山鹿温泉は熊本県内で最も歴史のある温泉地の一つであると言われ、伝説によると、保元の乱で京都から敗走した宇野親治が山狩りをしていたところ、傷を負った鹿が湯に浸かっているのを見て、この温泉を発見したとされる。温泉名で地域名ともなっている「山鹿」もこの開湯伝説に因む。 承平年間に記された『倭名類聚抄』に既に山鹿の名が載っており、平安の昔から美肌の湯として知られていたといわれている。 宿場町としても繁栄した江戸時代には「山鹿千軒たらい無し」と謳われるほど賑やかであった。宇野親治が鹿を発見した場所に城主の湯屋が設けられ、御前湯が置かれた。 1923年〜1960年まで山鹿温泉鉄道が営業していたが、水害により廃線した。 2006(平成18)年11月には、菊池川流域の玉名温泉、菊池温泉、植木温泉の3温泉地とともに「菊池川温泉郷づくり協議会」を発足させ、「菊池川温泉郷」ブランド化を目指して共通商品や広域観光ルートの開発などに取り組んでいくことになった。
記事元:Wikipediaより引用 |
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