第2章

激動

~12月19日・2日目~

第1幕 さらば熱海の火

 

午前7時。

携帯の目覚ましによって目が覚めた。

さすがにまだ眠い。

その原因はどう考えても前日にあろう。

結局講座が終了し、部屋に戻ったは良いが、その後安田さん、スペアリブさんそしての部屋に小樽さん、BCGさんが加わり更け行く夜を惜しんで座談が始まってしまったのだった。

講座のときは半寝だったくせにここに来て元気な()

話は、DQドラクエモンスターズなどにおよび、結局終了は午前4時半。

道理で眠いわけである。

右の方を見てみると、よりもさらに眠そうなスペアリブさんがいた。

スペアリブさんは例のBCGさんのコーヒーが大変気に入り、講座終了後、2、3本余っていたコーヒーをすべて飲んでいたのだった。

それだけカフェイン採れば寝れないのは道理である。

ずっと起きていたようだ。

今日1日辛い事だろう。

がんばってくれ!!()

でちょうど隣を見てみると、安田さん。

毛布に包まって布団から出たがらない。

おぉ!!

これが噂のもこもこ状態か!!

確かに冬の朝は辛い。

そういう状態になりたいのは道理である。

結局3人ともそういう状態で30分が過ぎる。

朝風呂に入るという計画は3人そろって頓挫したのであった。

そうこうしているうちに、午前8時。

朝食である。

朝食は純和風

食後に紅茶をいただいた。

そして、午前9時を回る。

東京へ向けての出発は午前10時30分。

故に10時をめどに熱海駅に戻らなくてはならない。

いよいよ宿との別れが来たようだ。

午前9時半前、あらかじめ呼んであったタクシーが到着。

宿を発った。

ご主人女将さん、そしてノンちゃん

本当にお世話になりました。

次回も早くも使わせてもらおうという候補のトップにあげられております故、その時はまた

よろしくお願いします。

熱海に戻った我々は早速切符を購入。

正式に午前10時32分発踊り子102号での帰陣が決まった。

またこれに先立ち、酒皇閣下は所用にて、熱海のみの友軍行動で、離脱ということになっていた。

非常に残念。

まあこればかりは仕方ない。

次回は是非東京の方へも顔を出していただきたい。

切符購入後、まだしばし時間があったので、それぞれ熱海土産を買うこととなった。

M365さん、あらいさんと共に行動。

M365さんのおみやげに助言したり(ちょっと熱海とは違うが、小田原名物鈴廣の蒲鉾を推奨。酒の肴に非常に良い())自身も温泉饅頭買ったりした。

一段落して集合場所である緑の窓口へ。

まだ時間があったので私はここで恒例()のスポーツ紙を購入した。

今日はスプリンターズステークスだ。また昨日あった中山大障害の結果も気になるところ。

と、おもむろに新聞を広げ、競馬覧を見る。

おぉ!!

中山大障害ゴッドスピードか!!

いやはや、3歳時からずーっと見てきた馬だしな。

平場・障害両方での重賞勝利そして、平場では勝てなかったGI勝利金字塔、何か非常に嬉しいものである。

で、スプリンターズステークス

馬券を購入する機会ないし、予想だけでも…と思っていると、あらいさんがこちらに興味を示す。

そういえばあらいさんも馬券師だったな。

良し。

ここは一丁勝負と行こう!!

結果だけならば、どこかで何とかなるだろう。

そう思い、あらいさんに持ちかける。

報酬はジュース1本!!(うむ~。なんて安い())

それぞれ本命・対抗・単穴・入着と馬を指名、結果を待つこととなった。

午前10時10分。

酒皇閣下新幹線が10時20分発という事でホームに入り、新幹線の改札までお見送り。

その際、改札前にあったオブジェの前で記念撮影

写真撮影も終了。

とうとう、酒皇閣下とお別れの時が来た。

また是非お会いしましょう。

今度は是非上京を。

で、また是非酒を呑みましょうね。

酒皇閣下を見送った後、我々も踊り子号の来るホームへと向かった。

タイムラグは10分ほどしかないのだ。

ホームへ上がり、電車を待つ。

昨日の東京では、電車の乗車位置で敗北しただけに、今日も敗北し連敗することだけは許されない。

慎重に場所を決め、荷物を置き陣取る。

そして電車入線。

…ってオイ!

全然前の方へ行っちゃったじゃないか!!

しかも5両しかないし!!

しかし直後に、10両の電車が入線してきた。

どうやら、最初の5両は修善寺から。

後の10両は伊豆急下田から参り、ここにて連結、15両となるようだ。

ああ、良かった。

実は5両の後に

各自リアカーでもくっつけてついてきて下さい

とか言うオチではなさそうだ。

しかし、この日も電車の乗車位置選択には敗北であった。

結局連敗である。

この雪辱は次回のOFFできっと…。

踊り子号に乗車。

この日はさすがに始発ではないので10人まとまって座るということは出来ず、3つに別れてバラバラに座ることとなった。

安田さん、あらいさん、M365さんそしての部隊は、安田さんやあらいさんの社会人経験、あらいさんの車の話、のくだらない雑学などを話題にし、時間を過ごす。

そう!

ラーメンは日本料理なのだよ!!!

そして私は声を大にして言いたい!

警姦天下り先たる交通安全協会などに金を払ってはいけないのだ!!

その間、バラバラになっていたスペアリブさんよりスカイメールが来訪。

これの応酬も行った。

強者共が夢の後。

熱海より我々を乗せた踊り子102号は行く。

そして舞台は再び東京へと戻る…


第2幕 「上野三國志」へ行くのぉ~~