯に近いお湯が川を流れ、町中は湿気と暑さで、数分いただけで、汗が吹き出てきて イザ達は不快感を募らせた。 アモールは砂漠を想像させるような暑さになっていた。 「私たちが知っている町とはまってく別物だわ。 いったい、何があったの?」 バーバラが汗でべとつく髪をかきあげる。 「とにかく、町のやつらに聞いてみようぜ」 テリーが提案し、住民に話を聞くことにした。 住民の言うことを要約すると、 洞窟から流れる美しい川から、突然お湯が出るようになったのが2日前のこと、 原因を調べようと洞窟の中に入ろうとしたが、洞窟の中は 蒸し風呂のようで息をするのもつらく、入ることさえできない状態で 住民は困り果てていた。 「単純に考えると、洞窟の中で何かがあった…ってことだよな」 テリーが困惑した表情をする。 「でも、川から熱湯が流れるって、相当な温度よ。 いったい、どういうこと!?」 バーバラは暑さのためか、テリーに八つ当たりをする。 「そんなこと、俺に言われたってわからねえよ。 ただ、アモールの水がこんな熱湯になってしまっては手に入らないから どうにかしなきゃいけないってことはわかるがな…」 だるそうにテリーは答え、イザを見る。 「そうだね…しかし洞窟の中は暑さのため入れない。 どうやって洞窟の中を調べようか」 「…」 イザがテリーとバーバラを見るが、二人とも困った顔。 しばらく無言で三人で思考をしていたが、 バーバラが声をあげる。 「地上からダメだったら、水中から行くっていうのは…どう?」 「はぁ? 水中で? この熱湯の中、どうやっていくっていうんだよ」 テリーがいらいらした声でバーバラに聞く。 「そうか! その手があるな!」 イザにはわかったようだ。 「マーメードハープだよ。 小船を借りて川の中からいくんだ。 気泡の中であれば、息もできるし、 幸い、川の流れは早くない。 逆流に沿っていっても、なんとか進めると思う」 「そういうこと。 ただ、暑さにマーメードハープが耐えられるかわからないから 場合によっては、中から凍結呪文も唱えて温度を冷やしながらいかないとダメだと思うけれど」 「じゃぁ、俺とイザがオール係、 バーバラが呪文で冷やしながら、進むって形だな」 |
どうしたらいいかなと思って、
最初、アモールの村が火山で崩壊しているシーンも考えていたのですが
そもそもアモールの周辺に山なんてあったかな?
なんて思って、洞窟の中から災害がやってきた、という形で書いてみました。
げっちゅう小説の方は、ゾーマを実体化させるために光の玉を探しに出るところですね。
光の玉はどこにあるのか、そもそも存在しているのか……
う~ん、やっぱりこういった話を考えるのは楽しいですね~
KTRS、げっちゅう小説行きます!
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第199話★ |
突如アリアハン城から聞こえた咆哮はアトラスのものだった。 アトラスを前にして戦闘体勢に入る3人 そこへ背後からバズズが声をかけ、これまでの事を語りだす。
ハーゴンの三魔将のこと
一通り話し終えたバズズは、ゾーマを倒すためにイザ達に協力することを約束した。
イザ達は光の玉を探すべく天界へ。
イザ「光の玉か……どこにあるんだろう」 テリー「イブールの本には天界にあると書かれていたようだが……」 バーバラ「どこから天界に行けば良いのかも分からないよね」
イザ「とにかく、何か情報を得よう。」 ~ ~ ~ ルイーダの酒場にて ~ ~ ~
冒険者A「光の玉?しらないなぁ」
一同「はぁ……」 ~ ~ ~ アリアハン城書庫にて ~ ~ ~
テリー「くぁ~~~!もうだめだ!こんなの読んでらんねぇ!」
イザ「ん、この本は……」
『険しい山中の頂に天高くそびえ立つ塔。
テリー「つまり、天界に行くためにはこの天空への塔をのぼらなくちゃいけないのか」
テリー「世界中いろんな場所を探さなくちゃいけなくなるな……」
イザ「バズズ、バズズ、聞こえるかい?」
バズズ「……分かった、探索の方は任せてくれ。
バズズ「そうだ。実際に神器がみつかったとしても、我々魔族には持ち運ぶ以前に触れる事すら出来ないだろう。
イザ「これで神器探しのあては出来た。あとは足を探せ、か」
バーバラ「そうだ、旅の扉はどう?」
|
一部よく分からない(分かる人には分かる?)ネタを入れてみました。
意外な事実も発覚。テリーは読書が苦手だった!
私の勝手なイメージなのですが、黙々と読書にふけるテリーとか想像つきませんし^^;
天界に行くならやはり天空への塔を使うのが良いかな~と思って
このような形にしてみましたが、天空城があるところって天界……なのかな?
ただ単に高い所にあるだけだったらどうしよう(笑)
天空への塔に入るために、伝説の武具を揃えなければならなくなった一行。
過去のげっちゅう小説にもちょくちょく出てきていた伝説(天空)の武具ですが
ゾーマとの決戦も近づいて来ていますので、対抗出来る装備も少しずつ用意していかないと辛そうです。
下手な装備では、ゾーマの一撃で大破してしまうでしょうし。
ドラクエシリーズといえば、やっぱり天空シリーズですね。
それと、ルイーダの店の
冒険者C「武器や防具は装備しないと効果がないよ」
これ、いいですね(笑)
初期ドラクエでは必ず言われることですよね。
では、ついに200話突入のげっちゅう小説!
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第200話★ |
イザ達は、さっそく手分けをして旅の扉を探すことにした。 アリアハン自体はたいした広さではないため、イザとテリーはアリアハンを回り バーバラは再度ルイーダの店で情報集めを行った。 世界中が大変なこともあり、今現在はアリアハン大陸しか太陽が注いでおらず(第154話参照) ルイーダの店は、各国の冒険者でごった返していた。 バーバラは一人のおじいさんに話しかける。 「すいません、旅の扉って知りませんか?」 「お若いの。魔法の玉をお持ちかな?」 「は!?魔法の玉? そんなの持っていないけれど・・・というか私の質問、聞いています?」 「いかん、レーベに戻りたまえ!」 「は!?ここアリアハンなんですけれど・・・」 「レーベに戻るんじゃ!」 まったく取り合ってもらえないバーバラは次は髪の美しい女に話しをかけた。 「すいません、旅の扉ってご存知ですか?」 「嵐で死んだ恋人を思いオリビアは身を投げました。 しかし死に切れぬのか 通りゆく船を呼びもどすそうです。 もし恋人エリックとの思い出の品でもささげれば・・・・・・オリビアのたましいも天にめされましょうに。 うわさではエリックの乗った船もまた幽霊船として海をさまよっているそうです。」 「い、いえ・・・オリビアとかエリックじゃなくて、旅の扉を・・・」 バーバラはめげずに、頭にターバンを巻いている初老の紳士に話しかけた。 「すいません、旅の扉ってご存知ですか?」 「魔法のカギをおさがしか?」 「そんなこと、言ってないでしょ!旅の扉よ!」 「カギはさばくの北 ピラミッドに眠ると聞く。しかしその前にまずっ! イシスの城をたずねなされ。たしかオアシスの近くにあるはずじゃ。」 「だから、そんなこと、聞いてないって!」 バーバラが泣きそうになりながら、今度は体格が良い漁師風の男に話しかけた。 「すいません・・・」 「この灯台に来たのは正解だったぜ。海の男のオレさまが世界のことをおしえてやる! ここから南 陸にそって船をこげば やがてテドンの岬をまわるだろう。そしてテドンの 岬からずっと東へゆけばランシール。さらにアリアハン大陸が見えるだろう。 アリアハン大陸からずっと北へ船でゆくと 黄金の国ジパング。 で 世界のどっかにある6つのオーブをあつめた者は船を必要としなくなるって話だ。 とにかく南にいってみな。おっと それから今の言葉をよおく心にきざみこんでおけよ。」 「・・・」 バーバラはその場を立ち去ると、最後に体格の良い商人風の男に声をかけた。 「あの・・・旅の扉というものをご存知でしょうか」 「にゃーん」 「旅の扉を・・・知って・・・いますか?」 「にゃーん」 「・・・」 バーバラは無言で、ルイーダの店を後にした。 一方、イザとテリーは手がかりらしきものを見つけいていた。 旅の扉があったらしいという情報を手に入れたのだ。 以前、魔法の玉を紛失し、アリアハン大陸を脱出する手だてがないときに 第3の都により、好きなところへワープしようとしたところ(第20話・第30話参照) 偽者のMU2000で邪教祖と交渉した(第104話参照)のはかなり昔のこと、 結局は、アリアハン以外は闇に飲まれ、アリアハンに移住が殺到し、 レーベ以外に、ラーベ、リーべ、ルーべ、ローべの村ができたが(154話)、 レーベの村の古い文献が、ローべの村の図書館に置かれており、 ローべの村の村長からイザ達が聞きだしたのだ。 実際にイザとテリーはアリアハンの北東に位置する祠を探索することにしてみた。 しかし、祠は狭く、すぐに探索が終わってしまった。 祠の中は旅の扉らしきものはなかった。 1つ気になったのは、祠の部屋中央に石で作られた大きな輪があり、 石の輪に何か見たことがない文字が書かれていた。 「本当にここに旅の扉があったのかな?」 イザがテリーにたずねる。 「どうかな。昔ここにあって、今は消えてしまったのか。 それとも、ある条件を満たすとこの場に旅の扉が現れるのか。 どちらにしろ、この文字に何かヒントがあるんじゃないか」 「そうだね。でもこの文字は現代の文字じゃないから読めないよ」 「そうだな。 バーバラなら、読めるんじゃないか? アイツ、一応いろんな魔法使えるから、古代文字とかも読めるかもしれん」 「じゃぁ、アリアハンに戻って、バーバラを連れてこよう」 イザはルーラを使い、アリアハンに戻った。 バーバラは泣きながら、イザに愚痴を言う。 「うえぇーん、聞いてよ! ルイーダの酒場で情報集めたのに、 みんな、オリビアやら、魔法の鍵やら、にゃーん、とか決まり文句しか言わないんだよ」 「はぁ? 何言ってるんだ、おまえ? そんなことはどうでもいい。手がかりを見つけたから来てくれ」 テリーは取り合わず、さっさとイザにルーラを使うよう促した。 イザはルーラを使い、ローべの村に瞬間移動した後、 北東の祠を目指した。 バーバラはずっと愚痴っていた。 「何々・・・・ えぇと・・・旅の・・・扉・・・・ 望む・・・者・・・・ ・・・以下を・・・・掲げ・・・・よ・・・ って書いてあるよ」 「つまり、旅の扉を使いたいやつは、 何かを掲げよってことだよな」 「たぶん、そうね。続き読んでみるね・・・ 魔・・・具・・・・魔・野・・津・・絵・ 亜・・・・模・・・・尾・・・・流・・・野・・・・水。 う~ん、なんか難しい羅列してあるけれど、いったいなにかな?」 |
旅の扉を使うための、簡単な暗号をいれてみました。
暗号は、かなり簡単です。
漢字をそのまま読めば、2つのアイテムがでてきます。
一つは、DQ5で、天空にあがるために使うアイテム、
もう1つはDQ6でお店で売られている回復アイテムです。
前回投稿時にはうんともすんとも言わなかった私のパソコンが復活し、
そのためにいろいろとやる事が増えてしまい、嬉しいやら悲しいやら……
でも、やっぱり小説を書くのは楽しいですね。
次から次へと話の内容が浮かんで来て、どういった話にしようかを考えるのがたまりません(笑)
さて、魔人の斧奪取作戦が無事に成功して、やまたのおろちを完全に倒したイザ達。
そこでアリアハン城からの咆哮……。これはいったい何を示しているのか?
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第197話★ |
ハーゴンが消滅し、アリアハン城にかけられていた幻術が解かれ、 無事にアトラスから魔人の斧を入手した一行。 イザとテリーが力を合わせて、魔人の斧で氷漬けのやまたのおろちを叩き割った。
とその時、アリアハン城から雄叫びがあがる。 ウオォオオォォ!!!!!!!!!!!!
イザ「な、何だ!?」
城内を探索していた3人は、ある広間でその咆哮の元を発見した
バーバラ「アト……ラス?」
テリー「お前、ハーゴンに殺されたんじゃ……?」 『イブールの本を持ちし者を手にかけんとする者には災いあり』
と言うのがあってな。流石のヤツも、イブールの本を持つ者に対しては手出しは出来んさ。」
バズズ「さて、昔聞いた話だが、人間は猿から始まったそうだな。
少し間をおいてバズズが不意に語りだす。
バズズ「あいつはあまり人間には友好的じゃない魔人族の中でも、
バーバラ「でも、だったらどうしてハーゴンなんかに味方していたの?」
テリー「じゃあ、どうして人間を襲ってたりしたんだ?
バズズ「だから俺はハーゴン軍に入り、密かにアトラスを正気に戻す方法を探していたんだ。
バズズ「だが、俺は魔猿族の次期長候補の一人だ。
イザ「ベリアル……」
バズズ「その時にあいつは
バズズ「そんな顔をするな。お前達は間違った事をしたわけじゃない。
バズズ「フッ……ベリアルも本当に良い相手とめぐり会えたものだな。」 アトラス「……いま、何と言った?ゾーマだと?」
|
本当ならアトラスとのやり取りも描きたかったのですが、
そうなると文量がとんでもない事になりそうだったので……
つなげやすいかな、と思う所で区切りました(苦笑)
ネットライフが再びできてよかったですね。
そして、今回の小説ですが、
バズズ、めっちゃいい奴じゃ~ん!!!!
という感じですね。
三魔将(勝手につけました)の中でも、
なんか一番悪魔でズルがしっぽい顔(笑)
のバズズにこんな過去が。
アトラスももちろんですが、ベリアルまで漢(おとこ)でかっこよいですね。
武人らしさも感じます。
では、このアトラスとバズズをどのように持ってくるかというところに話がうつるわけですね。
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第198話★ |
イザ達は、今までの顛末を簡単に巨人アトラスに話した。 自分達はゾーマを追っていたこと、 ゾーマとハーゴンは提携を組んでいたが、ゾーマに利用されただけだったことなどである。 アトラスは無言で聞いていた。 バズズも特に襲ってくる様子もなく、イザ達の話が終わっているのを待っている。 イザ達が話しおえると、アトラスがゆっくりと口を開いた。 「結局はそのゾーマという奴を倒さないと、 人間はおろか、魔族も支配をされるというわけか…」 イザは無言で頷いた。 「今まで敵対していたボク達がこんなことを言うのは都合の良いことなのかもしれない。 しかし、僕達が戦う理由は何もないはずだ。 できれば、ゾーマを倒すのに力を貸してほしい」 「…」 「残念だが、今のボク達には、あのゾーマを倒す手段がない。 弱っていたとはいえ、ハーゴンを一撃で倒すほどの魔力を持ち、姿さえ見ることができない奴を どうやって倒せばよいのか」 「…まずはゾーマの居場所を特定すること、 それと、ゾーマの姿を映し出し、倒す方法を見つけるということか。 どうする、アトラス? 手を貸すか?」 バズズはアトラスに問うた。 「聞かれるまでもない。我ら巨人族や魔族が生き延びるために必要なのであれば、 長として立ち上がるのは当たり前のことだ」 「ありがとう…」 イザは頼もしそうにアトラスを見上げた。 「アリアハンに攻め込もうとしているゾーマの手下達は 我ら魔族の仲間達を守りにだそう。 まぁ、我らの味方の数は知れているがな。 ただ目的のためなら命を顧みないデモンズロードなど精鋭達がそろっているぞ」 バズズが頼もしげに言う。 「それはありがたい」 「だが、ゾーマを倒す根本的なことにはならない。 どうすればよいか…」 アトラスは一つ目を伏せて考えはじめた。 「イブールの本を見てみるか」 バズズが独り言を言う。 みんなの視線がバズズに集まる。 「イブールの本は、元々世界の宗教の違いをはじめ、 神々についてなど書かれている。 邪神についての記述もあるが、古代の神器や 天空にすむといわれている竜についてなども書かれているであろう。 まずはそこから手がかりを探す」 「なるほど」 テリーがうなづく。 「ふむふむ…」 パラパラとバズズはイブールの本を流し読みをする。 しばらくすると、あるページでバズズの手がとまった。 「何かあったか?」 テリーが聞く。 「うむ…直接ゾーマを倒す方法ではないが… 闇を払う神器があるようだ」 「それは…ゾーマの姿を現すのに使えるということ?」 「まぁ、そういうことだな。 竜の神が代々守っている神器で、”光の玉”というものがあるらしい。 闇を振り払うことができると書かれている。 過去に天空の危機が何度かあったようだ。 魔術師が魔界から実態が見えない敵を多数召還して 天空を脅かしたとき、 竜の長達が力を合わせて、作ったもののようだ。」 「竜の神…」 バーバラは何かを考えているようだ。 「もっとも天空に行くのは簡単ではないだろうし 天空は我ら魔族がいけるようなところではない。 もし、この光の玉を捜すのであれば、それはお主達が探すことになるであろう」 「アトラスやバズズは?」 「我々はゾーマを倒す方法を模索する。 仮に光の玉を手に入れて、ゾーマを実体化させたとしても ゾーマを倒す武器や、ゾーマの魔法に耐えられる防具、道具が必要であろう」 「わかった。もしお互いに何か見つけたら、どのように連絡をとろうか?」 イザがバズズに問う。 「心配には及ばない。 我の配下、悪魔の目玉をおぬしらにつけよう。 我ら魔族の伝達手段の1つでな、悪魔の目玉同士で、その場にある 音や映像を送ることができる。 つまり、通話もすることができるわけだ」 |
ゾーマを倒すための光の玉という王道ストーリーを書いてみました。
悪魔の目玉を使った通信は
たしか、ダイの大冒険か、ドラゴンクエストのアニメのどちらかで
やっていた気がしたので、取り入れてみました。
以前私が使っていたパソコンが逝ってしまいました。
その中に保存していたやりこみの資料を、全てゼロから作り直さなければならなくなってしまったのはかなり痛いです(泣)
私の部屋のテレビとパソコンの配置を考えると、GB版のドラクエ3が手に入るまでは進められなさそうです。
さて、場面はバーバラのリレミトによってどうにか城を脱出して、現状確認を行っているところですね。
ちょっと話をさかのぼって見てみたら、本来アリアハン城に侵入したのは、魔人の斧を奪うためでしたね。すっかり忘れてました(苦笑)
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第195話★ |
バーバラの起死回生のマダンテをベリアルが身を挺してハーゴンをかばい、ベリアルが倒れる。 ハーゴンは余力の無いイザ達に止めを刺そうとはせず、己の目的であった邪神シドーを召喚するための儀式を執り行う。 儀式が終わりを迎えようとしたとき、シドーの存在を快く思わないゾーマがハーゴンを殺してしまう。
イザ達がいずれは厄介な存在になるかも知れないと危惧したゾーマは、その場でイザ達を抹殺しようとする。
バーバラ「そういえば、さっきから周りがずいぶん騒がしくなってきたね」
3人が不思議に思っていると、周囲の景色が歪んで、元のアリアハン城の風景に戻った。
バーバラ「ハーゴンの幻術が解けたみたいね」
3人は先ほどのゾーマの強大な力を思い出していた。
テリー「そういえばイザ、アリアハン城で伝説の勇者のことを話してたよな?」
テリーが不意にそんなことを言う。
バーバラ「ちょっと、二人とも!」
そうなのだ。
イザ「すっかり忘れてたよ……」 |
以前はしっかりネタを作って、自分の納得のいく形になるまで吟味して書き上げていたのですが、
今回はずっと考えていたネタを、一つも使うことができずに書き終えてしまいました……。
アリアハンに進入したのは良いのですが、リレミトで脱出してしまったので
魔人の斧の話をどうしようかと考えているうちに、こんな感じになってしまいました(苦笑)
本当は、「邪神を召喚するのか」というセリフがあったので、
邪神シドーと、進化の秘法をつなぎあわせてみようかなと考えていました。
進化の秘法はドラクエ4ですが、進化の秘法につながりのあるキャラクターとしてロザリーを出そうかと。
ドラクエ3の世界にもエルフの里がありますし、人間と駆け落ちしたエルフのアンとのつながりを考えてみるのも面白いですし(笑)
今回のページも学校のPCを使ってなんとか投稿していただいたようで。
早く、PCが治ると良いですね。
PCって修理に出すと、1ヶ月くらいかかるし、お金もかかりますよね。
ところで、本当の目的、私もしっかり忘れていました(笑)
なんのためにアリアハン城にいるかも話を書いていくうちに、薄れてしまい
ここのところ、ハーゴンとベリアルの話でもちきりでしたものね。
(アトラスがでてきたことさえ忘れていました)
結局アトラスは、どうなったのか、過去のげっちゅうページを読み返したら
バーバラと戦い、毒針(笑)で倒したとかかれていましたね。
進化の秘法と、邪神というのも面白いですね。
続きが楽しみなところです!
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第196話★ |
再度アリアハン城に戻った三人。 ハーゴンの幻術もとけたせいで、城の中は狭く感じるほどだった。 アトラスの死体は、アリアハン城の大広間の一つに横たわっていた。 手には魔人の斧が握られている。 「これだよ、これ」 イザが注意深くアトラスの腕から斧を取り外し、手に持った。 「重いな・・・」 イザが両手でやっと持てる大きさである。 並の戦士では扱えない代物だ。 「しかし、こんな斧を振り回す巨人によくバーバラ一人で勝てたね。 外傷もないようだし。 いったい、どんな呪文使ったんだい」 「ぐ、偶然よ・・・ホホホ・・・」 毒針で倒したとは言い出せず、バーバラは苦笑いする。 「それより、はやく氷付けのやまたとのおろちにところに行きましょ」 「そうだね」 「しかし、この巨人も不運だよな。 ハーゴンに操られたおかげで、このようなことになってしまって・・・」 広間から出た後、アトラスの指がぴくりと動いたが イザ達は気がつかなかった。 やまたのおろちを包んでいる氷は、若干溶けかかっているものの、まだ形を残していた。 「よし、間に合ったぞ」 イザは重い斧で汗だくになっていた。 「復活しないように早く壊さなきゃ!」 「わかっているよ・・・ テリー、手伝ってくれ。 一人じゃ、この斧振り回せないよ」 「わかった」 テリーが斧を持ち上げようとする。 「た、確かに・・・これは重い」 「だろ、じゃぁボクも持つよ」 斧を中止に右にイザ、左にテリーが来る。 イザとテリーが四つの手で持ち上げると、斧は上まであげられた。 「よし、このまま氷の鉄片に振り落とすぞ」 イザとテリーは息を合わせて、助走をつける。 「せぇーの!」 二人同時に思いっきり跳躍し、魔人の斧をやまたのおろちにたたきつけた。 魔人の斧は氷の塊に触った瞬間、氷にたくさんの亀裂が入った。 そして氷の崩壊がはじまった。 「やった!」 少し離れたところでバーバラは歓声をあげる。 「これで、やまたのおろちは片付いたな」 イザがほっとしたところであった。 ”ウオォオオォォ!!!!!!!!!!!!” 突然、咆哮が聞こえた。 アリアハンの城の方からである。 「な、何、今の?」 |
毒針で終わってしまってはあまりに、アトラス君がかわいそうなので(笑)
こんな終わり方にしてみました。
ハーゴンを倒したことによって、アトラスは呪縛からとかれたでしょうが
果たして敵となるのか、味方となるのか、
また邪神の復活とはどのように関係あるのか。
いろいろ話が広がりそうですね。
さて、場面はテリーがハーゴンの腕を斬り落として
バーバラがハーゴンに向かってマダンテを発動したところですが
はたしてそのマダンテは見事に成功したのか!?(←え?)
では、3回連続のげっちゅう小説です!(汗)
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第193話★ |
イザのマホステによりハーゴンの業火を回避したが 魔力を使い果たしてしまったイザはその場に倒れ込んでしまう。 ハーゴンはイザを仕留めようと圧縮した魔力を放ちイザを攻撃するが 覚醒したバーバラの前に弾かれる。
バーバラはカルベローナに伝わる秘術“マダンテ”でハーゴンを倒そうと試みるが
その刹那、テリーがハーゴンの腕を斬り落とした。
瞳に涙を浮かべ、それでも必死に魔力を高めるバーバラ。
イザとバーバラは時が経つのをじっと待った。
ハーゴン「くっ……貴様ら、ワシの配下の三魔将をよくも!」
塵煙が完全に晴れ、イザとバーバラは声を失った。
だが、マダンテの直撃を受けたためにベリアルの身体は焼け焦げていた。
ハーゴン「……まぁ、よい。これで邪神降臨のための三対の生贄は揃ったのだ」
ハーゴン「……三対の生贄とはわしの配下の三魔将のことじゃ。
イザ「なっ…自分で仲間を殺したって言うのか!?」
そう言うとハーゴンは、滴り落ちる血で再び魔方陣を描き始めた。
ハーゴン「完成じゃな、さて……
邪神の儀式が執り行われ、今まさに儀式の唱紋が終わりを迎えようとしたその時
バーバラ「えっ!?」
イザ「だ、誰だ!?」
|
少し前に3つの部屋に分かれて進む場面がありましたが
おそらくハーゴンは、イザ達と配下の三魔将を戦わせ、三魔将が勝てば何事もなく。
仮にイザ達が勝てば、ハーゴン自らが消耗しているイザ達を倒して邪神召喚の生贄にしようと
企んでいたのではないかと……(←自分で勝手に想像していただけですが)
ハーゴンの目的はもともと邪神の降臨ということなので、その儀式の生贄としては
力(アトラスorテリー)
魔力(ベリアルorバーバラ)
心(バズズorイザ)
の3つは必要だと思いました。
心に関しては、バズズならば問題無く邪心でしょうけれど
イザの場合は勇者ですから、幻術か何かでイザの心を闇に染めるつもりだったのでしょう(無理矢理)
ベリアルが、主君を守る為にハーゴンの前に立ちはだかる姿、男です。
それに加え、ハーゴンの邪悪さが見事にでていますね。
身を挺してハーゴンを守ったベリアルにねぎらいの言葉さえなく、
バズズの命をも奪い、いけにえとして差出す、邪悪っぷり!
まさに、悪の親玉という感じです。
血も涙もありません。
本編でも、ハーゴンの目的は邪神(シドー)を呼び出すことですから
この物語の流れは自然ですね。
そして、マダンテでハーゴンを倒したとしても
おっしゃるように力を使い果たした三人とベリアルとの戦いで
話がうまくまとまらないので、
ゾーマを出したという話のつなげ方も面白いですね。
それと、今回260万のげっちゅうということで送っていただきましたが
前回が260万のげっちゅうだったので、今回は268万でしたっけ?
とりあえず、上のHTMLだけ修正したのですが、もし間違ったらご指摘くださいね。
では、げっちゅう小説なのおおぉ~
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第194話★ |
「ゾーマ!!!!」 3人が驚きの顔をした。 世界を崩壊に落としいれ、アリアハンのみが悪の力に対抗しているが その悪の元凶の当人が現れるとはイザ達は思わなかった。 ゾーマの姿はイザ達には見えなかった。 イザ達の心に直接ゾーマの声が響き渡るのだ。 ゾーマの声は、低く、人の心を鷲づかみにするような恐怖があった。 「おまえが・・・・ゾーマか!」 イザは、ようやくそれだけのことが言えた。 「どういうことだ・・・ ハーゴンは人間を支配することでゾーマと利害が一致し、共謀したと言っていた。 何故、ゾーマはハーゴンを殺したんだ・・・」 テリーはゾーマの恐怖と同時に、ハーゴンを殺した矛盾を感じていた。 「言ったであろう、邪神シドーなど召喚されては、余の計画が崩れると。 よもやワシに敵うものはこの世にいないとは思うが、邪神だけは想像がつかぬ。 ワシの目的は人間やこの世のすべての支配であり、破壊ではない。 世の計画を狂わせるものは排除するのみ。 おぬしら人間も同様のこと。 ワシが支配した世界では、人間を奴隷として扱ってやろう。 お主達家畜にいなくならなくては困るのだよ」 「人間が家畜だと・・・なめやがって!」 テリーが悔しそうに怒鳴る。 バーバラは下を向いたまま黙ったままだった。 「憎め。苦しめ。 その負の心こそ、我の力となる」 「テリー、挑発に乗るな。今はどうやってこの場を乗り切るかだ」 邪神の復活を阻止できたことは助かったが、 自体は最悪である。 声が聞こえる当人は大魔王なのだ。 瀕死の状態で、大魔王にかなうはずが無い。 「ハーゴンを追い詰めたことはほめてやるが、 お前達のような危険分子がいると、いつか余の計画の邪魔になるかもしれん。 お前達にはここで死んでもらおう」 「く、来るぞ!」 「どうやって戦うんだ!」 さすがのイザもテリーも立っているのがやっとの状態。 策を考えるもなくうろたえる。 「死ねぇぇええ!!!!」 ゾーマの声と同時に、巨大な雷がイザ達のいる場所を打った。 辺りは光が立ちこめ、ハーゴン達の死体も跡形もなく消えてしまった。 「ウッ・・・ここは・・・・」 イザが目を開けると、そこには暗い空が広がっていた。 どうやら、イザは地面に横たわっていたようだ。 「大丈夫・・・イザ?」 バーバラが心配そうにイザが覗き込んでいる。 「俺は・・・ゾーマの雷に打たれて・・・何故無事なんだ・・・ ここは・・・どこなんだ・・・」 「ここはアリアハン城の外よ」 「何故、ここに」 「リレミトを使ったの。どうやってもあの状態ではゾーマに勝ち目はなかったわ。 だから、イザやテリーがゾーマと話しているときに、 少ない魔力をかき集めて集中していたの。 なんとか間に合ったわ」 「そうか・・・バーバラ、助かった。ありがとう・・・」 「うぅ・・・」 イザとバーバラが話していると、テリーも気がついた。 「ここは・・・」 「アリアハン城の外だ。バーバラがリレミトで脱出させてくれたおかげで助かった」 「そうか・・・」 「しかし、姿は見えなかったがすごい威圧感だったな」 「あぁ、今の状態では万全で挑んでも大魔王には敵わないだろうな。 まず奴の姿を 負けずじまいのテリーもあっさりと認めた。 「敵うのは邪神くらいなものか・・・」 「おい、待てよ。まさか邪神を召喚するっていうのか?」 |
過去のげっちゅう小説読み返してみると
説第174話で、ハーゴンとゾーマは人間を支配するということで
利害が一致し、「共謀」という関係でしたね。
ゾーマとシドーの姿は現れていませんが
ゾーマがシドーのことを危惧している点も付加してみました。
ハーゴンは「破壊」、ゾーマは「支配」この2つの相違に関する話と
今の状態ではゾーマには敵わないでしょうから、
とりあえず退散ということでバーバラの機転により
アリアハン城から脱出する様子を書きました。
げっちゅう小説が出来上がったので投稿させていただきました。
今回は、なんだかやたらと長い文章になってしまいました。
実を言うと、気が付いたらずっと先の話まで書いてしまっていて
流石にそれはマズイと思い、大分削ったのですがまだ長いです(苦笑)
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第191話★ |
聖猿のしっぽの効力により、身体能力が飛躍的に向上したテリー。 しかし使用時間に比例して効果が切れた時の反動が大きくなるという諸刃の剣でもある。 そのため、短時間で勝負をつけようとするテリーは猛攻をかける。 だが、ベリアルは悪魔族最強と謳われるモンスター。 聖猿のしっぽの効果をもってしてもそう易々と倒せる敵ではなかった。 ひるまずに立ち向かうテリー。 ベリアルの防御の隙を狙って剣を突き刺しダメージを与えるが 得意の呪文で受けた傷を回復されてしまう。 今の状態では勝ち目が無いと判断したイザはテリーに加勢しようとするが 自らの力だけでベリアルを倒そうとするテリーは、イザの加勢を拒む。 イザ「テリー!君の力だけではベリアルは倒せない!」 テリー「黙れ!俺は自分の力だけでこいつを倒す!倒してみせる!」 バーバラ「なに意地を張ってるのよ!どうして一人で倒すことにこだわるの!?」 テリー「……」 テリーは幼い頃に実姉ミレーユと生き別れた。 姉を失ったのは自分に力が無いからだと思い込むようになったテリーは力を求め旅に出た。 だが旅をするうちテリーの心は闇の力の虜となり本来の目的を見失っていた。 『姉さんを……大切な人を護るための力が欲しい……』 その一心で町を飛び出して旅に出たテリーだが 旅を続けるうちに本来の目的を忘れ、いつの間にかその目的が 『誰よりも、何よりも強くなる』 という捻じ曲がった思いに変化してしまっていたのだ。 テリーは、強敵を前にして貪欲なまでに強さを追い求めていた頃の自分に戻りかけていた。 バーバラ「意地を張って死んじゃったらどれだけ強くたって意味無いじゃない!」 テリー「……それがどうした!俺は強いヤツと戦ってもっと強くなる! この程度で死ぬのなら所詮俺の限界はその程度だったってことだ!」 テリーは二人の説得に耳を貸そうとはせず、逆に火に油を注ぐ形になってしまう。 バーバラ「テリー……あなたはまたあの頃に戻ってしまうの……?」 バーバラが落胆しているところへイザが叫ぶ イザ「バーバラ!うしろ!」 バーバラはイザの声にハッと我を取り戻し、うしろを振り向く。 そこには両手を掲げ、巨大な火球を作り出しているハーゴンの姿があった。 ハーゴン「目の前の仲間に気を取られて敵に背を向けるとはな。愚か者め」 バーバラ「な、何……あの巨大な火球……」 イザ「あんなのが直撃したらひとたまりもない……」 二人の顔がわずかに曇る。 ハーゴン「……覚悟はできたか?あそこで意地を張る貴様らの仲間共々焼き尽くしてくれる!」 だが、すぐに気を引き締め イザ「こうなったらイチかバチか……」 バーバラ「来る!」 ハーゴンが手をかざすと、火球はまるで命が宿ったかのように形を変えイザ達に襲い掛かる! バーバラ「……」 イザ「……」 二人は同時に呪文の詠唱を始めた。 バーバラ「ヒャダルコ!」 声と同時に大きな氷が炎に向かって飛んで行く。 しかし、上級呪文の更に上を行くような業火には全く変化は見られない。 バーバラ「そんな!」 イザ「バーバラ!僕の後ろに!」 バーバラ「え、うん!」 その言葉を聞き、バーバラは素早くイザの後ろに回りこむ。 ハーゴン「今更何をしようと無駄だ!おとなしく焼け死ぬがいい!」 イザ「……マホステ!」 声とともにイザの周りに紫色の霧が漂い始めた。 数瞬後、ハーゴンの放った火炎はイザのマホステによって消滅していた。 ハーゴン「くっ……まさかマホステを使えるとは……」 イザ「はぁ、はぁ……」 バーバラ「イザ!大丈夫!?」 イザ「大丈夫……じゃないかも……。一度成功したとはいっても まだ使い慣れてない呪文だから、思うように魔力をコントロールできないや……」 あらゆる呪文を無効化すると伝えられるマホステ。 だがそれを超えるほどの魔力をぶつけられれば 伝説の呪文とはいえ打ち破られてしまうこともあり得る。 ハーゴンの放った炎は生半可なものではなく マホステとはいえそれを受け切るには相当な魔力が必要だった。 一度唱えたことのある呪文とはいえ、瞬時にほぼ全ての魔力を消費したことがなかったイザは 大きすぎる魔力を完全に制御し切れずに、精神に多大な負担をかけてしまっていた。 バーバラ「イザ!イザ!?」 イザ「くっ……からだが、上手く動かせない……」 ハーゴン「……ふふっははは!ずいぶんとあっけないな! マホステを使われた時はどうなることかと思ったが その調子ではマホステどころか立ち上がることすらできまい!」 その通りだった。 体力は回復したとはいえ、強力な魔法はそれ相応に多くの精神力を消耗する。 どれほど体力が有り余っていようと、精神がボロボロではまるで意味を持たない。 ハーゴン「……さて、そろそろ終わりにさせてもらおうか」 そう言うと、ハーゴンは片手をイザに向けて指先に力を集中し始めた。 先程の炎の数倍もあろうかという魔力がハーゴンの指先一点に収束する。 そして、それがピンポン玉程度の大きさにまで凝縮される。 ハーゴン「覚悟はできたか?」 バーバラ「……」 ハーゴン「力の差に絶望し声も出ないか、無理もない…… ならばせめてもの情け、一瞬で消し去ってやろう」 バーバラ「……でよね」 魔力の珠からイザに向かって一筋の光が走る。 その光は時と共に目標との距離を縮め そしてイザに届こうかとしたまさにその時、唐突にその光が消滅した。 正確にはバーバラの真横から先が完全に無くなっていた。 ハーゴン「……なんだと?」 ハーゴンは驚愕の表情を隠せない。 バーバラがハーゴンの放った魔力を弾き返したのだ。 ハーゴン「……人間如きにこの私の魔力がかき消されただと!?」 バーバラ「……舐めないでよね」 ハーゴン「貴様、何をした……!?」 バーバラ「カルベローナの長老の力を舐めないで!」 その刹那、バーバラから空間が歪むほどのすさまじい魔力が放たれた! ハーゴン「カ、カルベローナだと?あの伝説の魔法都市…… しかし、カルベローナは遥か昔に滅んだはずだ!」 バーバラ「そうね、あなたの言う通り、確かに一度滅んだわ。 でもね、そこに住んでる人達の心までは滅ぼせなかった」 ハーゴン「心だと?」 バーバラ「そう。カルベローナの街の人は滅ぼされる直前に最後の力を振り絞って 街を別世界に転送したの。でも、転送といっても完全なものじゃなかった。 肉体はそのまま滅ぼされて心だけが転送されてしまった」 ハーゴン「心……だが、何故お前がその長の力を使えるのだ?」 バーバラ「力を受け継ぐことが許されるのは長老の血族だけだから…… だから私だけ肉体のまま無事に転送された。そして旅の途中でカルベローナに立ち寄った。 その時に長老の力を譲り受けたの。魔法都市カルベローナに伝わる秘術をね……」 ハーゴン「秘術だと?」 バーバラ「……見せてあげる。カルベローナの長老の力を受け継いだ私の本当の力を!」 |
ハーゴンの存在が完全に忘れ去られているように思えましたので(笑)
ハーゴンを出すのならば、やはり相手は魔法のエキスパートであるバーバラが適任だと考え
とりあえずイザ君には戦闘不能になってもらいました(爆)
イザの戦闘不能→バーバラ本気モードの起爆剤みたいな感じでしょうか(笑)
書いていて、バーバラがスーパーハイテンション状態になった様子が浮かんできました(笑)
テリーやバーバラの過去についても少し触れてみましたが
原作とは少しずらした設定にしてみました。
本来バーバラは実体を持っていませんし
バーバラはカルベローナでマダンテを習得しますが
今回はあえてぼかした表現をしてみました。
長文失礼しました。
それでは、続きの話を楽しみに待ってますね^^
テリーは性格がよくでていますね。
勝気なところと、頑固なところ、
そして姉を思うところなどテリーの内面がとてもよく描かれていると思います。
それとマホステの登場もいいですね。
あまり目立たない魔法ですが、ここぞというときに使ったイザの機転、
それにただ魔法を無効化されたら、余裕で勝利をしてしまうので
イザに極度の疲労状態を作らせ、絶体絶命のところで
バーバラにバトンタッチ、話の流れもとても引き込まれます。
では、久々のげっちゅう小説~!!!
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第192話★ |
バーバラは意識を集中すると、徐々に光が集まってくる。 バーバラはここですべての魔力を使ってでもハーゴンをしとめるつもりだ。 そうしなければ、全滅してしまう。 しかし、ハーゴンもバカではない。 隙だらけのバーバラを見逃すはずがなかった。 「先ほどは魔力をはじき返されたが、これならどうかな?」 ハーゴンはなんと自分の指の一本をかみちぎった。 そこから血があふれ出る。 「な・・・」 瀕死の状態のイザはハーゴンの行為に驚きを隠せなかった。 バーバラは一瞬ハーゴンの行為を見たが、 すぐに意識を集中しなおす。 ハーゴンは失った指で、素早く空中で何かを描いた。 魔法陣のようだ。 ハーゴンの血により、赤黒い魔法陣が浮き出てきた。 そして残りの手で先ほどの巨大な火球を一瞬で作り上げる。 「異界の魔神よ。血の契約の元、我に力を与えたまえ!」 ハーゴンの声が終わると同時に、火球を魔法陣に放つ。 すると、魔法陣の各角に火球が分裂して 5つの炎を作り出した。 ハーゴンは魔法陣を使い、魔力を増幅したのだ。 「今度こそ、灰にしてやるわ!!!」 ハーゴンの顔が狂喜する。 そして5つの火球をバーバラに向かって放とうとした瞬間 「グワアァアアア!!!!」 突然、ハーゴンが絶叫した。 火球を投げようとしたハーゴンの腕が切り落とされていた。 テリーだった。 「テリー!!!」 イザとバーバラが喜びの声をあげる。 テリーはバーバラの様子を知り、ベリアルとの距離を一気に開け ハーゴンに電光石火のごとく詰めより、腕を切り落としたのだ。 「早くしやがれ!!! こっちもこれ以上もたねぇ!!!」 ベリアルが放っておくわけがない。 ハーゴンの腕を切り落としたテリーにベリアルは イオナズンを放った。 光の玉が凝縮され、大爆発を起こす。 「ウワァァアアァ!!!!」 直撃をして、テリーが絶叫した。 爆風が遠くにいるイザ達をも包む。 「テリー!!!」 イザが叫ぶ。 イオナズンの煙が消えた後、床に倒れたテリーの姿があった。 ぴくりともテリーは動かなかった。 「よくもテリーを・・・」 イザが怒りの声をあげる。 「それはこっちの台詞だ。 勝手に戦う相手を変えやがって。 だが、これで一人片づいた」 テリーがやられてもバーバラは集中をきらさなかった。 もし切らせてしまえば、テリーの行動が無駄になる。 バーバラは涙を流しながら、魔力を高める。 すると、バーバラの体が虹色に輝きだした。 戦いの最中であるというのに、 目を瞑って涙を流して祈っているバーバラは まるで女神に祈りを捧げている天使のように神秘的であった。 そしてバーバラは禁断の言葉を放つ。 「マ・ダンテ!!!!」 |
テリーが自分の強さよりも仲間達を思い、命を省みずイザとバーバラを救うシーン、
そしてバーバラがマダンテを放つ瞬間までを書いてみました。
KTRSさんの小説よりちょっと短めですが、
各キャラクターの動作
ハーゴンが指をかみちぎるところやバーバラの神秘的な様子などに
少し力を入れて書いてみました。
そして、ハーゴンが魔力を増幅したときに
>「異界の魔神よ。血の契約の元、我に力を与えたまえ!」
という言葉を発しましたが・・・・DQ2をやっている方なら
この”異界の魔神”が何を表すかわかりますよね~(笑)
この先の物語の”伏線”として使えるようにしておきました。
ずいぶんとお待たせしてしまいました…
とりあえず、現れたベリアル君にはテリーと戦ってもらうことにしました。
よく分からない新アイテムも登場してますが…(苦笑)
それと、魔王戦前なのでイザ達の体力も回復させてみたりしました。
…初めてなのであまり文句は言わないでくださいね(汗)
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第189話★ |
ハーゴンの不意を衝いた連携攻撃も、ベリアルの妨害によって成功するまでには至らなかった。 それどころか、キズを負っているとはいえ強敵が増えて戦局は不利になってしまう。 イザ「僕との戦いで瀕死の状態になっているはずなのに、あれだけの魔力が残っているなんて…」 あれだけの魔力というのは、もちろん先程の雷撃のことである。 ハーゴン「ベリアルよ、援護ご苦労。さあ、魔力を回復してやるぞ」 そう言うと、ベリアルの周りに邪悪な気が集まりだし、ベリアルのキズや魔力が回復してしまった。 ベリアル「これで形勢逆転だな」 テリー(あれがベリアル…。俺が強さを求めて闇の世界にいた頃、 悪魔族最強のモンスターと称され、一度戦ってみたいと思っていた…) テリー「…あいつは俺がやる」 イザ「テリー?」 テリー「心配するな。こいつですぐにカタをつけて来る」 イザ「テリー!」 自分の懐を指差してそう言うと、テリーはイザの制止を振り切ってベリアルに向かって駆け出した! その直後、光がイザ達を包み込み、みるみるうちにキズや魔力が回復していく。 イザ「…これは?」 ベリアル「どういうつもりだ小僧? 見たところお主は剣士のようだが、呪文も扱えぬ者に私が倒せるとでも思ったのか?」 テリー「つべこべ言ってないでさっさとかかって来いよ」 ベリアル「ふむ、ならば苦しまぬよう一息に殺してくれる!」 ベリアルが呪文の詠唱に入る。 しかしテリーはその場を動こうとしない。 ベリアル「…己の無謀さを悔やむがよい! “メラゾーマ!”」 メラゾーマの巨大な火球がテリーを包み込む! ベリアル「…どうだ? 骨すらも焼き尽くされただ…何!?」 テリー「…」 ベリアルは、間違いなくテリーを倒したと思ったのだろう。無傷で佇むテリーを見て驚きの表情を隠せない。 ベリアル「何故…」 テリー「…何故俺が無事だったのかって顔をしているな」 ベリアル「…」 テリーは懐からアイテムを取り出した。 テリー「こいつは『聖猿のしっぽ』といってな、あらゆるキズを癒し、攻撃呪文を打ち消す効果があるんだよ」 ベリアル「だが、それは…」 テリー「そう、一見ただの『悪魔のしっぽ』だが、お前の仲間、 バズズの『悪魔のしっぽ』は別名『魔猿のしっぽ』と呼ばれている。 普段は呪われていて使い物にならないが、 魔猿のしっぽは呪いを解くと『聖猿のしっぽ』と呼ばれるアイテムになるんだよ」 ベリアル「しかし、一介の剣士であるお主が何故解呪の方法を知っておるのだ?」 テリー「…俺が闇の世界にいた時に手に入れた『イブールの本』に書いてあったのさ。 そしてイブールの本と引き換えにバズズからこいつをもらったというわけだ」 テリー(それにこいつには所持者の身体能力を飛躍的に高める効果もある。 肉弾戦ならまず負ける心配はない。 だがこいつには、使用時間に比例する反動があるからな。早めに決着をつけないと…) ベリアル「…呪文が無効化されるのならば、もはや力で決着をつけるしかなさそうだな」 テリー「…行くぜ!」 お互いの武器がぶつかり合う音が空間にこだまする! |
ストーリーも面白かったですよ!
以前出たイブールの本をここで結びつけるとは
斬新なアイディアですね!
では、私もいきます。
久々のげっちゅう小説なのおぉ~~~
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第190話★ |
テリーが一瞬に間をつめる。 ベリアルの顔つきがかわった。 テリーの剣が届く刹那、ベリアルの矛が受けとめる。 「思ったより早い動きをするようだな。 だがその程度のスピードではこの首は討ち取れんぞ」 「まだまだだ!」 テリーは剣を翻し、横から剣を振った。 ベリアルのまたそれを防ごうと矛を振るったが テリーは途中で剣をとめ、矛をかいくぐった。 「獲った!」 聖猿のしっぽの効果は長続きしない。 すぐにしとめるのが良策だ。 ベリアルの懐をとったテリーが心臓に剣をつきたてる。 するとベリアルの巨体が宙に浮いた。 テリーの攻撃を予測したベリアルがジャンプをしたのだ。 剣が空を切る。 「くっ・・・・」 肉弾戦ならすぐに決着がつくと思っていたテリーだが 悪魔族最強のモンスターと言われるだけあって、武術にも長けている。 ベリアルが地面に着地した後、テリーは素早く剣を突いた。 上段、中段、下段の三段突きだ。 一撃目、二撃目はベリアルの矛による防御で防がれたが 三撃目がベリアルの足に刺さった。 「やった!」 バーバラが歓声をあげる。 ベリアルはさっと後ろに飛び間をあける。 「スピードもベリアルより少し早いし、テリーが押しているね」 バーバラが隣にいるイザに同意を促したが イザの顔はくもる。 「どうかな・・・・」 イザがつぶやいた瞬間、距離をとっていたベリアルがベホマを唱えた。 足の傷がみるみる回復していく。 「くそっ・・・・」 テリーが悔しがる。 「確かにスピードはテリーが上だが、ベリアルには魔法がある。 剣でしとめるなら、一撃で急所にあてないと無理だ。 しかしベリアルはあなどれない。 一度手をあわせたボクにはわかる。 剣だけじゃ、奴は倒せない」 「それじゃ、どうすれば・・・・」 バーバラの不安を遮るようにイザが叫ぶ。 「テリー、悔しいが一人じゃ無理だ! 奴は剣だけじゃ倒せない、ボク達が力を合わせなきゃ・・・」 「邪魔するな!」 気の強いテリーはイザの助けを拒んだ。 テリーは認めるのが怖かった。 イザに一人で倒せた魔物が、自分で倒せないはずがない、 そう思いこんでいた。 イザは剣と魔法の力でベリアルを一度倒したが 剣だけの力では限界がある、 剣士であるテリーが、自分の限界を認めるのが怖かった。 |
今回はテリーの心情を描いてみました。
テリーは強さを求めている青年ですから、
他人に劣るというのが、嫌う性格だと思うのですよね。
イザにあって、テリーに無いもの、そんなシーンを今回は描いてみました。
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第187話★ |
「ヒャダルコ!!」 ボシュウゥウウウウ・・・・・ イザがとっさにメラミの火球に対して氷呪文で打ち消したものの 火と水が合わされば当然水蒸気が発生するものである。 メラとヒャドならばそこまででもなかったであろうが、かなり高い次元での メラミとヒャダルコであるため爆発にも似た大量の水蒸気が発生してしまった・・・ ”イオナズン!!”・・・”ベギラゴン!!”・・・・”メラゾーマ!” 「ぐはっ!!」 「きゃあぁああああ!!」 「うわあぁ・・・」 ドサドサドサッ・・・・ 水蒸気で見えなくなったところその隙を突いてハーゴンがありったけの 攻撃呪文を目の前の3人に向けてはなった!! 「はははははは!!せめて楽に死ねるように一気に殺してやったぞ!! ありがたく思え!!あはははははは・・」 ハーゴンの声が部屋中にこだまする・・・・ 「本当だ・・・・」 「すごいねぇ・・・・」 「いやーたいしたもんねぇ♪」 何と三人は見えない状態を逆にかく乱に使いこっそりハーゴンの背中を 取っていたのであった。 「き・・・貴様ら・・・・ぐはっ・・・・」 「いつか使おうと思っていた連続・連携攻撃なのよ!!まさかここまでうまく良くとは思っていなかったけど・・・」 「油断は禁物さ・・・」 「うふふふっ♪」 と突然・・・ ”バチバチバチバチ!!!!”激しい轟音が・・・・ |
お送りいただきましてありがとうございます。
最後の部分の
「と突然・・・
”バチバチバチバチ!!!!”激しい轟音が・・・・」
というところが、ハーゴンに起こった出来事なのか、イザ達主人公に起こったことなのか
まだわからないので、どっちにもストーリーがもっていけますね。
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第188話★ |
イザ達の連続攻撃がハーゴンにあたった時、 バチバチバチバチ!!!!と激しい轟音が鳴り響いてイザ達をつつんだ。 「うわぁああ!!!!」 「きゃああぁ!!!」 イザやバーバラが悲鳴をあげる。 稲妻の衝撃が抜けた後、体からは黒煙があがっていた。 「なんだ・・・・・いったい・・・・」 テリーも傷つきながら体を起そうとするが、言うことをきかない。 「よくも、やってくれたな・・・・・」 そこには、先ほどイザが倒したはずのベリアルが 矛を杖代わりにして、立っていた。 「ベリアル・・・・・何故おまえが・・・」 イザが苦しげに見る。 「確かに・・・・はぁ・・はぁ・・・貴様のおかげで俺は・・・瀕死の重傷を負った。 だが・・・俺の死体を確認しなかったのは・・・・まずかったな・・・・」 「・・・よくやったぞ・・・ベリアル・・・」 傷を負ったハーゴンは、ベリアルを見てにやりと笑う。 「ハーゴン様、お怪我は・・・・」 「うむ・・・・怪我は負ったが、命に別状はない。 しかし、小ざかしい手をつかいおって・・・・」 |
地獄の淵から蘇った、ベリアル君に登場してもらいました。
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第185話★ |
テリーが扉を抜けたところで待っていると、 「テリ~~~!!」 と聞き慣れた声がしてきた。 アトラスを毒針で倒したバーバラである。 転がりまわったので真っ黒だ。そこに、イザも帰ってきた。 それを見て、テリーは(そうか・・・こいつらはまともに倒してきてんだよな・・・ 俺だけか・・・倒してねえのは・・・ばつが悪いな。) バーバラ「あれ~~。テリー早いね。そんなに弱い相手だった?」 テリー「と言う訳でもなかったが・・・いろいろあってな。」 テリーは二人に事情を説明した。 イザ「ふ~ん。そんなことがあったんだな。ということはハーゴン軍の結束も磐石、って言うわけでもないのか。」 バ「そんなことよりテリーなんでそんなもの持ってたの?」 テ「うっ!・・・いろいろあってな・・・」 バ「ふ~~ん・・・・・怪しいな~~~~・・・」 イ「まあいいじゃんか。それよりもこの先のことを考えようよ。」 テ「そうだな。やはりハーゴンが出てくるのだろうか・・・」 バ「あんな魔術を使えるんだからやっぱり強いんだよね。どうやって戦おうか・・・」 テ「やはり俺たちの得意技、長所をぶつけていくしかないだろうな・・」 イ「ま、行こうよ。勝てるよ、きっと。」 三人はとりあえず、前にある階段を上っていった。 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第186話★ |
「ヌハハハハ!!!、よくぞ我が配下を退けた」 突如威圧感のある声が響き渡った。 「ハーゴン!」 イザ達は疲れた体に鞭打って一斉に構えた。 「たかが人間と侮ったか。不甲斐ない奴らめ。 まぁ・・・・・よい。余が戦ってやろう。 そしてお前達を邪神のいけにえにしてくれる」 声だけ聞こえていた上空に徐々に何か霧状のものが現れた。 最初は形を持たない気体が漂っていたが、徐々に一箇所に集まってきた。 しばらくすると一人の人間くらいの大きさの生物が上空に静止していた。 「あれが・・・・・ハーゴン?」 イザが先ほど対峙していたベリアルと比べて、あまりにその姿は貧弱だった。 あっけにとられるイザ達。 「だが、姿形に惑わされるな。 仮にも魔王の一人だ」 イザがそう言うと、ハーゴンはにやりと笑った。 ハーゴンは上空でイザ達を観察していた。 手には何も持っていないが、ハーゴンが手をあげると 頭部に輪がついている錫杖が現れた。 ハーゴンがその錫杖を一振りすると、上空からベギラゴンを放ってきた。 三人はベギラゴンを避ける為に散る。 少し遅れてベギラゴンが床を焦がした。 上空に浮かんでいるハーゴンにバーバラがメラミを放つ。 しかしハーゴンは錫杖を一振りすると、見えない障壁が現れメラミを跳ね返してきた。 「マホカンタ!?」 メラミが跳ね返され、火球がバーバラを襲う!? |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第183話★ |
「メラゾーマ!!!」 「何!!」 巨大な、バーバラよりも遥かに大きい火球がアトラスに向かって飛んでいく。 突然のことにアトラスは避け切れず、直撃した。しかし・・・・・ 「はっはっは!!!俺には魔法は効かん!この勝負!!俺がもらったア!!!」 「なんていうこと・・・・勝てないわ・・・・・」 バーバラはじわり・・・じわりと壁に追い込まれていく。 しかし、あることを思い出し、かばんに手を突っ込んだ。 「一か八か!!!えい!!!」 「なにっ!!毒針とは・・・・ぐふっ!!」 バーバラはとっさに今毒針を持っていたことを思い出し、突き出した。 それが見事急所に命中し、アトラスは死んだ。危機一髪。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「イザとバーバラは何してんだ・・・どうせ誰かと戦ってんだろうけど、やられてんじゃねえだろうなあ・・・・」 バズズにイブールの本を渡すというよく分からない事態により突破したテリーは、 進んだ先にある広間のような場所で待っていた。辺りを見渡すと、出口も三つある。 「仕方ねえ・・・・俺の場合はラッキーだったもんな・・・・」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ギッガデッイ~~~~~ン!!!!!」 イザの上空に発生した大雷雲が、ベリアルの巨体の上へと移動し、 そして激しい電撃を浴びせる。伝説の大呪文、ギガデインである。 「くっ・・・・聞きしに勝る威力・・・・しかし・・・そんなものではわしは倒せぬ!!」 「やばい・・・今ので予想外に体力を消耗したから剣を振るにも魔法を使うにもあと一発ずつだ・・・」 「死ねえ!!メラゾーマ×2!!!」 メラゾーマを何倍にも増幅したような大火球がイザへ襲い掛かる。 しかし、イザにはマホステが。ベリアルはこのことを忘れていた。 「そうであった・・・ぬかったわ・・・ならばこれならどうだ!!凍てつく波動!」 ベリアルは指から波動を放った。イザを包んでいる光が消えていく。 そして再び呪文の詠唱に入った。しかしその隙にイザはベホイミを唱え、少しではあるが体力を回復しておいた。 「これで魔法と剣、一発ずつ出来るな・・・・」 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第184話★ |
必殺の呪文ギガデインでさえ、ベリアルを倒すことはできなかった。 ダメージを受けたもののメラゾーマを二発も放つほど平然としているのだ。 これは通常は考えられないことである。 確かにイザのギガデインは、ベリアルの頭上に落ちたはずである。 「…頭上?」 イザははっとする。 そういえばギガデインが落ちた瞬間、ベリアルの角が光を発していた。 あれはてっきりギガデインの光だと思っていたが、 ベリアルが発したものだとしたら… (もしかしてベリアルの角が、魔力を吸収しているのか…) 稲妻系の呪文を敵にかければ、必ず頭上に落ちてしまう。 (奴の急所に直接呪文を叩き込めれば…) ベリアルは巨大な矛を振りかざしてきた。辛うじて交わすイザ。 「ぼっとしているでないわ!」 ベリアルも極大魔法を連続で唱えているため、メラゾーマを再度放つ力はないようだ。 しかしその迫力はいささかも衰えず、イザは後手に回る。 再度ベリアルの矛がイザを襲う。 イザはその矛の動きだけを集中してかわす。 「チョコマカと!」 (もう少しだ…) 「動くでは!」 (あとちょっと…) 「ないわ!!!!」 (今だ!!!) イザはベリアルの矛をかいくぐり、ベリアルの胸、つまり心臓に剣を突き刺した。 「グワアアァア!!!!!!!」 ベリアルの絶叫がこだまする。 イザは剣を手放し距離をとった。 そして 「ライデイン!!!!!」 雷雲から稲妻が、ベリアルの胸に刺さっている剣に落ちた。 稲妻はイザの剣を伝わり、ベリアルの心臓に直接流れ込む。 稲光が消えたとき、ベリアルの巨体が崩れた。 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第181話★ |
バーバラvsギガンテス 「ブン!!ブン!!」 バーバラに絶え間なく棍棒が振り下ろされる。 避けるのに精一杯のバーバラは、しかし避けながらも策を練っていた。 「接近戦では滅茶苦茶不利だわ・・・距離を一気に離さないと。部屋は広いからどうにかなるか?」 考えている間にも、アトラスはその巨体を生かした包囲作戦を出し、バーバラを部屋の隅に追い詰めていった。 「逃げ場は無いぞ!!そりゃーーー!!」 ここでバーバラは会心の呪文を思い出す。 「ルーラ」 魔力を最小限に抑え、部屋の隅から隅へ移動 一気に敵との距離を離す。アトラスは、まだバーバラを向こうの隅で探しているようだ。 「こいつを倒すほどの呪文・・・アレしかない!!!」 もうバーバラに迷いはなかった。静かに最高の火球呪文メラゾーマの詠唱に入る。 まだ一度も撃った事の無い呪文だ。 自分がそれを撃てるかどうかはわからない。 しかし、これしか方法は無かった。 テリーvsバズズ 「くそう・・・」 テリーは悪態をつきながら、とっさに自分のポケットを探る その中に、入っていたもの・・・ 黒コショウ・・・ 水鉄砲・・・ イブールの本・・・ 戦士の指輪 見事に役に立たないものばかりだ 昔、テリーが趣味で収集していたアイテムたちである しかし、バズズは向かってくる 「これでえも食らえ!」 とっさに、テリーは黒コショウを投げつけた さぁ大変だ。 黒コショウは部屋中に広がり、空気が刺激を帯びる。 テリーもバズズも、くしゃみをしあうという誠に情け無い勝負となった。 しかし、テリーはあわてず水鉄砲を自分に浴びせ、黒コショウを洗い流す。 形勢は逆転した テリーはすらりと剣を再び抜き放つ 剣技の頂点の一つ「魔人斬り」の構えに入った。 イザvsベリアル 「フン、もうおしまいか・・・あっけないものだな」 ベリアルは勝ち誇って言う そして、止めを刺そうと、倒れているイザに歩み寄った しかし・・・ 「ザシュ!」 イザは気力を振り絞り、消え去れ草を発動したのだ!!! 意外な攻撃だったので、ベリアルもダメージを隠せない 「くくく・・・愚か者めが!!!下衆のくせにワシに傷をつけおったなぁ!!!」 ベリアルはマジギレし、イオナズンを連発した 「ベリアル!愚か者は・・・お前だ!!!!!!」 勇者は、古代の伝説の呪文「マホステ」を無意識のうちに唱えていた。 伝説の勇者の血が、今まで知りもしなかった呪文の発動を可能にしたのだ。 イザは、大いなる退魔の光に包まれていた 武器を収め、現存する最強の呪文「ギガデイン」を試みた 不思議と、撃てない気がしなかった。 じいさん一行 じいさん一行は、洞窟へと歩みを進めていた。 洞窟の前にたどり着いたとき・・・ 「ヌルツー登場!」 「出た!!!」(by弥生) 「この前はよくもやってくれたな!!!この怨み、貴様達の死で償ってもらおう!」 「く・・・お前・・・ワシらを邪魔して何の得があるというのか!」 「そいつは答えられないな・・・さて、今度こそはざまの世界へ飛ばしてやる!」 「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥!子丑寅卯辰巳午未申酉猫亥!子丑寅卯辰巳午 未申酉戌亥!勅!勅!勅!・・・エクスペクトパトローナム!・・・時空震よ!来た れ!」 久しく聞いていない時空震召喚の文言をヌルツーが詠唱する・・・ しかし!!! 「又呪文間違えた!!!(干支の2番目の戌→猫)」 再び、時空震は誤作動。運良く(悪く?)ヌルツーだけが吹っ飛んだ。 「まったく人騒がせな奴じゃ。さて、洞窟に入るとするか・・・」 さて、ヌルツーは・・・ 「どこだここ!!!」 「ここは、トラペッタの町です。あなたも鍵を探しにここに来たのですよね?」 何と、8の世界に吹っ飛ばされていたのである!!! |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第182話★ |
テリーが黒こしょうと水鉄砲の水に包まれながら魔人斬りの体制をする。 バズズは相変わらず黒こしょうでくしゃみをしていたが、その姿が止まる。 テリーが攻撃を仕掛けようとすると 「これは!!!!」 バズズが大声を上げた。 思わずびっくりしテリーは動きを止めてしまった。 「これは邪教祖様の本ではないか。何故お主が・・・・」 バズズが指を指しているのは先ほどテリーが放り出したイブールの本だった。 「いや・・・・・」 テリーにとって触れて欲しくない過去の1つだった。 テリーは一時期闇に身を任せていたことがある。 姉ミレーユと再会する前、テリーはミレーユが死んでいると思いこんでいた。 その為自分の無力さを呪い力を求めた。 その時に力を求めたキッカケがイブールの本である。 結果、闇に囚われたがイザ達の助けで、自分の意識を取り戻すことができた。 テリーにとっては呪わしき本であるが、自分を戒めるためこの本を持ち歩いていたのだ。 「この本をくれ!! そうしたら、ここを通してやる」 バズズはテリーに懇願した。 「はぁ!?」 間抜けな声を出すテリー。 「今この本は大変貴重でどこにいっても手に入らないのだ」 「・・・・・・・・・・」 「ただとは言わん。 ここを通すだけなく、私の宝もやろう。 だからこれをくれ」 これは油断をさせるための罠ではないかとテリーはバズズを注意深く観察しているが もしこれが罠であれば、こんな回りくどいことはしないはずだ。 「まぁ・・・・戦わずにすむのであれば、こちらも楽だしな。 持っていくがいい」 テリーはやはり油断しないようにバズズを観察する。 「おぉ!!!そうか!!!」 バズズは本当に嬉しそうだ。 「よし、ここを通るが良い。 それと私の宝も持っていけ」 バズズはそう言うと、自分のしっぽをばっさりと切り落とした。 「な、何を・・・・・」 「これが悪魔のしっぽだ。レアイテムだぞ」 「・・・・・・・・・・」 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第179話★ |
無事溶岩と化した沼を渡りきったイザ達。 そこからは順調に迷路を駆け抜けて行った。 百体近い魔物が出てくる階、 本当に回りくねった迷路、 問題に答えないと進めない仕掛け。 三人はこれまでの経験を生かし、難なく通り過ぎていった。 「なんてことないわね・・・さっきの沼に比べたら。」 「まあ魔物なんて街中でいくらでも倒したし、迷路も右手の法則で辛抱強く行けばいつかは抜けられるしな。」 「クイズもそこまで難しくなかったしね。」 「でも油断は禁物ね。」 三人は何も仕掛けの無い、一直線の道を進んでいた。 何も無いのが不気味なほどである。 すると、三叉路が見えてきた。 「なんだあれは?どれか正解で後は地獄、って奴か?」 「そうでもないみたいだよ。これを見てみたら。」 勇気ある者よ 自らの力を信じ その身のみで進め そこには困難が待っているであろう。 しかし希望も待っているであろう。 勇気を持ったときそこに道は開かれる 「三人で分かれて進め、と言うことなの?」 「みたいだ、ね。」 「一つ一つの扉に違うものがあるみたいだな。仕方が無い。分かれて進もう。」 バーバラは一番右の扉、テリーが真ん中の扉、イザが左の扉へと進んだ。 一番右の扉・・・とてつもなく巨大な巨人が立っていた。 巨人たちを率いる大巨人、アトラス。 その分部屋もとてつもなく大きかった。 「あなたは・・・・アトラスね?」 「いかにも。お前らにはここで死んでもらおう。」 中央の扉へ入ったテリーの眼前にいたのは、一匹の猿。 「バズズ・・・出来るな・・・」 「なぜ私の名が分かった?」 「・・・・腕に刺青が彫ってあるぞ。」 「!!!」 一番左に入ったイザ。そこに待ち構えていたのは、見上げるほどの巨大な悪魔。 「お前が・・・ハーゴン様に逆らい・・・この城に入ってきた戦士だな? 我が名はベリアルと言う。お前にはここで死んでもらおう・・・」 「死ぬのはそっちだ!!」 三人は挑みかかった。 一方爺さんと弥生一行。 何とかグランバニアの城まで辿り着いた。 しかし・・・・ 「鍵がかかっておるのう。」 「このままでは入れませんね・・どうしましょうか?」 「とりあえず・・・アバカムッ!!やはり意味は無いか・・・」 「ぶっ壊しちまうわけにはいかねえのか?」 とハッサン。そのときピエールが何かを思い出したように口を開いた。 「そういえば・・・王リュカが言っていました。 『もし・・・この城に何かあった時のために、鍵を王家の証があったところに置いておく。 もしそんな事態になって、僕が動けなかったら、取りに行って、危機を救ってくれ。』と・・・」 「名君じゃった・・いや、名君なんだの・・・ではそこへ行くとしようか。」 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第180話★ |
バーバラは自分が使える必殺技ですぐに勝負を決めようとベギラゴンを唱え始めたが アトラスはその巨体からは信じられないほど早くバーバラに迫ってきた。 「くっ・・・」 呪文の詠唱をやめ、その場を離れるバーバラ。 バーバラがいた場所にアトラスが繰り出した巨大な棍棒がめり込んだ。 棍棒は硬い金属でできているようで、床をえぐり破片が飛び散る。 その破片のいくつかがバーバラにあたり細かい傷を負う。 「・・・・なんてバカ力なの・・・」 バーバラが再度ベギラゴンを詠唱しようとしたがアトラスが再度迫り、棍棒を横薙ぎにする。 これを読みきれなかったバーバラは持っていた鉄製の盾で防ぐが、盾ごとバーバラの体は吹き飛ばされた。 壁に激突し、吐血する。 持っていた盾は一回の攻撃でヒビが入り、腕も骨折したようだ。 すぐにベホイミを唱え傷を癒し、意識をはっきりさせると 目の前にアトラスが立っておりにやりと笑っていた。 テリーの剣が煌く。しかし当たらない。 バズズのスピードはテリーのスピードを上回り 剣が届く距離なのにことごとくかわされる。 一方、バズズの攻撃は一撃必殺ではないものの鋭い爪を繰り出すことにより テリーは少しずつ傷を負わされていった。 回復をしてくれる仲間がいないテリーには1つの傷でも分が悪い。 このままだとジリ貧だと感じ、剣を引き一度テリーは間合いをとった。 「フフフ・・・・・坊や・・・・もう終わりかい?」 バーバラとテリーは各自強敵と戦っていたが、もっとも相性が悪かったのはイザだった。 バーバラ同様最強魔法ですぐに勝負を決めようとライデインを放った。 轟音が鳴り響き、雷がベリアルに直撃する。 雷の余波がイザの側まで来て、思わず顔をしかめた。 しかし直撃を受けたはずのベリアルはいとも平然としていた。 「そんな・・・・・・」 「フン。俺には魔法は効かん。 それと魔法というのはこうやって唱えるもんだ」 ベリアルは持っている矛を天に突き出す。 するとその矛先の空間が歪み出し、徐々に光を集めだした。 「まさか・・・・・」 イザは背筋が凍るのを感じた。 自分がかつて見たことがないほどの強力な魔力をその矛から感じ イザは盾を前に出し精神を集中し、身を固め防御をする。 ベリアルの矛先の光は既に巨大になっており、主人の命令を待っていた。 ベリアルは満足げに光を見ると、口を開いた。 「イオナズン!!!!」 ベリアルの言葉と共に凝縮された光はイザに向かい、大爆発を起した。 すべての存在を無にする爆発。 そして静寂。 立ち込める煙が去った後、地に倒れているイザの姿があった。 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第177話★ |
イザ「とりあえず・・ハーゴンの幻術だから、 何があるかは分からないな。 入った途端に熱くなって蒸し焼き、 なんてこともありえるわけだ。」 バーバラ「出来るだけ泥に入らないほうがいいわね。」 テリー「しかし・・・飛んでいくのもこの天井では無理だし、他にどう行く?」 三人は考え込んでしまった。 十分ほど考えた後・・・ イザ「いい事思いついたぞ!!」 バーバラ「え、どうするの?」 イザ「とりあえず、向こうまでいければいいんだろ? だから、表面だけ通れるようになって、後は泥でもいいわけだ。」 バーバラ「ふうん。で、どうするの?」 イザ「そこからが思いつかない・・・」 テリー「なるほど、そうか。分かった。 要は、上だけ固くすればいいわけだろ? 俺の故郷にな、泥を練って固くして皿として使えるようにしていた人がいた。」 イザ「なるほど・・・バーバラ、ベギラゴン使えるか?」 バーバラ「ベギラゴン?使い方は知ってるけど・・・魔力が足りるかどうか・・」 テリー「あれぐらい火力がないと無理だろうな。」 バーバラ「分かった・・やってみるわ。」 バーバラは詠唱を始め、火炎を手から出した。 火炎が泥沼に吹き付け、底なし沼の上を燃え盛る。 泥が固まり始めた・・・・が。 一部は固まったものの、ほとんど硬くならず、しかも、それも表面だけ、 つまり浮島のようになってしまった。 浮島はそれ自体の重さで浮き沈みしており、人間の体重は、すぐに沈んでしまいそうであった。 テリー「なんだこれは?こんなばらばらになるとは・・・」 イザ「きっと水の多さが違うんだろうな。 固まってないところは水分が多いんだ。 とりあえず渡るしかないだろう。」 バーバラ「この天井の低さで?頭打つわよ?」 イザ「うさぎ跳びしかないだろう。」 テリー「膝壊すぞ。」 バーバラ「二人ともふざけてる場合じゃないでしょ!!」 イザ&テリー「俺たちは極めて真剣だ。」 ということで三人は渡ることに。 三人とも律儀に手を耳のようにし、 飛び始めた。 すぐに沈んでしまうので、 常にピョンピョンしている必要があったが、 もともと体力はあるので、別に支障は無かった。 しかし、三人が5分の1ほど渡り終えた途端、 泥が煮えたぎり始めた。 バーバラ「どういうことよ!!溶岩になっちゃったわよ!!落ちたら地獄鍋になっちゃう!!」 テリー「スーパーマ○オワールドを思い出すな。」 イザ「コクッパの城にこういうのがよくあった。」 バーバラ「二人ともどこの世界の話しているのよ!!どうすんの!」 テリー「落ちたらひとたまりも無いな。」 イザ「でも進むしかないし・・気をつけないと・・」 バーバラ「でも・・・出口が見えないわよ?」 三人がスーパーマ○オワールド風のアクションを、兎跳びでかましているころ・・・ 忘れ去られている爺さん賢者と弥生は、テルパドールで、二人の人と会っていた。 邪教祖を倒すべくラインハット城に潜入した後、 誰からも忘れ去られていたハッサンとミレーユである。 ハッサン「お前たちは・・イザを知っていると言うのか?」 爺さん「合体前の、じゃがな。」 ミレーユ「彼は何しているの? 邪教祖スペ・ア・リヴと戦っているときに突然消えてしまったのよ。」 弥生「多分・・テリー、バーバラと旅をしていると思います。私たちがもともといた世界を。」 ハッサン「あいつらと?実は俺たちもどうやったら元の世界に戻れるか考えていたんだが・・・」 ミレーユ「この世界もいろいろ大変みたいね。」 ペリー「トリアエズグランバニアオウケの人タチヲ探スコトヲ先決ナノデ~ス。」 弥生「とりあえず、みんなで旅をして、手がかりを探す、というのはどうでしょう?」 皆賛成し、彼らは一時旅を共にすることになった。 目指すはグランバニア城である。 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第178話★ |
ハッサン・ミレーユはラインハットで邪教祖が一時的に消えたため、 弥生やじいさん達と行動を共にしていた。 また弥生達も今だグランバニア・ラインハットが解放されず グランバニア王家の手がかりもないまま、 テルパドールをさまよっていたがなんの情報も得られなかった。 弥生・じいさん賢者・ピエール一行はハッサン達と共に 原点であるグランバニア王家が行方を晦ました大元のグランバニアに行くことにした。 王家の人間は数名の家臣を引き連れ、どこかに潜んでいるはずである。 今だグランバニア・ラインハットは光の教団と名乗る邪教祖の手に落ちたままである。 以前ピエールは一人であり、グランバニアを終われる身であったが 現在はメンバーは弥生・じいさん賢者・ペリー・ピエール・ゴレムス・ハッサン・ミレーユと 7人パーティーである。 人数的にはまだまだグランバニアに潜んでいる邪教祖の手下に及ばないものの 皆、仲間は実力者ばかりである。 手分けをすれば、王家の人々の手がかりがわかるかもしれない。 凶暴化した海の魔物を退け、ピエールの指示の元グランバニアに通じる川に入っていく。 「グランバニアは以前も申し上げた通り、邪教祖の手に落ちています。 このまま船でグランバニアの港に入るのは危険でしょう。 少し手前に入りえがあります。そこにいかりを降ろしてそこから徒歩で行きましょう」 皆、その意見に賛成でグランバニア近くに夜つき、そこで船をとめた。 流されないようにいかりを降ろし、上陸する。 グランバニアの森は静かな闇に包まれており、一行は静かに歩みを進めた。 メキメキ・・・・・・メキメキ・・・・ 物音が聞こえる。木が倒れるような音だ。 「何?」 戦闘を歩いていた弥生が立ち止まり、同時に一行が歩みを止めた。 そうすると音が止まった。 「気のせいかしら・・・・」 また歩き出す。 メキメキ・・・・・・メキメキ・・・・ また音が聞こえたので、一行足を止める。 そうするとまた音も消えた。 「何かの待ち伏せかのぉ・・・」 じいさん賢者が答える。 「ソノトキハ、キョウコウトッパデス~」 ペリーが過激な意見を言う。 「まぁ、用心をしながら進むしかなかろうて」 そう言って一行歩き出す。 メキメキ・・・・・・メキメキ・・・・ 一行は一番後ろを振りかえった。 最後尾はゴレムスがいて、その巨体が歩くたびに木をなぎ倒していく音だった。 「おまえか、ゴレムス!!!!」 「ウゴー」 ゴレムスは恥ずかしげにうつむいた。 一方、ぴょンぴょン跳ねながら、泥沼を越えていく イザ・バーバラ・テリーの姿である。 煮えたぎった沼を急いでわたっていく。 「きっと、ハーゴンがまやかしの術で沼の温度をかえられたのかも・・・・」 バーバラが不安げにつぶやく。 「生かすも殺すも自由ってわけか・・・・ クソ・・・なめやがって!」 テリーが悪態をつくが、しかし立ち止まっている時間はない。 ウサギとびをしながら、三人は沼を越えていく。 「しかし情けない格好だ。 こんなときに過去に歌われた伝説の勇者なら、 ささぁ~とかっこよくいっちゃうんだろうな」 イザがつぶやく。 「伝説の勇者?」 「知っているだろう? もう何百年も前の話しだけれど女の身でありながら たった一人で大魔王を封印したことがあるっていう勇者さ。 チェルト・フレイユっていう、後にロトとも呼ばれた人だよ」 「あぁ・・・・その人ね。 本当に現存した人かどうかわからないけれど・・・・」 「いただろう。 書物に名前まではっきり示されているんだ。 魔王封印以外にもいろいろと伝説が残っている。 そしてロトがその身に不死鳥ラーミアを象った武器防具を身に付けていたんだとさ。 その人の武器防具があればな・・・・」 イザがウサギとびをしながら、そんなことをつぶやいた。 「武器防具の力に頼って戦うのは危険だぞ。 いつも武器防具を身に着けているわけではない。 眠っている時とかな。 またそういう神々の装備は人を選ぶ。誰もが装備できるというわけではない。 まずはそれを身に着けるだけの器がなければな。 それにこういうところを切り抜けるのは戦いの力より知恵の方が必要だ」 テリーはそう指摘した。 「わかっているよ。とにかく当面はここを切り抜けないと・・・・」 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第175話★ |
バーバラ「とりあえず・・・進まないことには何も始まらないわね」 とりあえず三人は進むことにした。 さすが邪教の大神官が作り出したという迷路だけあって、 ややこしいこと極まりない。 行っては戻り、行っては戻りを繰り返していると、 かなり細い道の奥に、三人は扉を見つけた。 イザ「とりあえず僕が先に進む。 三分たっても出てこなかったら、二人で違う道を探してくれ。」 テリー「分かった。任せたぞ。」 イザは扉を開け、中へと入った。 そして二分半たった後・・・ イザ「とりあえず進めるみたいなんだけど・・・・ とりあえず入ってみてくれよ。」 中に入った二人が見たのは、 異様に低い天井と、 見渡す限りの底無し沼。 そしてそこにひしめくマドハンドの群れ。 テリー、バーバラは言葉を失った。 バーバラ「なんなのよこれ・・・」 テリー「マドハンドは普通に大群で現れるものだが・・・これは尋常ではないな。」 バーバラ「こう天井が低かったら、ベギラマ噴射で飛び越えるのも無理ね・・・」 イザ「やっぱりこれもハーゴンの幻術・・・」 ためしにイザは手近にいた一体を切りつけてみた。 テリー「幻術には変わらないのだろうが・・・実際にここにある、ということは変わらないようだな。」 バーバラ「でも確かマドハンドはそんなに強くなかったはず・・・吹っ飛ばすわよ!!」 バーバラはベギラマ、イザはライデイン、テリーは五月雨切りを浴びせた。 マドハンドの群れは全滅したかに見えた・・・・が。 なんと復活してきた。 イザ「ただ倒すだけでは無駄、ということか・・・」 バーバラ「そういえば・・・聞いたことがある・・・ たしか、マドハンドはたくさんいても実は根っこは一つで、 その根っこ、球根を壊せばマドハンドも死ぬと・・・ でも、引っこ抜きでもしない限り出てこないらしいわ。」 テリー「じゃあ、こいつらをつかんで引っこ抜け、ということか?」 イザ「そういうことだね・・・気持ち悪そうだけど。」 三人でいっせいにそれぞれ違うマドハンドを掴み、 引っこ抜いた。 そこには、横に異様に長く、巨大な球根。 そしてそこから生える無数のマドハンド。 テリー「ぶっとばずぞ!!魔人切りぃ!!」 バーバラ「メラミ!!」 イザ「ライデイン!!」 三人の最高の技、呪文が炸裂した。 球根は跡形も無く吹っ飛んだ・・・・はずだったが、 球根は復活していた。 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第176話★ |
炎のメラミと電撃のライデインで倒せないとなると さすがに三人は困りだした。 特にマドハンドの球根は襲ってくるようなことがないので こちらから近づかなければ被害は受けないが、通り抜けることができない。 「いや・・・・・・・待てよ? 引っこ抜くことができたってことは、このまま引っ張って この部屋の外から出しちゃえばいいんじゃないか?」 「そうね・・・とりあえず動けないんだから、この部屋の外から出しちゃいましょう」 三人は再度力を合わせて、マドハンドの球根を動かした。 しかし部屋の外に出そうとすると、扉より球根の方が大きく、部屋の外から出すことができない。 三人はそれでも無理矢理部屋の外へ引っ張り出そうとしたが 物理的にどうてみても扉が人間サイズのため無理であった。 「ビンラムネのビー玉を気合で出すことができないようなものか・・・・」 「ビンラムネって?」 バーバラが不思議そうにたずねる。 「あぁ、ジパングの特産の飲み物でそういうのがあるのさ。 あそこは剣を鍛えたりする鍛冶屋などがあって手先が器用な人が多くて ガラスの瓶に甘い飲み物を入れて、中にガラスのタマを入れるんだ」 「へぇ~そんな飲み物あるんだ。飲んでみたいな」 「ラムネねぇ・・・・・待てよ? どうやったら中のビー球を出すことができる?」 「どうやっても無理でしょ。ビンでも割らない限りは・・・・・」 「それだよ」 「それって、何よ。この洞窟を破壊しろっていうの?」 「そこまでは無理だろうが、ラムネのガラスの入り口を壊したら・・・・どうなる?」 「・・・・そうか! マドハンドそのものを滅することができなくても、入り口なら壊せる!」 三人はマドハンドを部屋の中に置いた後、一度部屋の外に出て 三人の最大級の攻撃を扉に向かって放った。 もくもくとした煙がたちこめ、しばらくすると扉であったところが見える。 扉は破壊され、さらに大きな入り口ができていた。 「よし・・・・これなら・・・・」 三人はマドハンドを部屋の外にほっぽり出した。 哀れマドハンドは部屋の外で動くこともできず、手だけがうごめいている。 「後は次の底なし沼をどうするかだな・・・・・」 |
たまにはFFも進めてみましょう。(実はDQのほうの話の展開がわからなくなっただけだったりする)
★FFげっちゅうぺーじ連載小説第206話★ |
ニブルヘイム…俺の故郷だ。ここには様々な思い出があり、そしてセフィロスとの戦いの全ての始まりの場所でもある。 (そういえばようやく現世に帰ることが出来たんだな。) 「まずどこに向かうつもりだ、ここはお前の故郷なのだろう?」サラマンダーが言う。 さてどこに向かうか…やはりセフィロスが関与しているとすれば神羅屋敷かニブルヘイム魔晄炉だろうか…。 町の入口から近いのは神羅屋敷だ、まずはそこから向かってみるとするか。 「よし、あそこに見える廃屋敷に向かうとしよう、あの屋敷の地下室に何か情報があるかもしれない。 宝条が何か残しているかもしれないしな。」 ところで行くメンバーがいつのまにか増えている。 アンジェロと呼ばれる犬っころ、サラマンダー、ワッカ、ティーダ、 そしておそらくティーダにくっ付いて来るつもりなのだろう先ほどの少女、ユウナがいた。全く迷惑である。 こんなとこでのろけたりしようものならたちどころに俺のバスターソードの錆にしてくれよう。 いや、ファイガで焼き払うべきか…考えておこう。 外見に似合わずサラマンダーは意外とおとなしい。 おそらく喧嘩は売らないが買い専門なのだろう。 犬っころはやたら地面を掘ってポーションやらを掘り当てている。 こいつらを統一などできるだろうか?…少し心配である。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 神羅屋敷、やはり中もあの時のまま、さびれたままだ。しかし重要なのは地下室だ。 俺たちは慎重に地下室を下りていき地下通路を歩いていた。 歩いていると暗がりの中にはっきりと目立つ看板が俺たちの目に飛び込んできた。 「なんだあれは……ヴィン…セン…党…?」 |
それは全てマスター:安田さんにかかっております。名前はめちゃくちゃギャグですがね(笑)
久々のげっちゅうぺーじだったので
FFげっちゅう小説だったので内容忘れていました(^^;
今回最初から読み返してみてようやく思い出しましたので、今回は今までのあらすじをおさらいするように進めていこうと思います。
ではげっちゅう小説なのおぉぉぉ~
★FFげっちゅうぺーじ連載小説第207話★ |
「なんだあれは……ヴィン…セン…党…?」 クラウドはこの看板を見て固まった。 (ヴィンセン党・・・・ってやっぱり、ヴィンセントのことだよな) クラウドはかつて一緒に冒険した仲間ヴィンセントのことを思い出した。 この部屋にはヴィンセントがいて、彼の過去や北条、セフィロスに関することなど 様々なことが語られた部屋でもあり、大量の書物もあったからだ。 しかし彼は今生きていない。何故かって? もうずっとずっっっっっっと昔の話のことで忘れているだろうが、 仲間であった者達は第32話で俺の女装により全員ショック死している。 その時にヴィンセントも登場はしていなかったが巻添えをくらっていた。 現在俺の仲間で生きているのは第109話で蘇ったバレッドのみのはずだ。 そもそもそのショック死したみんなを生き返らせようと フェニックスの尾を探しに旅に出たのが始まりだった。 俺は今頃になって旅の目的を思い出した。 「俺・・・いったいここで何をしているんだ・・・・・」 後ろを振り返ると、いちゃついているカップル二人に、 書物をガシガシ噛んでいる犬、勝手に剣を磨ぎはじめたヤクザに、 ボールを床につきながらドリブルして「ディーフェンス~!ディーフェンス!」と 一人で分けのわからないことをいっているトサカ頭。 地下室は荒れ放題である。 クラウドは旅の目的を見失いそうだった。 いけない・・・・俺一人でもしっかりしなければ・・・ クラウドは旅の目的を再確認する。 そうだ、死んでいたはずのザックスに襲われたときに、ザックスからはセフィロスの気を感じた。 その時に俺はスコールに会ったんだ。 スコールから死後の世界にいるセフィロスが悪の力をつけていたのを知り、俺はこの探索に乗り出したんだった。 ふと、テーブルの上を見ると一冊の本が目に入った。 「Diary」 そう表紙に書いてあった。 これはヴィンセントの日記だろうか。 ページを開いてみる。 一ページ目。 「本日、念願の”ヴィンセン党”が発起設立された。 膨大な資金集め、協力者の収集、大変であった。 だが、ようやく「ジェノバ・プロジェクト」を実行に移すことができる」 ・・・・・ジェノバ・プロジェクト? 一方・・・・・(第141話からの回想より) 現在、クラウドとスコールの共通の敵悪の親玉ともいうべき、セフィロスはユフィと対峙していた。 死後の世界でエアリスは黒マテリアを手に入れたが、その黒マテリアをセフィロスは狙った。 どうにかセフィロスを巻いたエアリスだが、そこに現れたのがショック死して死後の世界にいるユフィ、 エアリスから黒マテリアを拝借した。 そこに現れたセフィロス。セフィロスはユフィに襲い掛かり傷を負わせていた。 「死後の世界では死ぬことができない。 ククク・・・・だが、死よりもっと苦しいことを味あわせることができる」 そう言い、愛用の長剣を抜刀したままセフィロスは傷ついたユフィに近づいていった。 ユフィは傷つきながら、どうするか素早く頭を働かせていた。 過去の冒険でいくらユフィが強くなったとはいえ、セフィロスに一対一でかなうはずはない。 戦えば負ける。 死後の世界ということで死ぬことがないとはいえ、死より苦しい世界を与えられるという セフィロスの言うことは事実だろう。 であれば、戦うと見せかけて逃げるしかない。 「あんたに黒マテリアを渡したら、私を見逃してくれるという保障はあるの?」 「それはどうかな・・・・・」 セフィロスはさらに近づいてきた。 「とられるのは癪だけれど、あんたにやるよ! ほら!!!」 そういうと、ユフィは思いっきりマテリアをセフィロスの後方に投げた。 「くそ!!!!」 あわててマテリアをとりに背後に振り返るセフィロス。 ユフィはその場をダッシュで逃げ出した。 ユフィが投げたのはたまたま持ち合わせていたカウンターマテリアだった。 |
さて、初の空中戦デスね♪
まことさんは簡単には行かせないと仰っておりましたが、
確かに空中戦とゆーのは本当に鍛錬を積んでいないと難しいモノです。
と、言いつつ空中戦を書くのがかなり好きなあたし、波音・・・
思い切りいかせて頂きますデス!
久しぶりの、げっちゅう小説なのおぉ~(笑)
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第173話★ |
アリアハン城から舞い上って来る鳥人部隊にイザは困惑した。
イザ「くそっ、この体勢じゃ剣は使えない・・・ テリー「やはりここは消え去れ草を使うしか・・・」
残り少ない攻撃アイテムを使おうとしたテリーを、
バーバラ「待ってテリー。
バーバラは二人に突破法となりうる案を簡潔に告げた。
暫くして、遂に鳥人部隊はイザ達のすぐそばまで近づいてきた。
他の有翼動物の羽は手から進化しているのに比べ、
この時間を利用して、バーバラはいざと言う時のためにと バーバラ「イザ!お願い!」
少女の掛け声に合わせ青年は肩を右側に下げる。 テリー「よし、二人とも頼んだ!」 イザ「任せろ!」 バーバラ「いつでもいいわよ!」
青髪の青年は左肩を下げ、今度はテリーが下に来る様に体勢を変える。 テリー「今だっ、バーバラ!」 バーバラ「OK!」
少女は再びベギラマを唱える。 テリー「喰らえ、五月雨爆進撃!!!」
魔力の火炎によりスピードとパワーが流星を思わせるものとなった五月雨剣が、
初の空中戦は、バーバラの機転と、
イザ「テリー、この風のマントは君が使ってくれないかい? テリー「わかった・・・使わせてもらう」
イザの手からテリーに風のマントが渡り、
その頃・・・ シモン「ふぅっ・・・大丈夫かマコトさん」
マコト「はい、なんとか・・・
シモン「アトラスはな・・・本来は天空を支える神なんだ。 マコト「そんな事が・・・」
シモン「俺はご先祖から代々伝えられてきたこのイージスの盾・・・
マコト「私の音楽の力で邪気を封印し、
シモン「ああ・・・コイツの石化能力はまだ十分残ってるが、 シモンは愛刀である青銅の鎌、ハルパーを構え直す。 マコト「・・・はい」 二人は颯爽と城の闇に消えた。
|
さて、一方シモンさんですが、また+αしてしまいました;
サイモンが勇者である他にも何か勇者としての「血」を作りたくて、
伝説の英雄、ギリシャ神話のペルセウスに引っ掛けてみました。
丁度ペルセウスに関わるアトラスも出ていましたので、
彼の現在の目的も作ってみました。
神話使うあたりも趣味出まくりでございます。
P.S. まことさんを出したのも趣味です(爆)
ご活躍を期待しておりマス!!!(マテ)
しかし小説を書くときに大切な情景描写をしっかりと書かれていますね。
魔物達が襲ってくるのが遅くなった理由として
飛竜族や鳥人族の特徴を描き、納得させるところは文章に引き込まれます。
FFのアイテム、イージスの盾が出るのは意外でしたね。
それとお母さんが入院とは大変なことになってしまいましたね。
家事って結構大変なんですよね。
私も仕事と併用しながら食事、洗濯、ゴミ捨て、風呂、トイレ掃除など一通り普段やっているので
その大変さはよくわかります。
しかもお母さんの入院のお見舞いに行ったり大変ですよね。
でも一番大変なのはお母さんですから、こういう時こそ親孝行をして
そして早くお母さんが元気になるといいですね。
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第174話★ |
アリアハン城内に歩みを進めたイザ、バーバラ、テリーの3人は注意深く周りを見る。 「・・・・・おかしい」 イザが突然つぶやいた。 「確かに・・・・・おかしいね・・・・」 バーバラも頷いた。 テリーも無言ながら、その言葉に納得していた。 屋上から見たときの外壁は変わりがない。 しかし城内に潜入するとの中身がまったく異なっていたのだ。 つい先日まで三人はやまたの大蛇との戦いの前まで アリアハンの城にいたのだから、城内のことは記憶に新しい。 しかし城内は、イザ達の記憶とはかけ離れた姿になっていた。 城の内部は、その大きさからは考えられないほど 複雑な迷路になっていたのだ。 「どういうことだ・・・・ わずかな間にアリアハンの城を改造されたのか?」 「まさか・・・・どうみても外壁から見たこの城の物理的なスペースより この中の方が大きいわ」 「ということは・・・魔法か・・・・幻か?」 イザ達が目の前にある信じられない光景にあっけに取られていたときのことである。 「ケケケ・・・・・ようやくわかったかい・・・・」 突然、上空から声が聞こえてきた。 三人は武器を構えて天井を見上げた。 しかしそこには天井があるだけだった。 「誰だ!!!!」 イザは声を荒げる。 「ワシの名はハーゴン」 声の主は短くそう答えた。 「貴様もゾーマの手下か!?」 イザは言葉を続けた。 「ふむ・・・手下ではないな。 共謀しているというべきかな」 「何!?」 大魔王ゾーマ、それと同等の魔物がまだ存在するというのか。 イザ達は姿が見えないハーゴンと呼ばれる魔物の言葉に絶句し、同時に恐怖を覚えた。 「ワシの夢は邪神を復活させ、世界を征服することじゃ。 邪神を復活させるにはたくさんの生け贄が必要じゃ。 そうおまえ達人間の血がな・・・・ そのため大魔王ゾーマとワシは人間を支配するということで利害が一致したわけじゃ」 「なんだと・・・・・」 テリーの顔も緊張も引きつっている。 「そのため、ゾーマに力を貸した。 太古の巨人アトラスを復活させたのもその一つじゃ」 「おまえが、あのアトラスを?」 「人間が一人でも死ねば、それだけ邪神の復活は近くなる。 このアリアハンには城に立てこもっているたくさんの人間がいたからな。 そのため、このアリアハンにアトラスを向かわせた」 「なんてことを・・・・」 「だが、おまえ達は普通の人間とは毛並みが違うようだ。 人間の分際で、そこそこの力を持っている。 だから、ここで始末しておくべきと判断した。 ワシはいろいろな幻術に精通している。 その幻術をお主達に体験してもらおうと用意思ってな。 この迷路もその1つじゃ」 「ケッ、所詮は幻じゃねぇか。 大したことねぇよ」 テリーは恐怖に飲み込まれないために強気な発言をした。 「フフフ・・・威勢のいい若者じゃ。 しかし幻術と現実は紙一重じゃ。 幻も使いようによっては、現実より恐ろしいことも起こりうる。 それがお主に理解できるかの・・・・・」 そう言って、ハーゴンの声は消えていった。 三人は汗でびっしょりだった。 ハーゴンと呼ばれる魔物の邪気が凄ましかったからである。 さすが大魔王ゾーマと共謀するだけあって 声を聞くだけで三人はごっそり気力をとられた。 「まずは・・・・この迷路を抜けなければ行けないのね・・・・」 |
大魔王の配下という設定ではなく、共謀者という巨大な悪という設定にしてみました。
大魔王ゾーマとハーゴンがこれからイザ達の前に立ちはだかります。
さて、げっちゅうですが、
スカルナイトって・・・Ⅱのアレですよね?
なんか、赤いの(マテ)
赤は強いですよね~通常の三倍の能力。(それはシャア専用機)
話が反れると止まらなくなるので
げっちゅういきたいと思います!
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第171話★ |
イザ「くそっ、どうする!?」 テリー「あれ程の盾捌きじゃ剣での戦闘はのぞめねぇ・・・」 スカルナイトの死神の盾は伝説の武具をも超える守備力を持つ、 鉄壁の呪怨装備。 人間が使うと常に危険が付き纏う事になるが、 魔物、それも不死者なら、その怨念を克服出来る。
イザ「仕方が無い、ギガジャティスを・・・」
その時、スカルナイトの剣を受け止めつつテリーがある事に気付いた。
『ザシュッ!ザザザンッ!』
バーバラ「吹っ飛ぶって・・・ちょっと強すぎ?」
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こんな強力なモノを何度も使われると困るので
使用制限もつけてみました。
後残り7回、一体どんな状況で使用するかがポイントになりますね。
ちょっと内緒の話ですが、
最初この三人が頑張ってるの横目に
シモンが斧盗んできちゃうと言うお話考えたりしてました(笑)
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第172話★ |
スカルナイトを退けて、洞窟をすすみ塔の最下層についたイザ達。 三人は次々と魔物達を退けながら頂上を目指した。 度々襲ってくる死神の盾を持つスカルナイトや 強力な炎をはくメイジバピラス、 アリアハンで苦戦したキラーマシーンなど強力なモンスターが巣くっていた。 中でも最も苦戦させられたのは異界から呼び寄せられた フレイムとブリザードの混合部隊だった。 炎の魔法が効かないフレイム、氷の魔法が効かないブリザード また剣で傷つけることもできず、 イザとバーバラの魔力は前の戦いでほとんどつきてぃるので 残りの消え去れ草を5つ使いグランドクロスで退けた。 塔の最上階についたときは皆、相当へばっていた。 「はぁ・・・・・はぁ・・・・・やっと頂上だぜ」 「アリアハン城に入ってもこれじゃまともに戦えないわ・・・」 テリーとバーバラは荒い息をついた。 「でもやるしかない。そのためにこの世界に戻ってきたんだから。 みんな、いくぞ!」 イザは風のマントをまとい、勇気を奮い立たせた。 手をつなぎイザ達は塔から飛び降りる。 すると下から風が起こり、イザ達は空高く鳥のように空を舞った。 イザ達は上空からアリアハンの城に入りこもうとしたが その目論見が甘いことを知った。 人間と違い、魔物達には羽を持ち空を飛ぶものもいる。 剣を持つ鳥型モンスター、ガーゴイルとホークマンの混合部隊が 襲ってきたのだ。ガーゴイルが3匹、ホークマンが5匹である。 「ちきしょう、空にもいやがったか」 テリーはが舌を打つ。 イザの右にはバーバラ、左にはテリーが手をつないで 空を舞っている。 そのためイザは両手が使えず空中を飛ぶのにバランスをとるため 戦いには参加できない。 またバーバラ、テリーも片手しか使えない。 しかも不安定な体勢で始めての空中戦だ。 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第169話★ |
「さて、どうしよう」 「レーベに消え去り草ってあったっけ?」 とにもかくにもレーベに出発したイザ(と愉快な仲間達…っじゃないかな) 到着 まずイザ達は変化の杖を探すことにした。 「変化の杖ぇ~? なんだいそりゃ?あたしゃしらないよ。」 「ほう~。なんだそれ?うまいのか?」 「はぁぁ~早い話がないってことね。」 選択肢2は廃案となった。 次にイザ達は風のマントを探すことにした。 「風のマント…あっそれならあの家の人が持ってるよ」 「ごめんくっだっさぁ~い 風のマント貸してくださぁ~い!!」 「バーバラ、いきなりそれは…」 「何じゃお前ら…わしに何のようだ」 「あっ!!僕たち、風のマントを探しているんです。 アリアハンを取り返すのに必要なんです。おねがいします。風のマントを貸してください。」 「そうか、そういうことなら貸してやる。ほれ。 そのかわりの報酬は必要だがのー…ってもうおらんのか!!これだから最近の若いもんは…ブツブツ」 とりあえず風のマントを手に入れた。 「ねぇ?一応消え去り草ももっといたほうがいいんじゃない?」 というバーバラの提案により、消え去り草も探す事に決定。 「じゃぁまず、道具屋に行ってみますか?」 「消え去り草はないけど消え去れ草ならあるよ。」 「なんですか?それ」 「敵を吹っ飛ばす草だ」 「買った!!」 かくしてイザたちの作戦は決まった。 風のマントで忍び寄り、消え去れ草でふっとばす。 |
レーベの村の人は随分のんびりした雰囲気ですね(笑)
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第170話★ |
風のマントと消え去れ草という怪しい草を手にいれたイザ達。 「なんなく風のマントは手に入れたけれど、 アリアハンの城の上空から進入するために この風のマントで飛ぶには高いところから飛び降りないとダメだわ」 バーバラは思いだしたように言う。 「アリアハンで一番高い建物と言えば・・・・ナジミの塔しかないな。 ナジミの塔にいくにはアリアハンから西の方向にある洞窟から 地下を通じていけるはずだ」 イザはそう提言して西の洞窟に向かうことにした。 戦いの音が激しくなりひびく・・・・・ 「メラミ!」 バーバラが唱えた炎の玉が魔物を炎上させる。 キーン!!!! イザの剣が敵の剣と打ちあわされる。 「なんだ、ここは!!! 以前はこんなに魔物がいなかったのに!!!」 以前はスライムや大ガラスなど弱いモンスターしか出現しなかった洞窟にも アリアハン攻めをした大魔王ゾーマの手下が数多くすみついていた。 イザ達が対峙しているのは、歴戦の戦士の屍を大魔王ゾーマが蘇らせた スカルナイトだった。しかも七対である。 元精鋭の騎士だけあって、強力な攻撃を繰り出し イザ達の攻撃はスカルナイトが持つ盾でことごとくはじき返される。 テリーが三匹、イザとバーバラは二匹、スカルナイトを受け持ったが お互いを助け合う余裕はなかった。 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第167話★ |
兵士「た、大変です!」 イザ「どうした?」 兵士曰く、「城内に魔物が侵入!国王陛下の安否は不明。アリアハン城・城下はもう 魔物に制圧されています!」 兵士もかなりの深手を負っていたようだ。 一同は、驚いた。 テリー「そんな馬鹿な!あれだけ強固な城だぞ!そんな簡単に侵入できるはずが・・ ・」 イザ「まさか・・・まさか、コリン・キー?あれを今使われたのか?」 バーバラ「でも、オロチは倒したじゃない!城には強い兵隊さんがいるんだよ!そん な簡単に落ちるなんて・・・」 そのとき、城の方面から声が聞こえた。 「我こそは古の巨人・アトラス。この城は、我々巨人族がもらった!」 巨人の手には、巨人が使うには小さいが、人間が扱うにはかなりの大きさのある斧が 握られていた。 バーバラ「あれよ!あれが魔人の斧!巨人達が先に抑えていたのね!」 イザ「氷は、後どれくらいで溶ける?」 シモン「氷神の氷だ。そこらの氷ほど速くは無い。封印が解けるのは、120時間後 ・・・5日後ぐらいだろう。」 イザ「・・・5日間の間に・・・魔人の斧を奪う・・・それしかない!」 そのとき・・・ じいさん「腹が減ったのお。のどが渇いたのお」 弥生「そんな事いわないで!もうすぐ、テルパドールよ!」 天空の勇者を探し、テルパドールの砂漠をさまよっていた。 そのとき・・・ ?「お前達をテルパドールに行かせるわけにはいかない」 ペリー「ダ、誰ダ?」 ヌルツー「俺はヌルツーだ!ふ、やっとあの暑苦しい世界から脱出できた。」 弥生「えーあなたこの世界にいつ来たの!」 ヌルツー「俺は時空震を操れる。あいつらが監視する世界から、はざまの世界に脱出 できたから、やっとここに来れたのだ。」 じいさん「で、わしらをどうするつもりじゃ?」 ヌルツー「魔物のはびこる地・はざまの世界に飛んでもらおう!」 じいさん「させぬ!メラゾーマ!」 しかし、ヌルツーは微動だにしない。 ヌルツー「甘い・・・俺はマホカンタをかけている。」 じいさん「ヌ!・・・不覚・・・」 弥生「だ、大丈夫?」 じいさん「これしきの事で倒れる私ではない・・しかし、魔法だけの私には手におえ ない・・・」 ヌルツー「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥!子蛆寅卯辰巳午未申酉戌亥!子丑寅卯辰巳午 未申酉戌亥!勅!勅!勅!・・・エクスペクトパトローナム!・・・時空震よ!来た れ!」 遂に時空震が作動し始めた・・・ ヌルツー「あ!呪文間違えた!(干支の2列目の、「丑」→「蛆」)」 ヌルツーだけが、どこかの世界に吹っ飛び、じいさんたちは、大きな音を聞きつけた テルパドール軍に救出されて教会で介抱された。 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第168話★ |
「あれだけ堅牢な城がこうも簡単に乗っ取られるとは・・・・・」 兵士達は最後の拠り所を奪われ絶望した。 城を奪われては、一度退却して休むことこともできないし 食料を断たれたと言っても良かった。 「やまたのオロチの封印もあと5日で解けるが 食料がなければ、あと1日、2日で全滅だな・・・・・ 兵も大きな戦の後で疲れきっている。 とても巨人と戦える状態じゃない」 テリーはため息をついた。 「僕達だけでやるしかないってことか」 イザも暗い顔である。 「巨人の戦力はどれくらいあるのかしら?」 バーバラは疲れきった顔をあげていった。 「さぁな。 だが城が落ちたんだ。 1体や2体じゃないだろう。 巨人全部を俺達で倒すのは無理だな。 なんとか他の巨人はやり過ごして 魔人の斧をとるためにアトラスというボスだけを倒すしかないだろ」 「でも、どうやって城の中心部にいくの? 他の巨人はやりすごすといっても・・・・・・」 不安そうにバーバラは尋ねた。 「私ももうほとんど魔法は唱えられないわ。 何匹かはラリホーとかでやり過ごすことができるかもしれないけれど・・・・・」 「それはだな・・・・・、 レーベの村で魔法のタマと一緒に以前から村で大切にされていたという アイテムが手に入れば可能なんだが・・・・」 「アイテム?」 その「アイテム」とは? 選択肢1:レーベの村にある「風のマント」を使って城の上空から進入する 選択肢2:レーベの村にある「変化の杖」を使って巨人族に変身して正門から入る 選択肢3:レーベの村にある「消え去り草」を使って、裏門から進入する |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第165話★ |
ゾンビ達を呪縛から解き放ったイザ。 ギガジャティスの効果は他の魔物達にも及び、 魔王による強化術は全て解除された。
兵士長「今だ!皆の者敵軍を打ち倒せい!」
付加効果を失った魔物達等、屈強なるアリアハンの兵士達の敵ではなかった。
おろち「ほほお・・・我が軍を全て打ち破るとは・・・。
しかし、炎が放たれる事はなかった。
おろち「火炎が使えずとも、我の力は衰えぬわ!」
王「・・・む!?テリーの体が!」 |
今回のちょっとしたポイントっス。
イザの台詞、“ありがとう、同袍”。
お互いに父は勇者と呼ばれ、そして彼らの意志を継いだ息子達。
父達がそうであった様に、この二人もまた戦友なんです。
二人の勇者の再来、とでも言ったところでしょうか。
ここから先の二人の活躍に期待です!
オルテガとサイモンは最後の決戦時には出会うことはなかったものの
(サイモンが幽閉されたから)
共にバラモスを倒そうとした二人ですから
子供達も父親の関係は知っていてもおかしくないですものね。
それとテリーが石化から蘇ったということは
兵士達も石化からとけたということですよね。
ではげっちゅう小説なのおぉ~~
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第166話★ |
やまたのオロチを一時的に氷付けにして封印したイザ一行。 魔物の群は一時的に退却をし、当面の危機は避けられた。 やまたのオロチの封印がとけたおかげで兵士達の石化もとけ 安堵の表情が浮かんでいた。 「さて、一時的には封印はしたが、これからどうするかだな・・・・」 イザはやまたのオロチの氷付けを見てつぶやいた。 「氷なのだから、いつかは溶けるだろうからな」 とも付け加える。 「このまま、砕ければいいんだけれど・・・・ 中途半端に打撃を与えて封印を解いてしまっては厄介だしね」 そんな話しをしていたら、石化がとけたテリーがやってきた。 「やったようだな」 やまたのオロチの氷づけを見上げたあと、テリーがイザに話しかけた。 「あぁ、なんとか。だが封印しただけだよ。 ほっておけば溶けるだろうし、中途半端に打撃を与えても 封印が解ける可能性がある。 そうだ。君の剣でどうにかならないかな。 君の剣速なら、この氷を砕けるかも」 イザは期待をした目でテリーを見た。 「どうかな。これだけ大きい氷を砕ける自信はないな」 テリーからは否定の声が返ってきた。 「そうか・・・・・」 テリーとイザは困ったように顔を見合わせた。 そこへバーバラが横から口を出してきた。 「魔人の斧があればどうにかなるかも?」 「魔人の斧?」 「うん。 遥か昔、巨人族が支配していた時代があったんだって。 巨人で有名なものというとゴーレムやサイクロプスなどだけれど、 特に石の巨人ゴーレムは普通の武器では傷をつけることができなかったの。 そんなとき、古代魔法使いが巨人族を支配するために作られた武器が 魔人の斧という武器で、魔術師には使えず、力の強いものしか使えないのだけれど いかなるものも砕くことができる魔法の斧なんだって。 魔法と斧により、その巨人達を支配化にすることによって 巨人達の支配から人間の支配に時代が変わった時代があったそうよ」 「なるほど、ではそのどんなものでも砕くことができる斧があれば いいわけだな。その斧はどこにあるんだ?」 テリーはバーバラに聞いた。 「はは・・・・それがわかんなかったりして・・・」 バーバラが苦笑いをする。 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第163話★ |
イザ「王様、もうひとつだけ、案があります。」 王「ほう?イザよ、その案とやらを言ってみよ。」 イザ「はい。・・・バーバラ、テリーのカラダは調べ終わったか?」 バーバラ「うん・・・多分、やまたのおろちの邪念による呪いだわ。 助けるには、一時的にでもいいからやまたのおろちを封印しないと・・・。」 バーバラの頬には涙の痕が残っていた。
王「その案と、テリーは関係があるのか?」
イザ「吹雪の剣さえあれば、僕がおろちを一時的にでも封印させます。
王「あいわかった!
そのころアリアハンのスパイを担当していたベビーサタン軍は・・・ |
吹雪の剣に魔法を無効化するギガジャティス、
そして過去に少しでてきた遊び人がサイモンの息子という設定、
ドラクエ好きの方にはわかりやすく楽しめますね。
それと別件ですが、先日はDQ6バーバラ一人旅クリアおめでとうございます。
もしレポートのほうが書けるようでしたら、
メールにて送って頂ければミディリンの方で掲載しますからね。
では、続きのげっちゅう小説なのぉぉ~
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第164話★ |
新たな案を提案したイザはアリアハンの半数の兵士と 共に再度城から出撃した。 魔物達は強力な城を破壊しようとしていたが 人間達を見るなり矛先を変える。 魔物達の大群が兵士の群れに襲いかかってきた。 兵士達はその大群に息を飲みながらも恐怖に飲みこまれないように 自らを奮い立たせるため、おたけびをあげて魔物達に突っ込む。 激しくぶつかる両軍。 金属音、爆裂音、激しい戦いの音が鳴り響いた。 「イザ殿、ここは我らが食いとめます! ゾンビ達を無効化する魔法を!」 魔物達を食いとめている兵士の一人がそう叫んだ。 兵士達は前の戦いで心身共に疲れているはずなのに よく戦ってくれた。 数は劣勢ながらも、命の続く限り戦い、 敵を城から後退させるよう奮闘する。 イザはアリアハンの勇猛な兵士達に感動を覚えた。 兵士の言葉に肯いたイザは魔法の詠唱に入った。 「魔法に束縛されている者よ。 有るべき姿に戻りたまえ。 ギガジャティス!!!!」 魔法を唱えると、イザを中心とした光の輪が出現する。 その光の輪は徐々に広がり、兵士と魔物の軍をも飲みこんでいった。 人間達には影響がなかったが、光の輪に触れたゾンビ達は 次々と苦しみだし、その姿を崩していった。 そして最後にゾンビの群は跡形もなく消え去る。 兵士達は歓声があがった。 まだ、数多く敵はいるものの敵の数はイザの魔法で かなりの数を減らした。 しかし兵士達の歓声とはよそにイザは一粒の涙を流した。 「この戦いによって魔物に変えられた犠牲者よ。 安らかに眠ってくれ・・・・」 |
早速げっちゅうページを書きたいと思います。
今回はかなり長いですよ・・・
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第161話★ |
「くそ!どうすればいいんだ!」イザは叫んだ。 しかし、テリーの石化はどんどん進んでいく・・・ そして・・・ 遂に、体の全てが石化してしまったのだ・・・ 「テリーーーーー!!!」 バーバラは泣き崩れてしまった・・・ しかし、次の瞬間! 「マヌーサ!」 若い女の声がしたと思ったら、オロチは勇者達の姿が捉えられなくなった。 「ヌ?これでは奴らがどこいるのかわからんではないか!」 焦るオロチ 「だ、誰だ?」イザも戸惑っていた。 「無敵の人材王国・アリアハンをなめてもらっちゃ困るわ!」 そう、ルイーダの酒場ではいつかまた勇者の役に立てるように、選ばれなかった仲間達が日々鍛錬していたのだ。 「とりあえず、ここは逃げるよ!」 「何だって!そんなことしたら・・・この戦いの意味は・・・たくさんに人が死んだのに・・・」イザは反対した。 「馬鹿!あんたが死んだらどうするんだよ!」女は無理やり引っ張っていった。 かくして、イザは、石となったテリーを負ぶって、バーバラ・女とともに城へ退却した。 もうすでに、城の兵士達は城まで引いている。 イザたちが城に入った瞬間、城の門は閉ざされた。 籠城戦の開始である。 王の謁見の間では、城の構造の説明と、これからの作戦会議が開かれていた。 王様「つまり、この城の門・塀は特別な素材でできておる。いかに魔物の力をもってしてでも、うちやぶるのは不可能じゃ。この城の弱点は唯一つ・・・キーが城の外にあることなんじゃ・・・」 イザ「と・・・いいますと?」 王「その昔、アリアハンが世界の覇者であったとき、最高の技術者・コリンに城を作らせた。そして、門のカギをコリンに託したのだ。」 イ「はぁ・・・」 王「時のアリアハン王は、コリンが当然アリアハンに永住すると思っていた。いや、まさかアリアハン大陸から船なしに脱出はできないと考えていた。そして、コリンに船を貸すことを禁じていたのだ しかし・・・故郷のイシスに帰りたかったコリンは『旅の扉』を作った・・・一人の従者を連れてそこからロマリアへわたり、イシスに帰り着いたのだ。アリアハンは大騒ぎになったが、誰も彼がどこに 行ったか知らなかった・・・ その後、彼はピラミッド研究にいそしみ・・・そこで死んだ。 ミイラ男にやられたのだ。従者は一人で逃げ帰り、行きと同じ方法でアリアハンに報告した。時の王は大至急船でイシスにわたり、ピラミッドへカギを探させた。しかし、誰も帰ってこなかった。 平時なら中からあけたり閉めたりはできるので、これで事足りる。しかし、もしゾーマ軍がカギを手に入れたら・・・この城は裸同然。勇者・あるいはお前のパーティの誰か一人でもいい・・・! キーを、コリン・キーを魔族より早く・・・とってきてくれ・・・!」 イザは、戸惑った。 本当なら、ここでみんなと一緒に戦いたい・・・ しかし、コリン・キーがとられたら人間の希望は無い・・・ しかし、「き~ちゃったき~ちゃった♪オロチ様にご注進!」と偵察用のベビーサタンがこの会話を聞いていたことをイザは知るよしも無かった・・・ |
勇者とそのお仲間は計4人ですが、
ルイーダの店には他にも人材が眠っていますものね。
それに、コリンが作ったキーということで
ご自分のハンドルネームとかけるのもユーモアがありますね。
また、ロマリアへの脱出手段として
旅の扉が作られた理由もよくできていますね。
ではげっちゅう小説なのぉ~~
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第162話★ |
イザは迷った。 コリン・キーを取りに行く必要性はわかる。 しかし取りに行くには現在魔物に包囲されている地帯を やりすごし、イシスに行かなければいけない。 ピラミッドにはワナだらけだ。 しかも仲間を連れていくとアリアハンは手薄になる。 単独でこれらを突破しなければならない。 一人で行くのが怖いわけではない。 ただそれだけのリスクを背負って仮にコリン・キーを手に入れたとしても、 アリアハンにたてこもる時間は稼げるが・・・ 魔物達を直接倒す方法ではない。そこがイザの迷いだった。 このまま打って出たほうがいいのでは? という考えもある。 一方、イザの心にはもう一人のイザがいた。 力を増したやまたのオロチに勝てる手段は今、思いつかない。 ましてそれさえを配下にしている大魔王ゾーマには到底叶わないだろう。 しかし命さえあれば、何かができる。 だが死んでしまっては何も出来ない。 今は皆が生き延びることを考え、コリン・キーを手に入れ、 その間にやまたのオロチを倒す方法を模索するしかないのでは? イザは散々迷ったあげく、1つの結論を出した。 選択肢A「わかりました、ボクがキーをとってきます」 選択肢B「しかしそれではただ時間を稼ぐだけです。やはり打ってでるべきです」 選択肢C「他に案があります。その案とは・・・・」 |
次の方は選択肢を選んで続きを書いてみてくださいね。
全て見ていないので間違いがあるかもしれませんが・・・
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第159話★ |
「フハハハハ!!」”ゴ~~” ヤマタノオロチは笑うと同時に攻撃を始めた!! ごぅっ!!イザ達の目の前に赤い風景が広がる!! イザが「しまった」と思った瞬間・・・ ”フバーハ” 聞こえてくる方向に目をやると・・ バーバラが炎を軽減する呪文を唱えていた!! 「イザ、今よ!!」 イザははっと我に返り所持している武器を握り締め ヤマタノオロチに向かっていった!! 「うおおおおおっ!!」 ガシッ!! ぶしゅうう!!ドサッ!! イザが切り付けた後に何か塊のような物が落ちてきた!! ヤマタノオロチの手であろうか!! 「はああああああっ!!」テリーもすかさず攻撃に移った!! ”ぐああああ・・・”ヤマタノオロチが苦しがっているようである!! ”メラミ” バーバラがヤマタノオロチに攻撃させまいと連続で呪文を放った!! ”ライデイン”!!テリーの攻撃!!・・・・ ヤマタノオロチは何も出来ないままにすでにぼろぼろの状態である!! 「よし!!みんな一度に攻めるぞ!!」 ”ライデイン”・”べギラマ”テリーの攻撃!! ”ぐあああああ・・・・・・・・” ズズゥン・・・・・!! ヤマタノオロチはほとんど何も出来ないまま地に伏せた!! 「はあっ!はぁっ!やったか」さすがのテリーも息が上がっている!! が次の瞬間!! ”ベホマ”!!何とパワーアップしたヤマタノオロチは何事も無かったかのように起き上がってきた!! 「ククククッ!!貴様らの実力見せてもらったぞ!!」 何とヤマタノオロチはわざと攻撃を受けていたのである!! |
このまま行くともう2・3人勝手に増やしそうなのでこの辺で止めます。
やまたのおろちが、わざとダメージを受けていて
呪文まで使えるとは驚きでしたね~
大魔王の魔力で復活したことによって
呪文まで使えるという設定ですね。
ではゲッチュウ小説なのおぉ~~
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第160話★ |
息があがっている三人に対して回復したやまたのオロチは 悠然と見下ろした。 わざと攻撃をさせてイザ達を疲れさせるのがも目的だったらしい。 「では、今度はこっちからいくぞ」 やまたのオロチは再度炎を吐きだした。 しかしバーバラが先程唱えたフバーハがまだ効力を発していて イザ達は身を守ることで初回の攻撃をやり過ごした。 「炎では、致命傷を与えられんか。 ならこれでどうだ!!!」 ヤマタのオロチは赤い目が輝いた。 イザ達は目をつぶった。 そしてゆっくりとイザが目をゆっくりとあけると何も起こってなかった。 バーバラも同様だった。 二人は一瞬何が起きたのかわからなかった。 しかしテリーだけには体の変化があらわれた。 足の先から石化してきたのである。 「ふむ、全員に石化の魔法をかけたが、 どうやら魔法力の強いものは無事のようだな」 やまたのおろちの計画では、全員を石化するつもりだったのだろう。 イザとバーバラは魔法力を持っていたため 魔力への抵抗力があったが戦士のテリーには やまたのおろちの石化攻撃を防ぐ術がなかった。 テリーの石化はさらに進行し、腰の辺りまで灰色の石に変色をしている。 |
DQ5で石化イベントがあったので、ジャミのように
このような魔法があってもいいかなと思いまして。
パソコン使えなかったのに加えて、
学年末テストが重なって……。
それじゃ…
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第157話★ |
しかし、 「メラミ!!」 発射寸前に唱えられたバーバラの呪文でバランスを崩したキラーマシンの放った矢は 運良く体をかすめただけですんだ。 このまま放たれていたら確実に大怪我…いや、それどころではなかっただろう。 呪文を唱えるために集中し、動かなかったのも幸いだった。 と、そのとき、 イザの呪文が完成した。 「聖なる力宿し青き稲妻 敵を打ち砕け!! ライデイン!!」 見事直撃した。 キラーマシンは金属。 電気に強いはずが無い。 予想どうり、 キラーマシンはオイルに火花が飛んで引火し、 大爆発!!! |
それと、「青き稲妻」って
SMAPであることは気付いたはず。
ところで、波音姉貴に一言。
「ルージュ」
と
「弥生」
くっつけようとしてませぬか?
無事ご連絡とれてよかったです。
ではゲッチュウ小説なのぉおぉ~
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第158話★ |
ライデインにより、キラーマシーンが爆発して どうにか戦闘に勝利を収めたイザ。 辺りはキラーマシーンであった破片が散らばり 残り火が少しある状態だ。 「危なかったな・・・・・」 激しい息遣いでイザはその火を見つめていた。 「おい、ゆっくりしている暇はないぜ」 テリーの声にはっととなるイザ。 そうだ、今は魔物の大群が攻めてきているのだ。 ぼっとしている訳にはいかない。 手ごわいキラーマシーンを沈めても 死体をゾンビ化して次々とモンスターを蘇らせて来る。 それをどうにかしなければ。 「敵をよみがえらせない為には炎で焼却するしかない。 バーバラは魔法でゾンビ達を倒してくれ! テリー、君はバーバラを守るんだ。 ボクは魔物の大将を倒して、この戦を鎮める」 「ほほぉ・・・・お主に簡単に鎮められるかの?」 そう言って現れたのは、地獄の淵から強力になって蘇ってきた 重鎮ヤマタノオロチだった。 |
次なるボス、ヤマタノオロチと戦ってもらいます。
はたして、イザ達は連戦突破できるか?
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第155話★ |
マコト「此処が、デスコッドですね」 ヤス・ダ=マコト一行は過去の世界へとやってきた。 マコト「さて・・・。まずはどうしましょうか?」 テリー「・・・時空震を操る者と接触する必要があるな。 ホーキンスと会う方法は今のところない。となると・・・。」 バーバラ「ルビス様、ね。」 マコト「大地の精霊はこの世界にいるのですか?」 テリー「ああ・・・。 だがあんたの世界で言うルビスと同一者かどうかはわからないな。」 マコト「どちらにせよ少しでも可能性のある方へ行ってみましょう。」 バーバラ「じゃあ、神の船まで戻ろうか。」
その先はマコトにとって驚きの連続だった。
ルビス「テリー、バーバラ。よくいらっしゃいましたね。
勇者「ジンさん、あの人が?」 が。
ビアンカ「・・・いい加減出てきたらどう?」
その時である。
ビアンカ「分かれ道だわ・・・。」
イザ「・・・?此処は?」
マコト「よかったですね、皆さん。」
イザ「・・・わかりました。 勇者イザ達は魔王ゾーマを打ち倒すべく時空震へと入って行った。
一方その頃のじいさん一行・・・。 |
あとモチのロンは死語ですよね・・・(苦笑)
余談ですがクッポさん・・・ジン=ウヅキってゼノキャラじゃないですか(爆)
DQ3勇者のストーリーが出てきたのが、相当前で
記憶から完全に欠落していたので、最初読み始めたときは
そういえば、勇者ってビアンカという女性を尾行していたのを今ごろ思いだしました。
じいさん達がDQ5の世界に今いるので、
ここで、このビアンカとひもづけるとは予想外でした。
よく書けていますね。
ではげっちゅう小説なのぉぉお~
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第156話★ |
時空震に乗ってアリアハンに戻ってきた勇者一行。 アリアハンでは人間達と魔物達の総決戦が始まっていた。 アリアハン兵にロマリア、サマオンサなどの猛者ぞろいの兵士と 魔王軍の闘いは一見均衡に見えた。 しかし大魔王は次々と死体をゾンビ化して蘇らせることにより 不死の騎士団は次々と数を増やし、闘いを有利に進めていった。 さらには魔界から強力なモンスターを次々と呼び寄せ 一気に大魔王軍におされはじめた。 特に大魔王の召喚された感情を持たないキラーマシーンは 人間達が持つ武器はほとんど通じず、次々とキラーマシーンの餌食となった。 「惨い・・・・・」 勇者イザはその姿を見て自分のもう一つの故郷の変わり果てた姿に絶句した。 目の前にはキラーマシーンが3対暴れまくっていた。 それを見て何も言わずに駆け出す者がいた。 テリーである。 テリーに気がついたキラーマシーンは矛先をテリーに変えて サーベルを振るう。それを紙一重で交わすテリー。 そしてすれ違いざまテリーは剣を振るった。 鋭い金属音が鳴り響く。 キラーマシーンの装甲にはヒビが入っていたが テリーの剣はへし折れていた。 テリーは素早くキラーマシーンから離れて それからあまりの衝撃で手をおさえてうずくまる。 「~~~~~っ!!!! なんて、硬さだ!」 「ダメだ、並の剣では歯が立たない! 呪文で攻撃だ」 イザとバーバラは同時に精神を集中して呪文を唱えはじめる。 先に呪文が完成したのはバーバラだ。 ベギラマの閃光がキラーマシーンを襲い、当たりに砂煙が舞う。 「・・・・やったか?」 テリーが目をこらす。 しかし煙から3体のキラーマシーンが出てきた。 テリーの攻撃で装甲にヒビが入っていたキラーマシーンは スパークしていたが、残りの2体はほぼ無傷だった。 「あぁ!!!!」 驚くバーバラ。 バーバラは魔法使いとしてのレベルは決して低くはないが、 一人前の魔法使いとは言い難く、 ベギラマ、メラミが使いこなせるといったところだ。 じいさん賢者のように魔法を極めているものなら ベギラゴンやイオナズンを使えるだろうが、 今のバーバラにはまだ使えない代物だ。 一方、イザはまだレベルがそれほど高くなくギガデインが使えず そのため自分が唱えられる最強の魔法ライデインを唱え始める。 しかしキラーマシーンも黙ってはいない。 サーベルとは別の手に装備されている クロスボウがイザの方に向き、発射された。 |
暴れているところを書いてみました。
イザはキラーマシーンを無事撃退できるのか?
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第153話★ |
勇者、爺さん、その他登場人物が本来の目的を忘れていて別世界に行っていた頃、 地上・アレフガルトではゾーマが、勢いを盛り返した人間と戦っていた。 バラモスは、その中で華々しく戦死した。 なぜか・・・それは、はるか昔に戦争をしていたローディス国に、 アレフガルトが援軍を送ってやった借りを今こそ返すべしと、ローディス義勇軍が突如現れたからである。 背後からの敵襲・・・魔物たちは浮き足立った。 離反者が続出してしまったのが、バラモスの敗因だったのである。 ネクロコンド陥落・・・ルビス神殿(ゾーマ城)も、崩壊寸前であった。 「我が覇道、未だならざるというに・・・このままでは!!!」 窮地に瀕したゾーマは、地獄の底から、バラモスゾンビを召喚したのだ!!! 次いで、ヤマタノオロチも復活!!! 一気に形成が逆転した。 死んだと思っていたものが突然動き出したのだから、当然である。 バラモスゾンビ・ヤマタノオロチは、理性も無くオリを壊し、地上軍本部・タキ・バーグを 三日間破壊し続け、知性を取り戻してネクロコンドを奪還した。 地上は、もはや闇の世界・・・ 唯一、元勇者パーティーのいる、アリアハンだけは、何とか残っているという有様だった・・・。 勇者達は、そんな事は知るよしも無く冒険を続けていた・・・ |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第154話★ |
魔王バラモスが滅び、喜びもつかの間 ゾーマの魔力により、全世界は闇に覆われた。 太陽がない世界。 人々は闇の中生活をするしかなかった。 太陽のない世界は病気を引き起こし、 食物は育たず、さらに魔物の戦いにより 数えきれないほどの人が命を落とした。 腐敗した死体はゾーマの超魔力によろゾンビと化し ゾーマの尖兵として扱われた。 唯一の希望はアリアハン大陸のみが、 まだ太陽の光が注いでいることだった。 何故かゾーマの魔力を持ってもこの地域だけは闇に覆うことができなかった。 そのため、人々はアリアハン大陸に移住を希望するものが多く 結果として、人口過密、住むところがないほど建物が乱立された。 レーベ周辺は以前は草原地だったが、人口過密により ラーベ、リーべ、ルーべ、ローべの4つの街も新たに作られた。 しかし人が多い分、闘いに出られる戦士達も数多く 魔物達の侵略から街を守ることができ、 結果としてアリアハンのみが魔物達の侵略から逃れられた状態だった。 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第151話★ |
「ふぅ~あいたぞい。わしらが来た道でないがでるぞい」 じいさん達が牢屋をでて少し進むと、近くの牢屋でうめき声が聞こえた。 「なんじゃ?ここにも牢屋があるのかのぅ~」 じいさん一行はその牢屋の近くに大急ぎで向かった。 すると……そこには一人の青年が横たわっていた。 「ん?ル……ルージュ!?」 テリーとじいさんが同時に言った 「えっ?まっ…まさか……あっ!やっぱり!!この牢屋ってどうやってでればいいんですか? 格子さわったら光るから何かしらの法則があるんじゃないかって思ったんですけど」 「左から1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15と番号を付けて、 14・13・14・14・13・14・11・13・12・10の順にさわるんだ!!」 やはり牢屋が開いた。 「ふぅぅ~助かりました」 弥生達は一通りの自己紹介をした(2人のぞく) 「私は正確にはシマリオール・ペリオⅦ世なんですけど、やっぱり本名にします。ユークリット・ルージュです。」 しばらく進むと鍵のかかった扉がでてきた。 「ではアバカムを唱えるとするかのぉ~……アバカム!!」 しかし、不思議な力によってかき消された!!! 「な…なぜでしょうか?」 「ウゴ~!!」 「何だ?ゴレムス…そうか…えーと、ここはサイレントプリズン。つまり、沈黙の牢獄なのでこうなったのではないだろうか? と言っています。」 「さっきの牢獄では一応使えただろ」 「たぶん、その場合は効果がうち消されたのではないでしょうか?」 ルージュの解釈により、一同は納得した 「えっ?じゃあ私はどうなるの~?魔法が使えなかったら私は……」 …と弥生・バーバラが同時に言った(息あいすぎ) 「心配するな。俺が守ってやるから」 …とテリーがバーバラに言った 「ちょっと!!私はどうなるのよ!!!!」 弥生が怒りの抗議をぶちまけた 「心配いらんぞい。おまえなら大丈夫じゃ」 「え?な…何故ですか?」 「おまえはわしの肝臓を打ち抜いたり、気功掌3HITさせたりして邪心ラーミアをわしとともに気絶させる腕前があるからのぉ~」 「やかましい!!!!」 「は…はい…すまんぞい」 弥生の見幕にじいさんはたじたじである(笑) 「デハ、ドウスレバイイノデスカ~?」 …と、この話でやっと登場(爆)ペルー 「しかも私の音楽の力もままならない状況です」 …と、またまたやっと登場(爆)ヤス・ダ=マコト 「ウゴー!」 なんと、ゴレムスが扉を壊してしまった!!(爆) 「………と、とにかく先に行くぞい」 「キヲツケテ、イキマショウ」 しばらく進むと ちんもくのひつじが現れた 「う~んさすがはサイレントプリズンじゃのぉ」 「おじいさん!!そんな納得してる場合じゃないでしょ」 「メラゾォーマァ!!」 「だから魔法は使えないんだって!!……私に任せてください」 「マホウハツカエナインデ~ス!ワタシガタオシマ~ス!」 ペルーとルージュが戦いに参加した ペ「エンドオブハート!」 ル「無双稲妻突き!!」 どっちもFFだ~(爆) (ちなみにペルーが8ルージュがタクティクス) ちんもくのひつじを倒した(早) 「コンナノワケナイデ~ス。サアサキニススミマショ~」 次は ガルキマセラが現れた エッ? FFじゃん!! ガ「あっ!!すいませんでした!!でるとこ間違えました。さよなら」 ガルキマセラは去っていった(爆) 「な…何じゃったんじゃ?」 「とにかく、さきを急がないと」 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第152話★ |
一同が歩き続けると、先に明かりが見えてきた。 「もしかして、出口!?」 弥生が駆け足で走り出し、他のみんなが続く。 光に飛び込み、突然まぶしいところに出て、弥生は目をつぶる。 ゆっくり目を開けると見たことがある光景が前に広がっていた。 「ここは・・・・・エルハーレトイじゃの・・・・・」 弥生達が、プレートの謎を解いた6つのほこらのうちの1つの外に立っていた。 「ドウヤラ、モクテキヲ、ハタセタヨウデス」 ペリーもほっとした表情をしている。 「ありがとうございました。あなた方のおかげで私は外に出ることができました。 私は時空震を阻止するために、彼ら(テリー・バーバラ)と自分の行くべきところへ以降と思います」 「そうか・・・・・わしらは別の目的があるので、そなたらの旅に同行はできんが、 たぶん目的はつながるはずじゃ。 最後まであきらめずお互いがんばろうではないか」 「はい」 じいさん賢者とノアニール王子は握手をかわす。 洞窟を無事出た一同は、それぞれの旅を続けることになった。 ノアニール王子はテリー、バーバラと共に ヌルツーが時空震を操るのを阻止するために一度過去の世界デスコッドへ戻りに そして、じいさん、弥生、ペリー+じいさん孫は ピエール、ゴレムスの目的 身を隠したグランバニア王・王妃・天空の勇者・家臣を探し グランバニアやラインハット開放のため、 邪教祖と戦うことを決意した。 |
登場人物が多くなってきたので、わかりやすくするため
洞窟での旅も終わらせ本来の目的へ進めさせました。
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第149話★ |
Nの青ラーミアに触れて、 別の空間に飛ばされてきたじいさん一行。 飛ばされた先には大きな扉がふたつあり、 辺りは暗闇に覆われていた。 扉にはそれぞれ、 「サイレンスプリズン」「ディープダークネス」 と爪痕のような字で書かれていた。 ペリー「チンモクノロウゴクニ、フカキヤミ、デスネ~」 ペリーが言葉の意味を説明した。 弥生「じゃ、どっちに入る?」 じいさん「沈黙の牢獄じゃろう。 深き闇、となれば一体何が潜んでいるかもわからぬし、 罠があっても気付けぬかも知れぬ。 しかし牢獄ならば、先は行き止まるはずじゃから、 入った後引き返す事も出来るし、 誰か重要な人物が捕まっているかも知れぬ」 それに対し、ピエールが疑問を投げかける。 ピエール「牢獄ならば、牢兵がいて 私達が捕まってしまう可能性もあるのでは?」 じいさん「いや、それも罠の可能性がある。 今の状況なら大抵の者が目指す邪悪なものへ辿り着きたいあまり、 深き闇を選ぶじゃろうし、 牢獄へ行く必要はないと考えがちじゃ。 しかし、それがもし心理的に作られた 罠への誘導策だとしたら、と考えると、 ここは一つ逆の方向に行ってみた方が良い事がある。 それにわしのアバカムがあれば大概の牢扉は開けられるしのう」 弥生「なるほど、じゃあこっちの扉を開けましょう。 ・・・あれ?何か書いてある・・・。 全ての音が遮られし場所・・・?」 ピエール「気になりますね・・・ ですが今は先に進むのが先決でしょう」 一行は牢獄へ続く扉を開けた。 扉の奥にも暗闇が続いていた。 ゴレムス「ウゴー」 ピエール「ゴレムスが、どこからか声がすると言っています」 ペリー「アソコニ、ヒカリガミエマス~」 ぽつんと見えた光に向かって進むと、 牢獄のような場所に着いた。 ゴレムス「ウゴー」 ピエール「ゴレムスがここの奥から聞こえると言っています!」 じいさん「鬼が出るか蛇が出るか・・・とにかく進んでみるかの」 一行はさらに奥へ進んだ。 牢獄の一番奥にあたる場所に辿り着くと、 そこには牢屋に閉じ込められた男と、 それを前に立ち尽くす一組の男女がいた。 ?「・・・!誰だ!」 牢屋の前にいた青い服の男がじいさん達に気付く。 ペリー「ワ、ワタシタチハアヤシイモノデハアリマセン~」 ?「・・・良かった、人間みたいね。」 話に入ってきたのは横にいた赤い髪の女。 ?「私、バーバラ。こっちがテリー。 で、牢屋に入ってるのがミディリン王国って所の王子様、 ヤス・ダ=マコトさん」 じいさんと弥生は驚きの声を上げた。 じいさん「なんとノアニールの王子か! 行方不明と聞いていたが こんなところに閉じ込められていたとは・・・」 マコト「じゃあ、貴方達も向こうの世界から!?」 じいさん「そうじゃ」 じいさん達は一通りの自己紹介をした。 するとバーバラとテリーは顔を見合わせた。 そしてテリーが静かに口を開いた。 テリー「魔界の主ホーキングと大地の精霊ルビスを知っているか? 今、世界のあちこちでこの両名が開け放った時空震が口を開けている」 ペリー「ジクウシン?」 テリー「空間が捻じ曲がって出来た時間や空間を超えた波動の事だ。 これのせいで様々な時代や世界がつながった。 俺達も過去の世界からデスコッドという町からそれに乗ってきたんだが、 仲間の一人が未来へ飛ばされてしまった」 ピエール「お、恐ろしい・・・」 マコト「邪教祖はこの事を知らなかったようですが、 ヌルツーという者がこの事を知っており、 何とか時空震を操ろうとしているんです。 それを止めなければ、世界は大変な事になります!」 弥生「ヌルツーですって!?」 弥生はさらに驚く。 灼熱の洞窟で出会った男が名乗った名前と同じだったからだ。 マコト「そして、時空震を操るために必要だったのが・・・ 私の音楽の力なのです」 じいさん「なるほどの、そういう理由で捕まっておったのか」 マコト「とにかく私はここから出なければなりません! この扉は部屋のどこかにある 暗号が脱出に必要なのですが・・・」 弥生「おじいさん、アバカムを試してみてはどうです?」 じいさん「ふむ、だめもとでやってみるかの・・・」 じいさんはアバカムを唱えた。 が、扉には何の反応もない。 じいさん「やはり暗号を探す他なさそうじゃのう」 ピエール「では、手分けして探しましょう!」 ピエールの声に全員が一斉に動いた。 ゴレムス「ウゴー」 1時間ほどした頃、 ゴレムスが一枚の紙切れを見つけてきた。 バーバラ「これは・・・楽譜の一部みたいね」 マコト「見せて下さい! ・・・これは、我がミディリン王国の誇る作曲家、 ベートーヴェンの『エリーゼのために』の主旋部です! どうやらこれが暗号のようですね」 一同は早速、楽譜の暗号の解読をはじめた。 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第150話★ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「う~ん、またアナグラムでしょうか・・・・」
「なるほど! つまり、格子を0~15として、この格子を順に触ればOKってことね!」 弥生はそうすると、「545452431」の順に触った。 しかし何も起きなかった。 「なんで!!!」 弥生が絶叫する。 「かなり自信があったのじゃが、これも違うのか・・・・・ う~む、お手上げじゃ!」 じいさんもあきらめムードである。 「でも、いい線言っていると思いますよ! もう少し考えて見ましょう!」 「ウゴー!」 ピエールとゴレムスが暗号の紙をのぞきこむ。 「しかしのぉ・・・・他にアルファベットをどうやったら 数字に置き換える方法などないぞ・・・・む? まて?」 「どうしました?」 「うむ、あるぞ、他にアルファベットを数字に変換する方法がもう1つあるぞい!」 じいさんは鼻息を荒くした。 「どんな方法なのですか?」 ピエールが質問をする。 「どうも、15本の格子というのが気になったのじゃ。 16進数という考え方があっての。 普通、数字は1、2、3・・・・となり、9のあと、1繰り上がり、10となるわけじゃ」 「そうですね」 「この数え方を10進数と呼ぶ。 しかし、16進数では、9の後、10をAとあらわすのじゃ、 同様に11をB、12をC、13をD、14をE、15をFとするわけじゃ」 「なるほど・・・・」 「試しに、16進数に変換してみるのじゃ」 ”ミレミレミシレドラ” ↓ ”EDEDEBDCA” ↓ ”14・13・14・13・14・11・13・12・10” 「もう一回、この順に触ってみましょう!」 弥生が、格子を触ると、目の前にあった格子が音を立てて蒸発した。 |
★FFげっちゅうぺーじ連載小説第204話★ |
あの夢のような感覚…だが単なる夢のようにも思えない…。 もしかしたら俺の子供のころにクリスタルというものが関与していたのかもしれない。 「まず俺の世界へ行こう!そしてニブルヘイム、という俺の育った街に行ってみよう。 たぶんそこに手がかりがあるはずだ。」 さっきまでてきとうに話をでっち上げていた俺だが、この話だけは本当のような感覚がある。 子供の俺が持っていたものがクリスタルである証拠はないが、あれこそがクリスタルなのだろう。 「それじゃ、セルシウスをつかってクラウドの世界に行けばいいんだな、 ・・・・・・・・・ユウナ、セルシウスに乗り込むから来てくれ。 それじゃこっちに来る方法を説明する。」 |
★FFげっちゅうぺーじ連載小説第205話★ |
クラウド達はしばらくその場で待つと、しばらくして轟音が鳴り響く。 そして上空には巨大な飛空挺が現れた。 「あれが飛空挺セルシウスっス」 ティーダが指をさす。 コスモキャニオンから移動先がニブルヘイムに変わったクラウド一行は飛空挺セルシウスに乗り込んだ。 中にはユウナという少女とやけにテンションが高い、アニキという男性が一緒にいた。 その二人にクラウドが事情を直接話す。 「というわけで、ニブルヘイムに行ってもらいたいんだ」 「しかしなぁ・・・・・」 この飛空挺の持ち主であるアニキは急にテンションが下がり、あまり乗り気ではないようだった。 「あるかどうかわからない、クリスタルを探すっていうのかい? 確実にあるっていうならわかるけれどなぁ・・・・」 といって、ニブルヘイムに行くのを渋る。 どうやら男からの頼みというのが気にくわないらしい。 「わかりました、そのニブルヘイムというところに行けばいいのね、 アニキさん、お願い」 「わかった、ユウナ。ユウナの頼みだったら仕方ない」 変わり身の早いことである。 |
げっちゅう小説とは直接関係ないのですが、最近ネット上で
ある小説が話題になってまして・・・・。
その小説は10万部以上売れてるんですけど、
読んでみると、とにかく日本語が酷い(笑)
「馬から落ちて落馬する」的な表現が平然と使われているんですね。
それで、その小説読んで、最初は突っ込みまくってたんですが
段々と「自分の日本語もこんな物なんだろうな・・・」と思い始めまして、
「日本語に気をつけよう」っていう意識が芽生え始めました(笑)
勿論急には直りませんので、少しずつ直そうと思うのですが。
でも日本語って本当に難しいですよね。
例えば「役不足」って言葉は殆どの人が勘違いしてるんです。
本当は「簡単過ぎて相手にならない」って意味なんですけど、
多くの書物で「歯が立たない」という意味で使われてたりします(笑)
そんな感じで小説の方行ってみたいと思います。(どんな感じだ)
★FFげっちゅうぺーじ連載小説第202話★ |
暫くの間、飛空挺内に気まずい沈黙が流れた。 その沈黙を破ったのは、騒ぎの張本人であるティーダだった。
「冷静に考えたら俺たちはクリスタルを見たことないッス
「・・・確かにその通りだ・・・。とりあえず飛空挺を飛ばしているが ティーダの一言に、固まった雰囲気から我に返ったかのようにジタンが答える。
「とりあえずクリスタルがどんなものかを、作戦の発案者であるクラウドさんに
「お、俺か?」 「そ、そうだなクリスタルという物は・・・・」 そう言いかけるとクラウドは突如頭を抱え苦しみ始めた。 「あ・・・頭が・・・」 「ど、どうしたッスか?」
「あ、頭が・・・とてつもなく痛い・・・ クラウドの額には汗がとめどなく流れていた。 飛空挺内にはエンジン音とクラウドのうめき声だけが響いていた。
そして苦痛に耐えきれなくなったのか、 「い、一体どうしたんだ? 大丈夫かクラウド!?」
ジタンがクラウドを介抱しようと歩み寄ったが、 それはまるで音さえもかき消してしまうと思えるくらいの輝きであった。
一瞬の静寂の後、クラウドはそのまま気を失った。
・ (俺は・・・何をしていたんだ?) 目を覚ますとクラウドは草原の中に横たわっていた。 目前に青空が見える。 太陽の光が不自然な位に明るい----------。
クラウドはぼやけた意識の中、身を起こして周囲を見回したが、 ただ、その世界はあまりにも脆弱で希薄であった。
自然から精一杯エネルギーを受け、その象徴かの様に輝く草の朝露、
各々の事象には確かな現実感が存在している筈なのに、
(まるで自分の視界の外には世界は存在しないのではないか?) だがそんな感覚の中で、ただ一つだけ、確かに感じることができるものがあった。 声だ。 遠くから声が聞こえる・・・。 子供の声だ。
何を言っているのかは分からなかったが、 クラウドは自然とその声のする方向へと歩き始めた。 声は次第に近づき、やがてその子供が姿を現した。 子供の腕の中には光輝く宝石の様な物が抱えられていた。 |
そして自分実はFF8以降殆どやっていないので、
キャラクターの性格がわからないのですが、
上手くごまかせたでしょうか?
★FFげっちゅうぺーじ連載小説第203話★ |
俺は目の前の子供と手に抱えている宝石を見た。 宝石は静かな光を発し、子供は笑顔で俺の前にいる。 俺は子供に無意識に声をかけた。 しかし俺の喉から声を発っせられることはなかった。 どういうことだ。 子供の声は聞こえるのに。 しかし子供が何を言っているかはわからなかった。 陽気な笑い声が頭に響く。 そして子供は俺の前をそのまま通りすぎようとした。 子供の視線を見るとどうやら俺の存在には気が付かないようだった。 俺は子供に触れようとした。だが触ることができなかった。 ・・・・幻か? それともこれは俺が見ている夢か? そういえば、俺の体はなんだかふわふわしたような感覚がする。 自分の存在が希薄であることに気が付いた。 やはり夢なのか・・・・ しかし、心地よい。そして以前にも感じたことがある感覚だ。 この感覚を感じたのはいつだったか・・・・・ そうだ、俺は一人の女性を思いだした。 ティファだ。ティファが俺を助けてくれたときだ。 あのときはライフストリームの渦にまきこまれ 意識が混濁したときがあった。 そのときにティファが助けてくれた、あのときの感覚だ。 ということは、ライフストリームの中に俺は・・・いるのか? そして、さっきの子供は・・・・・ そう思った瞬間、目の前が輝きだし、また俺は気を失った。 気が付いたら、俺はジタンやティーダやワッカが 心配そうな顔で見ていた。 「大丈夫か、クラウド!」 「あぁ・・・・俺は・・・・どうした?」 「びっくりしたぜ、突然体が輝きだしてさ・・・・」 「そうか・・・・・・・」 俺は頭を振り、意識をはっきりさせようとした。 今まで見たのは夢だったのだろうか。 もしくは過去にライフストリームを体験して その波動に巻き込まれ、意識が別の世界に飛んだのだろうか。 しかし、1つはっきりしたことがある。 あの宝石を持っていた少年・・・・ あれは子供時代の・・・・俺だ。 |
その少年の正体をこのようにしてみました!
授業を真面目に聞いていた……ならいいんですがそういうわけでもありません(笑)
受験勉強…不安だぁ~~~~
★FFげっちゅうぺーじ連載小説第200話★ |
「その名前が意味不明なのはまあいい。重要なのはそのライブスイートリップとやらの使い方だ。 どのように使うんだ?」 クラウドは本題に早くいかせようとした。 「え~と、たしか心臓をひらきにして、願い事を届ければいい、だったと思うっす。」 「……俺たちに死ねと?」とサラマンダー 「お前何かものすごい間違いしていると思うぞ、 祈り子様に復活してもらってからおかしくなったんじゃないか?」 とワッカ。 「(全く使えないやつだ・・・・。また聞くのも気まずいが…仕方ない。)ティーダといったか、 お前ではちょっと役不足だな…。何とか言い訳してまた聞いてみる必要があるんじゃないか?」 |
受験勉強の方がんばってくださいね。
それにしてもティーダの「心臓をひらきに」という聞き間違いはいいですね(笑)
どんなひらきなんだか・・・・・・
サラマンダーのつっこみもナイスです。
では、恒例のげっちゅう小説なのおぉ~
★FFげっちゅうぺーじ連載小説第201話★ |
「また聞くッスか? う~ん、面倒くさいッスね~」 「(おまえがちゃんと聞かないのが悪いんだろ! ・・・・ったく・・・・ここは抑えて・・・) そう言わずに聞いてくれよ。このままだと飛空挺を動かすこともできないだろ」 「わかったスよ・・・」 しぶしぶ頷いたティーダは再度スコールに連絡をとった。 「こちら、ティーダ。こちらティーダ」 「こちら、飛空挺ラグナロク。どうぞ」 「スコールッスか?」 「あぁ」 「こちらも飛空挺を使うことにしたッス。 しかし移空間の移動をする必要があるッス。 そっちはどうやって転移するッス?」 「・・・・・・・さっき、言わなかったか?」 「聞いたッスけど、もう一回聞けって言われたッス。 出来の悪い連中にもう一回教えてやって欲しいッス」 「おまえだろ!!!!!!」 後ろで、ティーダの毒舌を聞いていたみんながつっこみを入れた。 耐えかねたクラウドがティーダから受話器を奪い取った。 「クラウドだ。スコールすまん。実はな・・・・・・・・」 事情をクラウド再度聞いた。 「よくわかった。ここで祈ればいいんだな。では後ほど合流しよう」 クラウドが正しく他の仲間に話をすることで見事話も伝わった。 ティーダは少し恥ずかしそうな顔をしていた。 |
では、行きます~♪
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第147話★ |
新たに仲間となったゴレムスは、エルヘブンで起こった経緯を語った。 (といってもその言葉はピエールにしかわからないのだが・・・)
パデキャティリシアにより理性を失われたエルヘブンの神官達のこと、
ここまではじいさん達も知っていることであったが、
ゴレムス「私が操られる少し前のことなのですが、
じいさん「な、なに!では、すでに魔物達はこちらに出てきてしまっているのか!?」
ゴレムス「いえ、門は開いたのですが、
じいさん「な、なんじゃ、脅かしおって・・・。
ゴレムス「いえ・・・・、魔界には接続出来なかったのですが、
じいさん「空間・・・?どこか異世界につながったのじゃろうか?」
ゴレムス「いえ、そこは「世界」などと呼べるようなものではなく、
ペリー「謎ノ文字ジャ、私タチガソコニ行カナイ限リ解リマセンネー。」
ゴレムス「いえ、悪魔神官の一人がその石碑に書かれていたものを書き写していたので、
弥生「くすねてって・・・あなたの体格でそんなことできるの?」
ゴレムス「あ、いえ・・・、くすねるつもりだったのですが、
じいさん「そんなことはどうでもよい、その写しは今もっておるのか?」
ゴレムス「はい、これです。」
じいさんはゴレムスから一枚の羊皮紙を受け取った。
じいさん「んー。これじゃなんだかわからんのう・・・」
弥生「どれどれ?どんなの?」
弥生はじいさんから羊皮紙をかすめ、中を見てみた。すると・・・
弥生「こ、これ・・・ジパングの言葉よ・・・。しかもこの内容・・・。」
じいさん「よ、読めるのか!? よ、読んでみい!」
弥生「けど、これ・・・・ まぁ、とりあえず読んでみるわね。」
弥生はそこに書かれていることを読み始めた。
かごめ かごめ
じいさん「おぬし、これを知っておるのか?」
弥生「えぇ。知ってるも何も、これ、私たちの国の童謡だもの。
ピエール「この詞はどういう意味なのですか?」
弥生「う~んとね、そのまま読むと、
篭目、篭目
になると思うんだけど、これじゃ全く意味がわからないのよね。」
じいさん「籠に入れられている鳥が自分で出てくるはずはないし、
弥生「私たちの国では鶴と亀は神様として崇められているから、
ピエール「鶴と亀というのが対を表すものなのであれば、
ゴレムス「すなわち、光と闇・・・。」
ペリー「ウ~ン、コノ歌詞、モシカシタラ何カノ暗号ナノカモシレマセンネ~」
ゴレムス「そういえば、悪魔神官達が、
弥生「エルハーレトイって?」
ピエール「エルヘブンの南にある、均等な六角の形をした神秘的な湖です。
弥生「じゃあ城が落ちた時は天国と地獄が最も近い距離になったってことよね~。
じいさん「うむ・・・。この湖とかごめかごめの歌、何か関係あるかもしれんのう。」
ピエール「考えていても埒があきません。とりあえずその地に赴いてみましょう。」
|
この歌詞には色々俗説があって、
*処刑の歌
*盲目の少女の歌
*死産の歌
*虐殺の歌
*古代ユダヤの歌
*ソロモン王の秘宝の在り処を示す歌。
*UFOの歌
*超能力を探し当てる歌。
*明智光秀の歌
*徳川家の埋蔵金の在り処を示す歌。
(未確認飛行ニュース!:歌と遊びより引用。)
と、日本を越えて何故か中東など外国の話まで出てきてしまうほど不思議な歌です。
中東の話が出てくるのはちゃんと意味があるそうで、
最初に歌われる籠の目はヘキサグラム(六芒星)の形で、
ヘキサグラムはユダヤ教のシンボル(ダビデの星)とされていることからとされていますが、
日本には徳島の剣山や青森のキリストの墓などのように、
何故かユダヤとのつながりを示す(とされる)遺跡が多いらしく、
こういう要素も絡み合ってこの説が生まれたようです。
だから今回、エルハーレトイを六角形の湖という設定にした訳です。(笑)
あと、この歌詞に現れる陰と陽(対)にも注目し、
天空城(陽)が落ちた湖(陰)を舞台に設定しました。
元々DQ3はゾーマさんのセリフにもある通り、「光と闇」がテーマですしね。
この歌の真の意味は?そして邪教祖達はなにを企んでいるのか?
この後の展開、期待しております。(爆)
「かごめかごめ」にいろいろな意味がある仮説があるということで
私もネットで調べたのですが本当にいろいろな意味があるのですね。
一番多かったのがスペアリブさんが書かれていた
「徳川家の埋蔵金の在り処を示す歌」でしたが
結局この曲の意味は今でも謎につつまれているのですね。
曲を作った人がいない今、どういう意図でその曲が作られたかは
想像でしかわかりませんが、こういうのを考えるのは面白いですよね。
今回、どうやって、かごめかごめの童謡をドラクエのストーリーに組み込むのが
難しく、書いているうちに過去最高の長さのげっちゅうぺーじになってしまいました。
では、げっちゅう小説なのぉ~~!!!
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第148話★ | |||||||||
さっそくエルハーレトイに向かった弥生たち一行。 エルヘブンから船に乗り、そこを出ると ピエールが言っていたエルハーレトイと呼ばれる 六角の形をした神秘的な湖があった。 「この湖に何か秘密があるということよね・・・・」 船を降りて、エルハーレトイの湖に近づくと 何か見えてきた。 「祠ガ、ミエテイキマシタ~」 ペリーが指差す方向には確かに祠が見えた。 六角形の湖の1つの角にあたる部分である。 「何の祠じゃろうて・・・・」 祠の前に着いたじいさん達は、祠を見上げた。 「結構大きい祠ですね。入ってみますか?」 ピエールが提案し、その言葉に一同頷く。 祠の中に入ると、赤、黄、青、緑の色をした4つのプレートが 四方向に壁に飾られていた。 赤には炎の模様が、黄色には砂漠の風景が、 青には雨の風景が、緑には、森の風景がそれぞれ描かれており そのプレートの中心には優雅な鳥が描かれていた。 「不死鳥ラーミアみたい・・・・」 弥生がプレートに描かれている鳥を見てそんな感想をもらす。 部屋の真中にはプレートにはさまれるように 大きく「A」という文字が床に刻まれている。 「なんかの・・・記号かのう・・・・」 じいさんが腕を組む。 祠には地下へ行く階段があり、その階段を下りていくと 地下二階にはまったく同じような四色のプレートに、 床には「B」と描かれているプレートがあった。 さらに階段を下りると地下三階に「C」・・・ と続き、地下4階には「D」という記述があり そこで祠は終わっていた。 地下4階からなる祠である。 「この祠に何かがあるのかわからないけれど・・ けれどなんかの秘密があるのは確かよね」 弥生はちょっと嬉しそうは顔をした。 「何をお主わくわくしておるんじゃ」 「こういう謎解きって、なんか面白くありません?」 「まぁ・・・・私も賢者のはしくれ、頭を使うのは 結構好きじゃわい」 「この四色のプレート、そして床もアルファベット。 いったい何を表しているんでしょうね」 そう言って、弥生が赤のプレートを触ると、 急に景色がゆがみだす。 「な・・・なに!!!!!」 弥生達が気がついたときは祠の入り口に全員が立っていた。 「・・・・・・どういうこと?」 「どうやらプレートを触るとワープする仕掛けになっているようじゃの」 「ふ~ん・・・・・でも入り口に戻されただけね・・・・」 「タダシイ、プレートヲ、サワルト、ドコカニ、ワープスルトイウコトデハ、ナイデショウカ~」 「その可能性はありじゃな」 「というと・・・・・4つのプレートでA~Dの4階からなるということは 4×4=計16回やらないといけないってわけ?」 「それは大変ですね・・・・」 ピエールも困った顔をしている。 「ん?・・・ そういえば、あちらの湖の角にも何か見えません?」 「そういえば・・・・・」 一同は、その祠はとりあえず保留とし 新しく遠くに見えた物体の方向に進んだ。 すると、さっきいった祠とまったく瓜二つの祠があった。 一同は祠の中に入ると、先ほどと同じ、 赤、黄、青、緑の四色のプレートがそれぞれあり、 床には「E」という字が描かれていた。 その祠も地下四階からなっており、 「E」~「G」となっていた。 「まさか・・・・・・」 弥生が顔を曇らせる。 そういってみんなの顔を見ると無言である。 プレートに触ると、また一同が表の祠の入り口にワープした。 「つ・・・・ま・・・・り・・・・・ 六角形の湖エルハーレトイの角にそれぞれ祠が存在して、 その祠は地下四階からなる、 そして祠の各階には、赤(炎)、黄(砂漠)、青(雨)、緑(森)のプレートに 不死鳥ラーミアが描かれていて、床にはアルファベットが 書かれているということなのね」 図解すると
となる。 これが1つの祠で4つあり、 最初に見た祠を祠1とすると 六角形のエルハーレトイにはそれぞれ祠が存在し 祠1:「A~D」 祠2:「E~H」 祠3:「I~L」 祠4:「M~P」 祠5:「Q~T」 祠6:「U~X」 となるわけだ。 「ということは、1つの階に4つのプレートがあり、 1つの祠が4階層、それが6つあるということは・・・ 4×4×6階=96回もやらないといけないこと!?」 「ソレハ、タイヘンデス~」 ペリーもげんなりした顔で答える。 「むぅ・・・・それはすごく非効率じゃな。 一階触ったらまた祠の入り口に戻されて 96回繰り返したら、何日もそれだけでかかるじゃろう・・・・・」 「ウゴー」 そのときゴレムスが何か言った。 「どうした・・・ゴレムス? ・・・・暗号? 先ほどの暗号か?」 ピエールが通訳すると、先ほどの暗号らしき文を見たらどうだということだ。
かごめ かごめ
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まあテストも終わったのでとりあえずFF、DQどちらも書いてみようと思います。
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第145話★ |
「シカタナイデス ゼンメツ ヨリハ コッチノカノウセイ ニカケテミマス」 特攻策を拒否するペリーだったが、拒否したところで全滅は間違いないと判断し、しぶしぶ特攻策をすることとなった。 「よし、いくらペリーの素早さとはいえ直接行ってはカウンターをくらう恐れがありそうじゃ。 ピエール殿、あのゴーレムは相当頑丈なのじゃろう?ちょっとやそっとの攻撃ではダメージらしいものはないのじゃろう?」 「は、はい、確かにゴレムスは高い耐久力を持っているのでそう簡単には・・・」 「ではわしの攻撃呪文とピエール殿の攻撃呪文を同時にぶつけひるんだところを攻めてみよう。多少荒っぽいが仕方あるまい・・・」 「それにしてもさっきからこっちを攻めてくる気配がないわね・・・。今のうちに一旦退却できないかしら?」 「こ、これは・・・まさか・・・・まずい! 逃げてください、皆さ・・」 カッッッ! ズドーーン! 突如雷鳴が轟き稲妻が三人を襲った。 と思われたが、どうやら落ちる位置がずれたようだ。 「あっ、危なかった・・・・忘れていました。ゴレムスは対遠距離戦のためにいなずまの特技を習得しているんです。」 「つまり仮にさっき逃げられたとしても追撃される可能性があったわけじゃな・・・ ペリーもう迷っているヒマはないぞ、即さっきの作戦を決行するぞい。」 「ダンゼン ヤルキガデマシタ。マカセテクダサイ!」 「うむ・・・ゆくぞ!ペリー、 ピエール殿!」 合図と同時にじいさんとピエールは呪文の詠唱を始め、魔法を放った。 ピエール「イオラ!」 じいさん「イオナズン!」 |
もっとも実際とはゲーム中のものとはずいぶん違う描き方をしていますが。
DQ5のいなずまってエフェクトがライデインと同じなんですよね。
でもどっちのほうがつよかったのかっていうのを覚えていないんですよ(あまり使われないから)。
さて次はFFげっちゅうです。
ティーダの喋り方ってちょっと難しいんですよ。
語尾に「ッス」をつける場合とつけない場合があるんで会話によって上手く調整しなくてはいけないんです。
★FFげっちゅうぺーじ連載小説第198話★ |
クラウド「コスモキャニオンにいくにはいいが、[足]がほしいな。さすがに歩いて行きたくはないし、そう時間もない。」 ワッカ「他の皆はどうしているんだ?」 サラマンダー「スコールのとこはラグナロクを、ジタンのとこはインビンシブルをつかって探索するみたいだぜ。」 クラウド「(シドがもっていたハイウィンドは・・・どこにあるか分からないしな)誰か知り合いに飛空挺もっているやつはいないか?」 「俺の知り合いが持っているっすよ。とりあえず頼んでみるッス。」 そういいティーダは通信機をとりだし喋り始めた。 「・・・・ああ、ユウナか? いきなりなんだけどさ・・・そっちで使っている飛空挺セルシウス貸して欲しいんだけど」 「私は別にいいけど・・・リーダーはアニキさんっすよ。アニキさんに頼まないと」 「そうだったっすね。じゃあユウナのほうから頼んでくれないか。(アニキならユウナが頼めば一発っしょ、それに俺から頼むと断るかもしれないし)」 「いいっすよ」 「承諾成立」 通信機を切りながらティーダはいった。 しかし俺は少々疑問があった。 「飛空挺を貸してもらえるあてはできたが、どうやって俺の世界まで運ぶつもりだ? 人間大くらいのものなら持っていけそうだが大きい物となると・・・」 「どう・・しようか」とティーダ。 「すっかり忘れていたぜ」とワッカ。 どうやらあまり頭の良くないチームらしい。これでは先が思いやられる。 「まだ出発していないようだから、別の組のやつに聞いてみようぜ。」 このサラマンダーという大男はそれなりにおつむが良さそうだ。 しかし5人中3人が足ならぬ頭を引っ張っているとは・・・(犬など戦力外だ) とりあえずサラマンダーの意見に賛成してジタンの組に聞いてみよう。 「俺らのインビンシブルは空間転移能力があるんだ。だからそれを使って探索をするつもりなんだ。 すまない、そっちでできる方法はだから知らないんだ。スコールの組はたぶん知っているんじゃないか?あっちのラグナロクは転移能力ないし」 ちっ、思ったより面倒だ。 聞いてみたところジタンのいうとおりスコールは俺たちでもできる方法を知っていた。 |
安田さん、教えて下さい(爆)
探索には飛空挺が重要だろうと思って登場させました。
10の飛空挺って名前ないんですよね。10-2のはあるのに・・・
ゴーレムは確かに稲妻使いましたね。
他にも瞑想とかも使えたような気がしましたが
稲妻はキラーパンサーも含め、覚えるのが遅くて
あまり使わないんですよね。
でも文章にすると、ゴーレムが稲妻を使う姿は
かなりの迫力ですね。
それと、FFの方はユウナが登場ですね。
ちょっと前にFF10-2が発売したので、わかりやすいネタですね。
しかし、飛空挺が転移するわけを考えるのは難しいですね~
ではげっちゅう小説なのぉぉ~
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第146話★ |
じいさんとピエールのイオ複合攻撃により ゴレムスの周りには巨大な爆発が無数に起こった。 「ウゴー!!!!」 いくら耐久力があり巨人のゴレムスもこれにはたまらない。 ゴレムスは次々と爆風に吹き飛ばされ、バランスを崩し 後ろにひっくり返った。 「やった!!!」 弥生が声をあげる。 こことぞばかりにペルーがジャンプし、ゴレムスの上に飛びかかった。 ペルーはすばやく理性の種をゴレムスの口に放りこんだ。 「ウゴー!!!!」 それを飲みこんだゴレムスは苦しみだし、再度暴れだした。 ペリーはゴレムスのパンチを受けてはじきとぶ。 地面に叩きつけられたペルーは苦痛に顔をゆがめ 脇腹を抑える。 かけよる弥生達。 「これは・・・・・肋骨が折れてる・・・・」 「ペリー、待っておれ・・・・今すぐ助けてやるからな」 そうじいさんは言うとペリーの脇腹に手を当てて ベホマを唱えた。 ペルーの肋骨が元あるところに戻ろうとする。 「・・・・ア、アリガトウゴザイマス~」 一方しばらく暴れまくっていたゴレムスだが やがてピクリとも動かなくなった。 「だ、大丈夫かしら・・・・・・」 心配そうにする弥生を横にピエールはゴレムスにかけ寄った。 「ゴレムス!!! 大丈夫か!!」 弥生達にとってはただの石の巨人でも ピエールにとっては戦友であり大事な仲間である。 突然、ゴレムスが起きあがり ピエールを大きな手でつかんだ。 「ピエール殿!!!」 このままではピエールが握りつぶされてしまう。 じいさんは、魔法で援護をした。 しかし、よく見ると・・・・・・ 「ウゴーウゴー!!」 なんとピエールを肩の上に乗せてあげているではないか。 「ゴレムス、正気を戻したか!」 「ウゴー!」 ピエールとゴレムスの再会だった。 |
続いてFFゲッチュウ小説~~
★FFげっちゅうぺーじ連載小説第199話★ |
「こちら、ティーダ。こちらティーダ」 「こちら、飛空挺ラグナロク。どうぞ」 「スコールッスか?」 「あぁ」 「こちらも飛空挺を使うことにしたッス。 しかし移空間の移動をする必要があるッス。 そっちはどうやって転移するッス?」 「ライフストリームを使う」 「ライフストリーム?」 「あぁ。知らないか?」 「あいにく知らないッス」 「ライフストリームとは人の意志によって作られた 大きな生命の流れとも言おうか。 ライフストリームは、生きるもの死んだもの すべての人々の意思で成り立っている。 ライフストリームに意志をゆだねれば、 我々を異空間へ運ぶことも可能だろう」 「どこに発生するッス?」 「ここだよ。 魔列車があったここだ。 ここは霊界とのつながりの場所でもある。 ライフストリームは たくさんの人の意思が集まるところで発生する。 俺達がここにアジトを持ったのもここなら他空間への移動が容易に行えるからだ。 たくさんの人の意思が存在する。たくさんのライフストリームが存在する。 おまえ達も心を開き、願えば、きっとそれは届くだろう」 ティーダはスコールから一通り話を聞くと回線を切った。 「うまくいきそうか?」 ことの詳細をクラウドはティーダに聞いた。 「大丈夫ッス。 ライブスイートリップを使うらしいッス。」 「ライブスイートリップ? なんだ?」 「よくわからないけれど・・・・人の石らしいッス」 「人の石?」 みんなが「?」を思い浮かべる。 「ライブスイートリップっていったい何だよ」 サラマンダーが憮然とした表情をする。 「う~ん・・・・ きっと何語かに分けるんじゃないかな。 ライブ・スイート・リップとか?」 ワッカが腕を組みながら、考える。 「ライブをで甘くて唇?」 「わかんねぇよぉ~!!!」 |
ワープする方法をいろいろ考えたのですが
FFでワープする物語ってそんなにないんですよね。
クロノトリガーに存在する時の扉みたいのを使って
ワープさせることも考えたのですが
FFの中で登場したキーワードの方がいいかなと思い
ライフストリーム(人の意思)を使ってみました。
では、行きます~♪
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第143話★ |
メダル王:「グランバニア王子が持つ本物の天空の剣は、材質そのものが違う。 天空の剣は現在の神よりも前の時代から存在していた神剣だそうじゃ。
創世記の混沌の中世界を征服せんとする魔族の祖先達が反乱を起こした時、
弥生:「私達の世界の王者の剣と同じようなものね。
メダル王:「王者の剣・・・?」
ペリー:「エエッ!ソ、ソンナハズアリマセーン!
わしらの世界の創世記、神の世界では皆オリハルコンの武具を使用していたそうじゃ。
この事態に悩んでいた大地神ガイアは、精製を人間に委ねることを提案した。
彼等は飲み込みが早く瞬く間にこれを習得した。
しかし、更に欲が出てしまうのが人間というもの。欲の膨らみは止まらず、
この事態は神々を激怒させた。傲慢・怠惰・腐敗で澱んだ民の心を見かね、
弥生:「ムーの伝説はあたしも聞いたことあるわ。
じいさん:「そう。そしてその条件が、神々の力を借りず神の金属を精製し、
そしてこの試練を乗り越え誕生した武具には、特別に神を祝福を受けた。
ペリー:「コレガソノ王者ノ剣デハナイノデスカ?
じいさん:「まだ話は終わっておらん!最後まで聞くのじゃ!
弥生:「えっ!?ジパングにも!?」
じいさん:「この2つの地域にはまだ人は住んでおらんかったので、
弥生:「あ、あたしってムーの子孫だったんだ・・・。」
ペリー:「アメリゴ大陸ニ渡ったムーノ人達ノ子孫ハ多分、スー民族達デショウ。」
じいさん:「そうなるかの。で、彼らもちゃんと武具を献上したのじゃ。
しかし、伝説として語られる王者の剣は間違いなくアレフガルドのものなののじゃ。」
ペリー:「ナンデデスカ!ドチラモ神ノ祝福ヲ受ケタノデスカラ、同ジデショウ!」
アレフガルドに人々が移住し、ようやく集落が形成されるようになった頃、
しかし、そこに一人の男が現れた。
そして彼は、ムーの民によって創られた三つの武具を手に取り、
彼は「勇者ロト」として称えられたのじゃが、
じいさん:「ほう、向こうで勇者が魔物討伐に使用して伝説になったとは知っていたが、
メダル王:「武具も、何らかのきっかけで天空の剣のように意志を持ったのじゃろう。
じいさん:「そう。ペリーの剣はわしにも弥生にも扱えるからな。
ペリー:「・・・大切ナ剣デハアリマスガ、ヤハリ残念デス。
弥生:「何しょげてんのよ~!神様に選ばれた剣には変わりないじゃない。
ピエール:「ん?じゃあこのイミテーションの天空の剣は一体どういうものなんですか?」
メダル王:「ん?これか? これはペリー君の剣のような云われはないぞよ。
ペリー:「ナンダ!ジャア私ノ剣ハ、
メダル王:「な、なまくらとはなんじゃ!失礼な!」
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今回、伝説の剣の秘密に迫ってみました。
「天空の剣」に関しては、6と4の話をそのまま採用してます。
「王者の剣」の方ですが、
ペリーの剣を本物のしようかとも思ったのですが、
そうするとこの後の本筋の展開としてはやっぱり変なので、
「アイテム物語」とかいう本を元に、ペリーの剣と王者の剣の関係を裏付けました。
あとは「ロト」ですね。
3の勇者=ロトじゃないか!と思われる方も多いと思いますが、
3の小説では
「ロトという名は、アレフガルドの創世記に世界を救った勇者の名前から付けた"称号"」
となってますので、これを採用しました。
今回も本筋は進めませんでしたが、
これが今後どのように発展していくのか楽しみですね~~~。(笑)
それでは安田さん。お願いします~~♪
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第144話★ |
かなり落胆はしていたが仕方がないと割り切ったペリー、 天空の剣のイミテーションを譲り受けたピエール、 じいさん&弥生は、「理性の種」を持って メダル王に礼を言い、再度エルヘブンに向かうことにした。 「これで、ピエール殿の旧友のゴーレムが理性を取り戻せばいいのぉ」 じいさんはあごひげを触りながら言った。 「はい・・・・ゴレムスが加わってくれれば百人力です。 エルヘブンも邪教祖の手から取り戻せるかもしれません」 自信を持ってピエールも答える。 「私達も力を貸すわ」 「ありがとうございます。 ゴレムスはエルヘブンの門番として立ちはだかっているはずです。 後はこの理性の種をどうやって飲ませるかということですが・・・」 「アバレルノデハ、ナイデショウカ~」 「そうじゃ。石の巨人が暴れたらエライことになるぞい」 「はい、ゴレムスが暴れだしたらとてもですが我々には手がつけられません。 それでお力を借りたいのですが、ラリホーの呪文は使えますでしょうか?」 「うむ。一応賢者じゃからな。 ラリホーで眠らせて、その隙に理性の種を飲ませるんじゃな?」 「はい、私も魔法は使えますが直接攻撃と癒しと解毒の魔法くらいしか使えませんので ゴレムスの動きを止める方法を考えていたのですが、 それしかないかもしれません」 「うむ、わかった」 「あれが、エルヘブンか・・・・ それであれが、ゴーレムなのじゃな・・・・」 エルヘブンの入り口付近には馬鹿でかい 石の巨人が立ちはだかっていた。 「モノスゴク、オオキイデス~」 「あんな大きい巨人にラリホーなんて効くのかしら・・・・」 ペリーと弥生は心配そうに見ている。 「魔法をかけるにはある程度近づかなければならん。 ペリーと弥生でゴーレムを引き付けておくれ。 そこでワシがラリホーを唱えて、聞けば ピエール殿が理性の種を飲ませるのじゃ」 「もし効かなかったらどうするんですか?」 「・・・・逃げるしかないじゃろ・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・」 全員が沈黙したが、特にこれといって良い案がないので 実行に移すことにした。 ペリーと弥生が、巨大ゴーレムの前に躍り出た。 「ウゴー」 それを見たゴーレムが、ガシャンガシャンと音を立てて ペリーと弥生に攻撃をかけた。 星降る腕輪2を装備したペリーはひょいひょいとかわす。 また弥生も独特の舞のような防御で、ゴーレムの攻撃をかわして 注意を引き付けた。 その後、じいさんとピエールがゴーレムの前に出た。 「ラリホー!!!!」 じいさんはラリホーを唱えた。 ピロピロ~(DQ1風の効果音) しかしゴレムスには効かなかった。 「うそ!?」「うそ!?」「うそ!?」「ウソ!?」 四人の声がはもった。 「一時退却じゃ!!!」 そういって、じいさん達は逃げようとした。 ザザザッッ(DQ2風の逃げる効果音) しかしゴレムスに回り込まれた。 「ど、どうしましょう!」 あわてる弥生。 「落ち着くんじゃ! ピエール殿! ペリーに理性の種を渡すんじゃ!」 「ペリー殿に!?」 「ナンデデス~!?」 「この中で一番すばやい動きをできるのは 星降る腕輪2を装備したペリーだけじゃ。 ペルーに跳躍してもらい、理性の種をゴーレムの口に放り込むしかない」 「イヤデス!!! ソンナ自殺コウイ!」 「じゃが、このままじゃ全滅じゃ!」 |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第141話★ |
メダル王が二個目の宝箱を開けた! そこから出てきたのは剣だった その剣は神ゴウしい光を放って輝いていた 「これはわしからの気持ちじゃ、受け取ってくれ。それは天空の剣といってな・・ ・」 |
これは困りましたね。
実は過去の連載小説に天空の剣がでていて、
ペリーが天空の剣を持っていることになっています(笑)
それと、グランバニアの主人公の王子が現存しているので
(グランバニア王共々身を隠していることになっていますよね)
天空の剣をまだ所有しているはずですから、
3本も天空の剣が存在することになりますね(笑)
どうにか話をつなげないといけませんね。
過去ログを見たところ、確かにそうだったので修正いたしました。
追記
ゲッチュウページをあげたあと、ペリーが持っている剣は、王者の剣だというお話があって
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第142話★ |
じいさんと弥生は、天空の剣の存在を元々知らなかったので その剣の美しさにただ見とれていたが、 天空の剣の存在を知っているスライムナイトのピエールは違った。 ピエールは、グランバニア王子こと双子の天空の勇者が持っていたはずの 天空の剣が何故こんなところにあるのかと言うことだった。 もし、天空の剣がここにあると言うことは グランバニア王子に何かあったのでは!? という想いだった。 「王、何故、ここに天空の剣が・・・・・ 天空の剣はグランバニア王子が持っているはずです。 もしかして、グランバニア王子の身になにか・・・・」 ピエールが重々しく口をひらいた。 「いや、これはイミテーション(偽物)じゃよ。 金属はまったく別物じゃ。 じゃが、以前天空の勇者殿が来られた時に あまりのその剣の神々しさに惚れての。 これは軌跡の剣に伝説の金属オリハルコンで塗装したモノじゃ。 その切れ味は天空の剣に劣らないぞい。 ワシが作った特注品じゃ」 「そうでしたか・・・」 ピエールはホッとした。 |
★FFげっちゅうぺーじ連載小説第196話★ |
嘘百八でなんとかごまかせたかはどうか知らんが俺が言ったのは仮定だったのにだんだん真実に近づいた 俺の頭って凄いな。フッ(笑いがこみ上げてくる)俺ってかっこいいな 「何笑ってんスか?」ズボンの左右の長さの違う金髪なのに根元が黒いどう見ても染めたとしか見えない奴が言う 「いや・・・。ただ俺ってかっこいいなって・・・」~~ッスが口調のそいつは怪しげに俺をみる 「なんか隠してそうッスね~~。ま、いっか」疑っといてそれは無いだろう。 ま、いいか(どっちにしろ両方が両方でどうでもいいようだ) 「ところでどうする?①と②どっちにする?」スコールが言う。 「バトルには自身あるッス!②で一気に探すのがいいッス!」 結局みんな同じ意見で10のグループに分けられた (一グループ5人で②の少ない人数で動く奴) このグループNO3は(1はスコールのグループ、2はジタンのグループ) 俺に、奇妙に一本だけ重力の法則に逆らってるワッカという奴と 犬のアンジェロと真紅の髪の毛で顔が見えないサラマンダーと ティーダ(さっきの不思議ズボン) ・・・なんで犬が? スコールの説明ではそれをバズーカーにのせて飛ばすのが唯一使える方法のようだ、 変わり者が多いよな、これ |
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第139話★ |
ペリーと弥生とじいさんの三人はスライムナイト・ピエール(これ全部で本名かは謎)の船で いったんメダル王の城まで行くことにした そこでペリーを除く(航海中)3人(2人と一匹?)は今後の計画を立てていた 「メダル王のところに行ったら素直に理性の種をくれるのじゃろうか?」 「どうしたの?」弥生が聞く 「いや、黒コショウのときように交換条件かもしれん」 「さすがはじいさん。凄い感ですね、メダル王は昔珍しいアイテムを探し回って旅をしていました もともとが金持ちでしたので集まりやすかったんです 前に旅していたときに一度会いましたが、 そのときは小さなメダルだけを集めていました 前の旅で見つけた多少のメダルはありますが 珍しすぎる理性の種は交換条件のメダル何枚になるか分かりません」馬鹿丁寧な口調でピエールが言う 「そうか・・・。」じいさんが言う。弥生もじいさんもまったく持っていない 「ペリーは持っておるかの?」 「聞いてきます!!」ピエールが走っていく 「人(?)をつかって自分は動かないって言うのはいいのぉ」 「そうね・・・戻ってきた」弥生が言う。ピエールは首を横に振っただけだった |
初めてのげっちゅう小説でしたよね。
今回、2つのげっちゅう小説に同時参加ですね!
DQもFFネタも両方わかるというのはうれしいですね。
それにしても、FF小説、余裕こいているクラウド君は相変わらずですね。
そして、ティーダもでてきましたね。
髪の根元が黒いことから、本物のティーダが怪しいですが(笑)
それと、小説のキャラクターの出し方もうまいですね。
ワッカの「奇妙に一本だけ重力の法則に逆らってる」大うけです。
確かに彼は重力に逆らっています(笑)
では恒例のげっちゅう小説なのぉおぉ~
★FFげっちゅうぺーじ連載小説第197話★ |
とりあえず、顔と名前を覚えたところで五人(四人と一匹)で クリスタル探しをすることにした。 「また、異界から戻らなければいけないのか・・・・」 魔列車の道を逆に下り、各々は現実の世界を目指して言った。 「ところで、クラウドさん。どこから探しまッスか?」 ティーダと呼ばれる青年がクラウドに話しかけてきた。 「その、”ッス”ってどうにかならないのか」 「これは口癖ッス。気にしないでくれッス!」 「まぁ、いい・・・・・ そうだな・・・・・どこから探そうか・・・」 クラウドが考えていると ワッカと呼ばれる男が 「コスモキャニオンとかどうかな」 とボールをくるくる回しながら答えた。 「コスモキャニオンか・・・俺の友人があそこにいたから 行ったことはあるが、クリスタルはなかったぞ。 ヒュージマテリアはあったが。 そういえば、あそこにはブーゲンバーゲンがいたな。 彼なら何か知っているかもしれない。 よしコスモキャニオンに行ってみるか」 |
FF7で覚えていた地名にしました。
でも、ヒュージマテリアの側にいたおじいさんの名前が重い出せなくて
ネットで検索したら「ブーゲンバーゲン」と出ていたのでたぶん、この人です。
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第140話★ |
「ピエール殿は、その小さなメダルというのを何枚もっているのじゃ」 じいさんがスライムナイトに聞く。 「3枚ほどしか残っていません。 前の戦いで隼の剣と交換してしまったため、ほとんどないんですよね・・・・」 ピエールはうなだれた。 「まぁ、仕方なかろうて。とりあえず理性の種があるかどうかもわからんのじゃから。 最悪の場合、その隼の剣ともう一度交換してくれと、 交渉に持っていくしかなかろうな」 「そうですね・・・・」 剣といえば、騎士にとってみれば命の次に大切なものである。 それを手放すのは騎士にとってすごく不名誉なことなのだが 今はそんなことを言っている場合ではない。 一生守ると誓った、グランバニア王、王妃にその双子の天空の勇者達が 危機にさらされているのだからと、ピエールは割り切った。 海に出てくる魔物は凶暴だったが、 じいさんの魔法と弥生とピエールの攻撃で次々と倒していった。 メダル王のところについたときは夜になっていた。 「夜じゃが、会ってくれるかのぉ・・・・」 城に入ると、使用人をほとんどつけていなく、 城というよりは豪邸というレベルのものであった。 そこに玉座に座っている王らしきものがいた。 「おぉ・・・・確かピエールとかいったのぉ。 久しぶりじゃの」 メダル王は前にあったピエールのことを覚えていた。 「お久しぶりです」 「今日もメダルを持ってきたのかの?」 王は顔をほころばせながら、ピエールに聞いた。 「えぇと・・・・それが今日は別件でして・・・」 ピエールはメダル王に事情を話した。 「ふむ・・・・・理性の種か・・・・・あるぞい」 「ほんとですか!!!」 全員の顔が輝いた。 「メダル15枚で交換じゃな」 そう言った瞬間、みんなの顔がみるみる沈んでいった。 「しかし、事情の方はわかったつもりじゃ。 後払いでよい。今すぐに理性の種が必要なんじゃろ?」 そう言うと、メダル王は自分の宝物庫にいき 2つの宝箱を出してきた。 一つの宝箱をあけるとその宝箱をあけると、かわいらしい種が入っていた。 「これが理性の種じゃ。 それとこれはおまけじゃ。 今のお主達は困っているようだからのぉ。 これからの旅に役に立つじゃろう」 そう言って、もう一つの宝箱をあけると・・・・ |
もう一つの宝箱は次のリレー小説を書く方が都合のいいものをあげてください(笑)
今回は、自分でもビックリするくらい長い文章になってしまいました。(笑)
エルヘブンにあるものといえば・・・・?
さて、早速いきます~~~。(笑)
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第137話★ |
理性の種とは伝説の薬草として名高い 「パデキア」の変種「パデリクティア」の種である。 パデキア種特有の霊的効能力は種の段階に最も強く現れ、 特に魔術や霊的な疾病の浄化にその効果を発揮する。 パデキアと違う点は、種より出でる花にある。 以上に示した通り元々は魔力の浄化の力しかなかったのだが、 この花は恐ろしいほどの繁殖力で、 この恐ろしいほどの繁殖により、 そのパデキャティリシアも神々の手により一時は絶滅したのだが、 何故これほどまでに感染者数が増えたかというと、 人や動物の場合、魔力核は脳内にあるが、 しかし、魔力が極端に消耗している者や免疫力が低い者には高い確率で感染する。 これだけ強い感染力を持つ上何とも皮肉なことに、 悪魔神官達は、共に感染したゴーレムやガーゴイル等を率いて、 そして邪教祖の命によりエルヘブン中部の かつてここは大魔王ミルドラースが封印された魔界へとつながっていたのだが、 この扉は、封印を解く必要があると民の代表である四人の賢者が判断した際、 しかしパデキャティリシアは、 この静かで恐ろしい危機も、 無論じいさんや弥生達、それどころかスライムナイトのピエールすらも その答えは、身の毛もよだつとても恐ろしいものであった・・・。
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門のことを書いたとき、ミルドラースが滅んだあとってこと忘れてたんです。(笑)
ホントはここから念願叶って彼が出てくるって展開にしようと思ってたんですけど、
死んじゃった後ですから仕方ありません。(哀)
ってことで、身の毛もよだつほど恐ろしいそうです。(笑)
あとはやすださん、頑張って下さい!(爆)
★DQげっちゅうぺーじ連載小説第138話★ |
じいさん達は、パテキアを手に入れていたが パテキアと理性の種の関係を知るはずもないし この世界に何が起ころうとしているかも知らない。 しかし、スライムナイト・ピエールから、邪教祖の名前を聞いた時点で 「ふむ・・・・これは放って置くわけにはいかないぞい。 「しかし、そうなるとペリーさんはどうします?」 「ソウデス~ 「この際じゃが、ペリー殿にはしばらくそのままいてもらうしかなかろうて」 「ソンナ~」 とりあえず、ペリーの問題は棚上げとなり理性の種探しに 「ところで、理性の種の在処はわかるの?」 首をかしげる弥生。 「いいえ・・・・しかしここの辺りはあります。 「王様っていうのは、なんでそういうものが好きなのかしら。 その黒コショウのおかげで、呪われた人物がここにいた。 「とにかく、メダル王というところにいけば・・・」 「えぇ、もしかしたらあるかもしれません。 「船を調達しないといけないのぉ」 「いいえ、心配には及びません。 「それなら大丈夫じゃ。ペリーは船長をやっているから 「マカセテクダサイ~」 |