藤原光成による
Midilin OFF会
レポート
1999,12,17
~OFF会前日~
待ちに待ったパステルミディリンOFF会出発日。
いつものように正午頃に起床し朝食兼昼食を食べた後、やっと荷物の準備を開始する。
まずは自室に戻って愛機、梨奈(NEC PC9821 Xa7)を覚醒させながら、空のフロッピーディスク(以下FDと略す)の発掘作業に取りかかる。
この日の梨奈は機嫌がいいらしく1回で正常起動してくれた。うん。幸先のいいスタートだ。
発掘したFDを空にしてから自作MIDIデータやマニアックなお土産MIDIデータ、圧縮されたT-MIDIを詰め込む。
これだけ詰め込むとディスクがいっぱいになってしまった。これではみんなが持って来るであろう貴重なデータをお土産に貰うことが出来ないではないか。そう思いもう一枚用意することにする。
用意したFDを梨奈に入れてやるとフォーマットする必要があるよんと言われたのでフォーマット作業は兄貴の愛機、バーバラ(EPSON PC CLUB PC-286C)に任せることにした。
WinでフォーマットするよりもMS-DOSでフォーマットする方が早いからだ。
MS-DOSを立ち上げ、“A> format b:”と入力し、フォーマット開始しようと試みる。コマンドラインが妙に懐かしかった。
しかしここで誤算が生じる。フロッピーディスクの容量だ。1.2MB OR 640KB。
なに!? 1.44MBが無い!!
しまったMS-DOSは最新版だがFDドライブが古すぎたか!!しかしここまで来ては後には引けない。
構わず1.2MBを選択し、フォーマットを開始する。
はやいはやい。さすがはDOS。しかしこのディスクはDOS/Vノートパソコンでは当然
使えない。終了後、結局梨奈でフォーマットをやり直すことに(笑)。
借り物のノートPC、WizardryのサントラCD、牧野アンナの伝説のシングルカセット、『Love song探して』を用意。これらをカバンに詰めた後、重要な物が欠けていることに気付く。
そう。NS5RのDOS/V用、シリアルケーブルだ!ウチの奴はPC98用なので規格が違うのだ。
「これがないと音源あっても聴けないやんか!」
Midilin掲示板6号にもう出る旨の書き込みをしてから梨奈の電源を落とし、NS5Rの分離作業を始める。
集合時間は大阪駅に21:30頃。それに対し荷物の用意を終えて家を出たのはまだ16:00だった。
大阪には1時間もかからず到着。荷物が異様に重かったのでコインロッカーに預け、財布だけを持って難波に向かう。
俗に言う日本橋と呼ばれている界隈だ。ここでシリアルケーブルを買わなければ。重い荷物を持ってきた意味が消えてしまう。
時間的には余裕だったのだが気は焦っていた。
よく行っていたMIDI Shopの最初の一つではあっさり
「取り扱っておりません」と言われてさらに焦る。そこで他の2店を探すがいくら探しても見当たらない。まさか潰れてしまったのか?
途中、バイト先の人たちに出会うがそれどころではない。重い荷物が無駄になりかけているのだ。適当に挨拶して別れ、さらなる捜索に向かう。
結果…店は見事になくなっていた。どうやら
改装してしまったらしい。途方に暮れる。しかし頭の中で何かが閃いた。
「ポートが合わないのなら合わせてやれ!!」最初の店に戻り、RS232-C変換コネクタを探す。何とか見つけだしていけそうかどうか店員に訊いてみた。
「KORGのポートは特殊なので動作は保証できません。」
バッ・・馬鹿な!!
「くっ・・他のお店はないんですか?」
「恵美須町の方にウチの2号店がありましてそこの4階にならあるかもしれません。」
(そうだったのか・・)
店員に礼を言いながら最初の段階で訊かなかったことを後悔しつつその店へ行く。時間的にはまだまだ余裕がある。しかし何故か焦りまくっていた。
店に着くと今までの苦労をあざ笑うかのように奴はぶら下がっていた。お前のためにどれだけ歩いたか・・。
既に足は棒のようになっている。ここでこいつを購入し、途中のラーメン屋で軽くメシを食ってから大阪に戻る。
大阪に着いたのは19:30ごろ。まだ集合時間まで
2時間ほどある。苦手だがゲーセンにでも行って時間を潰すか。そう思い、ゲーセンを探して歩き回る。
歩き回っていると野外ライブを開くアマチュアバンドの方々に遭遇。
ゲーセン行きを中止して彼等の熱い演奏を聴くことにした。こういう物は見たことがなかったのでかなり新鮮だった。
ライブが終わったのは21:00頃。荷物をとり、集合場所へ向かう。
バスの待合室で酔っぱらいが軽い騒ぎを起こすというアクシデントはあったがそれが収まった後に
M365氏登場。いよいよ出発が近いことを実感した瞬間であった。
2人でマクドに行こうと言いだした
おたる氏を待つ。彼は22:00頃にさわやかに現れた。ゲーセンに行っていたらしい。
関西組は3人揃って
マクドにむかった。歩きっぱなしの立ちっぱなしでったので座りたかったのだがよりによって立ち食い店だった。制服姿の女性店員がなかなかナイスだ。後で
おたる氏がそっとうち明けてくれだがその娘は彼の好みのタイプだったらしい。制服に魅せられたようだ。うむ。その気持ち、よく解るぞ。
待合室に戻り、しばらくするといよいよ出発時刻になった。
乗り場に行くと異様に混んでいる。バス8台分の客でごった返していたから仕方ない。
ここで
M365氏とおたる氏とは別れる運命にあった。彼等の席は7号車。オイラは3号車。一人寂しくバスに乗り込むことにする。
荷物を預けるが悩んだが取りあえず持ち込むことにした。しかしバスに乗り込み、すぐに後悔することになる。
席の上の棚は天井が低すぎてこのカバンは入らない。足下に置くと狭すぎて足の置き場がない。トランクに預けようにも乗り込む客でごった返しているので降りれない。
結局足下に置くことになった。極度に足が疲労した中、変な姿勢で8時間あまり揺られなければならない。
こんなんで眠れるわけねーよ(T-T)
しかも東京に着いたのは予定よりも
2時間遅れの9:00過ぎだった…。合掌。
1999,12,18
~OFF会1日目~
東京到着を直前に控えたバスの中で左胸のポケットの中が密かにぶるぶるしている。これはもしかして…。
携帯を取り出すと発信者は
M365氏だった。この時点で彼等が先に到着していると誤解する。もうすぐ着く旨を知らせて電話を切り、辺りに広がる華の都大東京の政府関連の建物をキョロキョロと見ていた。
ドラマなんかで上京してきた田舎者がキョロキョロすると言う気分を実感する。同じバスで東京駅に降りた人はごく僅かだ。後はそのままディズニーランドに行くのだろう。バスを降りて2人の姿を探す。当然到着していないのだからいるはずはないのだが、既に合流しているのかと考え辺りをうろつくことに。
しかしすぐに元の位置に戻ってきた。
大東京に1人投げ出された孤独感がわっと湧いてくる。取りあえず
M365氏にTelを入れ、何処に行けばいいのかを訊いてみた。M365
:「え?わかりませんよ。」光成
:「なに!?いまどこに?」M365
:「まだバスの中です。後30分ほどかかるそうです。」がーん。
M365
:「BCGさんに電話してみて下さい」光成 :「うい。了解。」
やや緊張しながら登録して置いた番号に掛けてみる。
そして彼が電話に出た。
光成
:「藤原光成ですが・・。只今東京に到着しました。で、どちらに行けばいいんですか?」BCG
:「緑の窓口の辺りでたむろしています。わかりますか?」光成
:「行ってみます」無論、本当はもっと詳しい情報を教えてくれていたのだがここでは省略。
やがてそれらしい場所に到着した。それらしい人たちの姿も見つけたのだがどう確認をとろうと思っているところにそれらしい人たちの一人が電話をとるのが見える。反射的に自分の電話を取る体制に入り、やがて着メロが鳴り響いた。
電話をとる姿を確認してくれた彼が手招きしてくれる。こうして無事に合流。遂に関東陣との対面が実現した。
みんなが自己紹介を始めてくれる。イメージと違っている方も多くてビックリだった。
安田さん
を始め、森田師匠、Kuzuさん、BCGさん、スペアリブ師匠、大感激だ。ここで
ヌルさんのみ、紹介がされなかったためにしばらく後まで謎の人物となる。普通に会話をしていたのだが内心「あなたは誰?」とか思っていた。後の熱海行きの特急列車で消去法を使って割り出したことは
秘密だ。結局30分遅れの電車に乗り、熱海に着いたのは昼前。ここで
あらいさんとくっぴーらいむさんが合流。本日のメンツが揃う。まずは昼を食べようと近くにあった商店街へ向かう。何を食べようか悩んでいるときに手打ちうどんの看板が。
安田
:「大阪の方には東京のうどんはだめですかねぇ?」M365
:「いや、どんな物か試してみたい気もしますね。」M365氏
のこの一言でこの店にはいることになった。確かにどんな物か興味あるし。月見うどんを注文し、やってくる。まず見た目にだしの色が
異様に黒い。すすってみる。光成
:「ぬお!?」す・・凄く味が濃い。まさかこれ程までとは。しかしこの話にはさらに続きがあった。
安田
:「薄いですね」な・・なぬ?
この後次々に関東陣から薄いくらいだという話が出る。これで薄口なのか。少なくとも大阪でこんなに濃いうどんは食べたことはないのに・・恐るべし関東。
うどんを食べた後、飲み物とお菓子などを買っていよいよ宿舎に向かうことになった。バスで行くかタクシーで行くか悩んだ結果、タクシーで行くことに。
駅の向かいのビルの看板にでかでかと
「天行力」と書いてあるのを見てそいつらの話に花が咲く。(咲かすなって^^;)タクの運ちゃんに宿舎までの地図を見せ、ここまで行ってくれと頼むとなにやら考え込む様子だった。
ちょっと不安がよぎる。
聞くところによれば地図の位置にあるペンションなど知らないそうだ。
取りあえず行ってみよう。と言うことで3台に分乗して現地へ。タクシーはどんどん山を登っていく。地図ではわかるはずもなかったのだがかなり距離もあった。着いた先に見えたペンション。周りのノーマル住宅に囲まれたこの建物は1つだけ妙にしゃれた感じの建物だった。
主人が優しく迎えてくれて中に入ったとき、みんなから感嘆の声が漏れていた。
凄く綺麗でしゃれた内装だったからだ。設備案内される度に感嘆の声を上げる一同。窓からの景色は抜群だった。
まるでこのOFF会のために出来たようなこのペンションは、まさにベストな環境だと確信する。
練習ホールに集まった一同は豆からひいてくれたコーヒーを片手に自己紹介を始めることになる。
本名とハンドルネーム。ミディリンを見つけたきっかけ。趣味。
ここで先程の
ヌルさんが間違いなくヌルさんであることを確認する。紹介が終わった後に
森田師匠のピアノ演奏が始まった。よく聞いたことのあるような曲を演奏してくれる。本当に上手かった。なんというか、とてつもなく格好良かった。この時ほど楽器演奏が出来るのを羨んだ日はない。
個人的に一番印象に残った曲はオリジナル曲、「約束」。
森田師匠
の生演奏を聴けたこの時間は本当に優雅で贅沢な時間だったと思う。前々から凄い人だとは思っていたけれど、本人にあって見たらもっと凄い人だった。
次に変わって
スペアリブ師匠の演奏が始まった。森田師匠がいちいち曲に合わせてギターを奏でる。ミュインミュインと音を曲げて奏で、みんなを笑わせる。
ノートパソコンの調子がおかしいこともあったが、そっちばかり気になって
スペアリブ師匠の演奏はよく聴けなかった(笑)辺りもすっかり暗くなり、MIDI音源の試聴会が始まった。
ベストミディリンに選ばれた曲を順次データにあった音源で流していたんだけれど、やっぱり新型音源は凄い。
NS5Rで聴くのとはちょっと違う。この試聴会で次回に買う音源をどうしようか考えようと思っていたのだが、GSもXGも両方欲しくなってしまった。
そんなことをぼやいていると
KuzuさんがKORGの新型音源、NX5Rがあることを教えてくれた。曰く、KORGで通しましょうと言うことらしい。
そして夕食。夕食のメニューは洋食だった。ガーリックバタートーストに野菜スープ、サラダ、牛のステーキ。どれも美味しかったのだがガーリックバタートーストは特に美味しかった気がする。
BCGさん
が石原裕次郎の貴重なワインをみんなに振る舞ってくれ、これが料理とマッチして本当に美味しかった。赤ワインはあまり得意でないオイラでもこのワインは美味しく呑むことが出来た。
夕食が終わり、ホールに戻って持参してきたMIDIの試聴を行うことになった。
ふとテーブルを見てみると
ヌルさんが待ちかねたかと言わんばかりに持ってきた焼酎をテーブルの上に置いて呑む用意を整えている。も・・もう呑むんかい!? はやっ!!
途中のコンビニで買ってきた
菊正宗も開けられ、呑める人はみんなちびちび呑み始めた。雑談しながらお菓子をつまみ、MIDIをBGMに呑む一同。
その中に1人、ハイペースに呑む男がいた。
その男は自分が酒癖が悪いとか、回ってるとかいいながらそれでも手を止めない。
酔い出すと止まらない男。
藤原光成。おかげでこの後行われた
スペアリブ師匠のありがたい音楽講座を酔っぱらったまま聞くことになる。今これを書いている段階で前半何を行っていたのかはほとんど飛んでしまっている。(T-T)
講座を受けてから呑むんだった~(>_<;)
講座が終わって片付ける頃にはもう2:00を回っていた。明日7:00起きなのに。(・_・;)
おたる氏
とBCGさんは順々に風呂に行ったが残りの方は朝風呂しようと言うことでそのまま部屋の方に引き上げる。安田さん
とヌルさんとスペアリブ師匠の部屋にM365氏、おたる氏、Kuzuさんとオイラが集まってここでも雑談に花が咲く。この時森田師匠とくっぴーらいむさんとあらいさんは1階の和室で既に就寝し、BCGさんは風呂に入っていたようだった。みんなまだ寝る様子はなかったが異様に眠かったので先に寝ることにした。
隣の部屋の雑談を聞きながら眠りについたのだった。
1999,12,19
~OFF会2日目~
朝7:00前に隣のベッドに寝ている
M365氏の携帯電話からけたたましくアラームが鳴り響く。しかし彼が起きる様子はない。そのまま鳴り続ける。
しばらくして彼が動いた。アラームが止まると、彼の動きもまた止まる。
また眠ったようだ。それから約10分後、今度はオイラの携帯がなる。誰も起きる気配がなかったのでそのまま止めて少し寝直す。
この携帯アラーム2重攻撃を喰らって結局眠る機会を完全に逸したと言う話を
スペアリブ師匠から聞くのはまだ後の話だ。寝直してみた物の目は完全に覚めている。眠ることも出来そうにないので起きることにした。
誰か起きてないか期待して見るも誰も起きている様子はない。何もすることが無くペンション内をうろつく。
窓の外に見える朝日がとても綺麗だった。
しばらくして2階で誰かが起きた気配がしたので上がってみる。
どうやら
安田さん達らしい。安田さん達の部屋へ行くと3人とも目を醒ましたようだった。そのうちここにみんなが集まって
安田さんが布団の中でもこもこしている現場を目の当たりにすることになる。安田さん
は絶対朝風呂はいると思っていたが、結局朝御飯に呼ばれるまでもこもこし続けていた。
朝食は和食で、ふだんあまり朝食をとらないためにあまり食べない人もいたようだったがオイラはご飯を3杯ほど平らげる。
そのせいで食事を終えたのは最後だった。
その合間に御主人が伝票を持ってきて宿泊費を発表したわけだがその値段なんと僅か1人6300円!!
一同から一斉に安い!!と声が漏れる。これだけ充実した時間を過ごせてこの値段。本当に最高の宿だった!!
タクシーを呼んで貰い、この宿を後にしたのは9:00ごろだったか。駅で切符を買った後時間が余っていたのでみんなお土産を買いに行った。
クソ重い荷物に加え、まるまる1本残っていた
爽健美茶をカバンに入れていたオイラはこれ以上荷物を増やすことは出来ない。荷物の総重量は10~15㎏はあったのではないだろうか?
森田師匠やくっぴーらいむさん、Kuzuさん等がお土産を買っているのを見ているだけだった。くっぴーらいむさん
はここまでで帰ってしまうことになっていた。別れの時間が近付き、記念撮影をすることになった。場所は裸のねーちゃんの銅像の前。最前列の
ヌルさんはそのねーちゃんのポーズを真似する。端から見ればかなり怪しい集団だったに違いない。別れの時間となり、一足先に改札へと向かう
くっぴーらいむさん。彼と固い握手を交わし、また会うことを約束して別れた。
東京へ向かう電車内。スペアリブ師匠と森田師匠とKuzuさんとオイラの4人で向かい合わせに座る。
後の方々は指定席の都合上かなり離れた位置になってしまった。
隣で
スペアリブ師匠は携帯の着メロに「ローマの祭り」と言う曲を登録していた。ここで
森田師匠に制作途中の3DCGを見せていただいた。本当になんでもできる人だなぁとあらためて感心する。東京に到着し、取りあえず荷物を置こうと駅内でコインロッカーを捜索する。
しかし行けども行けども空きがない。東京でのコインロッカー捜索は断念し、
ダバンブ松本引越センターさんが待つという上野駅へと向かうこととなる。ホームへ上がる階段で皆が走り始める。どうやら電車がもう来ているらしい。
なんてこった・・このクソ重いカバンを持って階段を駆けあがらにゃならんのか!!
1段とばしで駆け上がってみるが想像以上に
きつい。やっとの思いで乗り込んだときには肩で息をしている始末だった
上野駅で
ダバンブ松本引越センターさんと合流し、大した自己紹介もなく東天紅と言う中華料理屋を探して歩き始める。予約していた時間が差し迫っているうえ、正確な位置が判らなかったためだ。
そして案の定、
迷った。途中、電話をしてみても通じず、看板を見つけて行って見たら別店舗だと言われ引き返すなどと言ったアクシデントに見舞われ、クソ重い荷物を持ったまま約40分間、歩き続けた。やっとの思いで辿り着いたときには疲れ果てていた。多少気分が悪い気もする。
昼食はここで食べ放題のバイキングだ。食べ放題と言うだけで皆最初の意気込みが違う。
早速各自トレーを取って料理を取りに向かう。オイラは食い放題と言うことなので混雑を嫌って最初は少しだけ料理を取って早々に席に引き返した。少し待つと最初から気合いの入りまくった料理を乗せてみんな帰ってくる。オイラただ一人浮いているような気がした。
ここでやっと
ダバンブ松本引越センターさんに自己紹介が行われ、会食が始まった。オイラと
森田師匠、ヌルさん、あらいさんらで編成されたテーブルでは森田師匠とあらいさんの二人が地元、長崎の話題で盛り上がった後、三国志ネタや高価なソフトなどの話題で盛り上がった。しかし
森田師匠、食べる食べる。3回ほどお代わりに行ってトレーに満載された料理を全て平らげた後、さらにデザートまでしっかり食べられた。安田さんも負けていなかったようで3回お代わりに行ったらしい。1時間の食べ放題だったのだがみんな、すぐに食べ終わってしまった。30分くらいで終わったのではないだろうか?
苦しくなるほど食べ多我々は早めに精算を済ませて店を出た。
ここで
森田師匠は小説の打ち合わせがあるとのことで別れることとなった。
我々は上野駅に戻って再び
コインロッカーを探す。ここでようやく空きを発見したが数が足りない。どうした物だと言っていると絶好のタイミングに荷物を引き取りに来た人が現れ、空いたところと合わせて3箇所に無理矢理荷物を押し込む。これでまさに肩の荷が下りた。
ここから地下鉄で浅草に。この日の浅草の人だかりは尋常じゃなかった。
なんでも浅草寺で『羽子板市』が行われいてるらしく、それでお祭り騒ぎになっているらしいのだ。
漫画でしか見たことのない雷門をくぐり、そのままおお寺に向かおうとするが
凄まじいばかりの人だかりに士気を削がれ、脇道から向かうことになった。やっとの思いで本堂に着くとみんなお賽銭を投げる投げる。中でも
M365氏は知らない人に硬貨を思いっきりぶつけたらしい。帰りはまたまた
M365氏の「この人込みも体験してみたい」と言う一言で中央突破を測る。周りにはいろいろなお店があっていい雰囲気だったのだが凄まじいばかりの人混みでなかなか進めない。途中、日本刀を掲げてある店を発見したが素通りしてしまう。ちょっぴり見てみたかった。(^^;)
このあとは隅田川で川下り。船に乗るのって久しぶりだった。
船内のアナウンスでいちいちくぐる橋の名前とか由来とかを説明しているがほとんどきかずに今後の予定などを話していた。
途中両国国技館などをちらりと見るが、周りのビルの方がでかくてたいして印象には残らない。
川下りってすぐに終わる物だと思っていたけど案外長かった。
ヌルさん
など、居眠りしてしまい、M365氏に寝顔を撮られてたりしていた。途中で知らない人の煙草の煙がこっちの方にまともに流れてきて煙たかったが川下り自体は結構よかったと思う。
ただ灰皿置くなら
換気は何とか考えて欲しいモンだ。
川下りを終えた後、今度は東京タワーに向かって歩く。その辺に何気なく立っているビルの高さが妙に高い。
10階建てなんて物はなさそうだった。
光 成
:「しかしでかいビルですねー。」スペアリブ
:「このビルは貿易センタービルですよ。」光 成 :「ほへー。」
この時オイラはそのビルが貿易センタービルだと信じて疑わなかったのだが実は違った。(笑)
スペアリブ師匠
が間違えたらしい。光 成 :「騙されたー!」
スペアリブ
:「ごめんなさい~(^^;)」そうしているウチに東京タワーが見えてきた。確かに高い。他のどの建築物もこいつに比べると小さく見える。
今回のOFF会で初めて東京タワーの下にお寺があることを知った。
お寺の敷地から見てみると、まるで寺の塔のようにも見える。でかすぎるけどね。
時刻も夕方になり、ぼちぼち暗く鳴り始める頃だった。
しかし上に上がるエレベーター代で800円とは
高い。しかもこれでいけるのは150M部分まででさらにその上の展望台に上がるには金を取られると言う。
上に上がってみるとさらに商売が熱くなる。
紙パックジュース(約200ml入り)1個150円。望遠鏡も勿論100円の投入口がある。そして2000年にちなんだ記念グッズの販売。
しかしまあ東京の夜景は綺麗だった。下を見下ろすと強烈な高さ。人が本当に豆粒に見える。
東京タワーを降りた頃にはすっかり暗くなっていて、ライトアップされたタワーは綺麗だった。
ここで予定ではもんじゃ焼きに行く予定だったのだが荷物が上のにある上、
M365氏が20時頃の新幹線で帰らなければならなかったので予定を変更して上野に行くことになった。上野M365氏の新幹線の切符を買った後で小さなレストランに入り、夕食を食べることになった。しかし食欲が
湧かない。昼間の食べ放題の
後遺症だった。一緒のテーブルにいた
安田さん、スペアリブ師匠、ダバンブ松本引越センターさんも同じく食欲が湧かず、4人でチョコサンデーを頼む。喫茶店にもほとんど入ったことないオイラは、こんな甘そうな物を注文したのは生まれて初めてだった。たまには甘い物もいい物だー。と思っていると隣のテーブルに
生ビールと枝豆が運ばれてくる。注文主は
ヌルさんだった。片やチョコレートパフェやチョコサンデーと言った甘いもの、片やラーメン、片や単品ハンバーグ(だっけ?)。そしてビールに枝豆。
注文だけ見ているとかなり異様な集団だったに違いない。
夕食(?)が終わり荷物を回収して東京駅に向かう。
いよいよ別れの時が近付いてきたとここに来て初めて頭によぎった。
それまではそんなこと考える間もないくらい充実していたんだと思う。
東京駅、
M365氏と別れる前に改札前で写真を撮った。そして再会を約束しつつ、彼は去っていった。
関西勢から一人抜けてしまい、大阪から今までずっと一緒に来たので寂しさも一塩だった。
このあと時間もあまりないしどうしようかしばらく悩む。悩んだ結果、銀座の喫茶店にでも行こうと言うことになりまた電車で一駅。ここで喫茶店を探し歩くが
見つからない。やっと見つけたと思ったら人数オーバーだし。
結局場所が見つからなくてカラオケ屋で妥協しようとカラオケ屋に向かったとき、その隣に、いい感じの店があるではないか!!
コーヒーの専門店のようで落ち着いた感じの大人びた店だった。
ここでアイス カフェ・オレを注文して
ヌルさんと安田さんとの3人でパステルミディリンに関しての真面目な話題に花が咲いた。昔のことを懐かしんでみたりいろいろいい話が出来たと思う。閉店時間になったので店を出る。
これからどうやって東京に戻ろうか相談した結果、のんびり歩いていくことになった。
東京駅で夜行バス乗り場は意外にもあっさり見つかった。
JRバスがもう別れの時間が近いことを告げるように並んでいた。
トイレの帰り道で道に
迷いかけるというハプニングはあった物の、厳かな雰囲気で別れを惜しむ一時が流れていた。関東陣の方はオイラと
おたる氏のために本当にギリギリまで見送ってくれた。本当にありがとう。明日から仕事もあるというのにご迷惑かけました。
その気持ちがなによりうれしかったです。
別れ際、再会を誓って
ヌルさんと固く握手を交わし、一人一人握手を交わしていく。そして一緒に帰るはずのおたる氏とも握手を交わすというお約束的なギャグも忘れずに行い、遂に関東陣は去っていった。バスに乗り込む前に、
おたる氏は感慨深げに、「OFF会終わっちゃいましたね…」
とつぶやく。
「いいえ。家に着くまでがOFF会です。」
と、どこかの教師のようにオイラは答え、彼を笑わせた。
帰りはちゃんと荷物を
トランクに預け、帰路に就いたのだった。帰りのバスで、しばらくの間このレポートの原稿の執筆に取りかかる。
用意してきたメモ帳を開いて忘れぬウチにとシャーペンを走らせていた。
しかし疲れがピークに達し、周りの乗客の迷惑もあるので一日目の
M365氏が現れるところで手を止め、眠りについたのだった。