第2幕 上野三國志

 

東京へ降り立った我々。

うむ。

この喧噪が懐かしい()

このとき、情けなくも疲労困憊状態になってしまったは、究極秘密兵器バイトゴールド」をチャージ!!

ちなみにこのバイトゴールドという逸品は、まあ平たくいえば栄養ドリンクである。

これは10本528円と超安価で販売されていながら、タウリン2000ミリグラムカフェイン50ミリグラムも入っており、のような赤貧者には非常に有用且つありがたい逸品である。

フレーズは「滋養強壮・肉体疲労時の栄養補給に」。

全くもって、いつも危険な旅をしている2人組がCMを行っている某リポビタンと同じモノである。

飲み口は甘口。

ただし非常にマイナーなため、売っている店を探すのに一苦労である。

それでも、栄養ドリンクを安価で大量に仕入れたい方は探してみることをお勧めする。

販売元は伊丹製薬なる会社だ。

しかし、疲労困憊とは我ながら情けない話だ。

まあ先日あれだけ話し込み夜更かししたのだから、無理もないか。

先々日も余り寝られなかったし…。

話がそれた。

元へ戻すとしよう。

我々が東京へ着いたのは午前11時48分。

上野でこの日のみ参加と相成ったダパンプ松本さんと合流、上野の東天紅で昼食という予定だが、その昼食開始時間が正午。

ヤバイ!

あと12分しかない!!

しかし合流前にどうしてもやっておかねばならぬ仕事があった。

荷物を預けることである。

今日一日東京を歩いて回るのである。

これだけの荷物を持って歩き回るのはいささか大変である。

というわけで駅内にあるコインロッカーに荷物を預けてしまおうというわけであった。

コインロッカーを求めて歩き回る一行。(BGM:FF6より「仲間を求めて()。DR2の「ラブソングを探して」でも可(核爆))

途中、初日最初の集合を行った銀の鈴待ち合わせ場所も通る。

全てはここから始まったのだ。

銀の鈴よ!!私は帰ってきた!!!()

更にコインロッカーを求めて歩き回る。

ところが…何とコインロッカーが全て使用中止なのである!!

なんということだ!!

使えん!!

全くJRは何をやっているのだ!!

休日だからなのか?

それとも単なる整備不良で使えないだけか?

どちらにしろ、東京駅に荷物をおいて身軽になって動き回るという我々のもくろみ早くも潰えたのであった。

そうこうしているウチに時間はたっていき、これ以上捜索しているとダパンプさんを大いに待たせてしまうということで、東京を発つこととなった。

くそ!!覚えておれ、東京駅め!!

一行は京浜東北線を使い一路上野へ。

途中、秋葉原を通る。

M365さんが興味深くその光景を眺めていた…。

上野到着。

上野公園口の改札ダパンプさんはいらっしゃるとのこと。

急いで我々は公園口へと向かった。

公園口へ到着すると、この中で唯一ダパンプさんを知るスペアリブさんが辺りを見回す。

すぐに発見された。

その男、赤き衣を身にまとい、グラサンをかけて上野の野に立つ。

我々の中でももっとも今風の男。

それがダパンプ松本さんであった。

それぞれ紹介もそこそこに、我々は昼食の地、東天紅へと向かったのであった。

実はこのとき、一行は東天紅の正確な場所をつかめておらず、とりあえず「松坂屋のそばのビルの5階」という情報を元に歩き回ることとしたのだった。

そろそろ腹減り状態だった故、早く昼食にありつきたい一行は、目を皿のようにして東天紅の文字を探す。

京成上野駅を通過したあたりの信号でふとは横の方を見た。

すると、何と遙か彼方に、赤地に東天紅の文字が!!

発見!!

一行はすぐそちらの方向へ向かう。

不忍池に沿って歩き、不忍池を抜けると、ようやく東天紅に到着した。

…が、何か違和感がある。

明らかに高級感が漂っているのである。

我々が入るにはなんか場違いのようなそんな感じが…。

とりあえず、予約を取ったスペアリブさんが入って聞いてみることとなった。

約5分後。

やはり違った。

どうやら上野には東天紅は、何ともう一つあるようなのである。

なんと。

この不忍池を越える強行軍はいったい…

というかここの第一発見者であるの面目は丸潰れであった()

気を取り直して、そこでもらった地図を頼りに、真の目的地へと向かう。

そこから歩くこと約10分。

ようやく目的地へ到着。

しかしここどう見ても外からでは東天紅であることはわからんぞ…

我々は店外に出ていた案内表を頼りに、地下へと降りる。

どうやら今度こそ間違いはないようだ。

ようやく一息と共に、昼食に移ることとなった。

東天紅は、名前からも察せるように、中華のお店である。

この日は食い放題のバイキング。

早くも安田さんと森田さんの両大食漢巨頭がお互い負けるまいと火花を散らす

それはまるで、

三國時代のの如く。

間に座っておられた、あらいさんはあはれ、

巨国の板挟みになり、さしずめ、

赤壁前のに挟まれた劉表の如く

であった。

ちなみに

そのころは全く歴史の表舞台にも立っていない未知の男

南蛮王孟獲()

昼食が始まると、噂はまこと本当のモノであった。

安田さん、森田さんが食べる食べる。

両者に全く付け入る隙というモノはないほどであった。

う~む、凄いものだ。

料理は肉料理が多く、ちょっともたれ気味になってしまったが、それでもなかなかに美味しく頂けた。

しかし、そんな中にもが…。

事の初めはあらいさんがソーセージを盛ってきたところから始まる。

何本かのソーセージ。

見るからに普通で美味そうである。

1,2本、口にしたあらいさん。

非常に美味しそうである。

すかさず3本目へと突入、これを口にする。

ところが、とたんに顔色が変わる。

辛い!!!!!

そうソーセージの中に異様に辛いソーセージが混じっていたのであった!!

あらいさんはそんなこともあってか、しばらくの後にすっかり食の手が休んでしまったのであった。

この罠は、あらいさんのみならず森田さんまでもを襲った。

う~む恐るべし。

連邦はこうも巧妙な手口の罠までもを使うのか…()

食うだけ食って、昼食終了。

この後は浅草である。

ここで、浅草行きを前にして、森田ノヴユキさんが所用のため戦線離脱。

徹夜明けにもかかわらず、OFFに参加奮闘、大変ご苦労さまでした。

是非またお会いして、素晴らしい演奏を聴かせて下さいね!!

森田さんが去った後、一行はひとまず上野駅へ。

ここで今度こそ荷物を預けようという腹だ。

とりあえず、浅草までは地下鉄銀座線であるのと、先ほどの東京の件もありJRは信用出来ないという思惑も心の隅にあり、地下鉄の駅へと入っていく。そして駅着。

早速コインローカーを探す。

すると、

おぉ!!さすがは地下鉄。

すぐに発見された。

が、なんということだ。

神はそこまで我々を見捨てたもうか!!(といっても私には信仰心のかけらもないのだが())

なんと、空きが2つしかなかったのであった。

これではいくら何でも全員分は入れられない。

どうしたものか。

しかし神は我々を見捨ててはいなかった!!

何と目の前で1つ空いたのであった!!

おぉ!!神よ!!我らに救いの手を!!(だから信仰心はないんだってばぁ~())

さすがに3つでもきついが、入れられないことはない。

何とか全員分の荷物を押し込むことに成功。

当初の目的はここに完遂されたのであった!!

荷物も預けることが出来、身軽になった一行は銀座線によって一路浅草へと向かったのであった。


第3幕 「下町人情物語」へ行くのぉ~~