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カテゴリー » 就職雑学 » アルバイトと税金 April 11, 2005
アルバイトと税金 ID:1113184515
ここでは学生の方もしくは主婦の方が普通のアルバイトにかかってくる税金について説明をします。
◆控除について
アルバイトをするときに税金の控除があります。
・基礎控除
全ての人に当てはまる控除で、控除額は「38万円」です。
・給与所得控除
お給料から引かれる控除です。学生さんなどのアルバイトのほとんどがこれになり、控除額は「65万円」です。
・勤労学生控除
控除額は「27万円」です。
勤労学生の条件としては
1.給与所得などの勤労による所得があること
2.合計所得金額が65万円以下で、勤労によらない所得が10万円以下であること
(株による収入など)
3.特定の学校の学生や生徒であること
(高校、大学、専門学校のどれかであること)
・扶養控除
学生さんのご両親に関係がある控除で、扶養に入っている学生さんがたくさんお金を稼ぐと
ご両親にも税金がかかってきます。
その扶養家族を持っているご両親に対しての控除です。
たいていの学生は扶養家族になっていまして、扶養家族1人の合計所得金額が「38万円以下」なら控除の対象になります。
これらの控除額の合計
38万円(基礎控除)+65万円(給与所得控除)=「103万円」
と
38万円(基礎控除)+65万円(給与所得控除)+27万円(勤労学生控除)=「130万円」
でアルバイトでの税金が変わってきます。
◆103万円未満
自分にもご両親にも税金がかかりません。
◆年間所得が103万円〜130万円未満の場合
ご両親や、夫の税金が増えます。
これは、上で説明した扶養控除に関係があり、
103万以上を稼ぐと(例として120万を稼ぐ)
120万-基礎控除(68万)= 52万 > 38万以上(扶養控除額の上限を超えている)
為、扶養されている方に多く税金がかかります。
ただし、自分には税金はかかりません。
120万-基礎控除(68万)-勤労学生控除(27万)-基礎控除(38万)=0以下
となるため、自分の税金はかかりません。
◆130万円以上の場合
上記で説明したように、当然ご両親や夫の税金は増えますし、
基礎控除(68万)+勤労学生控除(27万)+基礎控除(38万)(計130万円)
を超えるので自分にも税金がかかります。
130万円を越すと、税金8%がかかります。
また親や夫から独立して国民健康保険と国民年金に加入し、それぞれ保険料を負担する必要がでてきます。