トランクルーム検索

携帯版トランクルーム検索 | リンク掲載依頼 | お問い合わせ | トランクルーム掲示板
 > 

ラックが作られた現代の倉庫
もっとも現在、各企業は在庫の削減や、ジャストインタイム生産システム(JIT)によるリードタイムの軽減など、貨物の滞留時間をいかに減らし物流コストを下げるかで頭を悩ませている。サプライチェーン・マネジメントなどロジスティクスの高度化により、倉庫は入ってきたものを何ヶ月も保管する場ではなく、海外や国内から原料が集められて工場に送られ、生産された商品が小売店に配送され販売されるまでの、「物流チェーンの一部」となりつつあり、貨物の滞留時間も早い場合、数時間や数日以下にまで短くなってきている。
ここでは倉庫は、各工場の要求に応じて搬入される原料を一時的に保管し、即時に各工場へ配送する拠点であり、また小売店からの要求に応え工場から配送されてくる商品を、仕分けて全国へ配送する拠点である。倉庫にあるコンピュータなど情報機器は、生産から販売までをつなぐ情報システムの一部として運用され(その情報システムは顧客企業が構築することもあれば、倉庫会社が代行して構築することもある)、内部の貨物(商品や原料)の位置はすべてシステムで把握されており、各貨物の配送が小売店や顧客本社などから指示されればすぐトラックの待つプラットホームへ送られる。配送に便利なように情報システムと連動した自動ラックを備える倉庫もある。
倉庫業にとっては主たる収益源だった保管料が激減し苦しいところだが、逆に顧客の物流業務のアウトソーシングにともない、これまで顧客が自営していた物流業務を受注し全面的に代行して、それを新規の大きな収益源とすることもできる。

記事元:Wikipediaより引用