【第2話】

小さなメダル


全滅で、先に進めない、チェルトは、アリアハンに再度戻り、

探索を始めた。

「あれ、アリアハンに、井戸なんかあったっけ?」

おてんばチェルトは、井戸から垂れ下がっている頼りない綱で

底に降りてみると、家があり、明かりがともっているのに気が付いた。

「何で、ここに人が住んでるのよ。あやしいわ。」


勝手に井戸底の家におじゃまするチェルト。

そこには宝箱をいすにして座っている、怪しい親父がいた。

「うん?小さなメダルを持っているのか、ふむ、私が預かろう。」

「はぁ・・・」

(私、まだ、あんたにあげるって言ってないわよ)

「おまえが、5枚、小さなメダルを集めたときは、茨の鞭を与えよう。」

「えっ!ほんと?」

「本当じゃ、信用せい」


これは、ありがたい。ファミコン版は呪文を使わない限り、一匹ずつしか

攻撃することができなかったが、これがあれば、一人旅でもずっと

楽になる。

アリアハンで、人の家や、お城の樽などから、小さなメダル3枚getした。

(おいおい、これじゃ、泥棒だろ)

だが、まだメダルが足りないので、しかたなく、頼りない銅の剣

旅立つことにした。

「こんな所では、立ち止まっていられないわ!」


第3話 「魔法の玉」

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