【第267話】

ドラゴン討伐隊


傭兵隊100人の隊長をする私は

僧侶、魔法使いが、少ないため、彼らの力を

少ない魔力でより多くの敵とわたりあえるため知恵をしぼる。




次に戦士達に指示を与えないと・・・


あいにくとメルキドは武器と防具は豊富にあり、

力の盾のような魔力を帯びたものはなかったが、

ドラゴンキラーやドラゴンメイル、ドラゴンシールドなど、

ドラゴンと戦うための装備が、かき集めると100組くらいあったので

その武器防具は、各隊に10ずつ分け与えられた。


私は傭兵の中で特に腕がたちそうな戦士を10人選び、

ドラゴン退治の組織編成を行った。


その10人にドラゴンメイル、ドラゴンシールドで

身を固めてもらい、装備はドラゴンキラーではなく、

ランスを各自持ってもらうことにした。


ドラゴンメイル、ドラゴンシールドは

ドラゴンの炎などの耐性をもつため

ドラゴンが現れたら、先頭をきって彼らに

戦ってもらわないといけないため、危険な任務だ。


そして、ドラゴンシールドで炎から身を守りながら、

突進してもらいドラゴンの硬いうろこを貫いてもらう。


そこで血路をひらいたあと、

後方に控えているドラゴンキラーを装備させた10人に、

横から挟み込んで、ドラゴンたちに攻撃を加えとどめをさす。


一番の敵が鳥類系のモンスターとドラゴンだと思っているため、

今回、考えた苦肉の策だった。


皮肉なものだ。

自分たちを救うために、ドラゴンロードで、ドラゴンの助力をかり、

そしてこれから戦う最大の敵ドラゴンと戦うため、隊を作るのだから。


もっとも大魔王の手下であるドラゴンは、

高度な知識を持っているわけではなく、

ただ殺戮を繰り返すだけの下等なドラゴンに過ぎない。


竜の女王様のように高い知識を持つ方は神の存在でもある。


でもね・・・・・思うんだ。

味方であれ、敵であれ、一つの命にはかわらないんだよ。


魔王の手下のドラゴンや他の魔物だって、

ゾーマに支配されて無理矢理戦わされているんじゃないかって。

本当は他に解決策があるんじゃないかって。

敵を倒すのではなく、ゾーマの魔力から、魔物たちを解放するのが

いいんじゃないかって。

そう思うんだ。


自分たちが勝つために、生き残るために、

戦わなければいけない。


でも本当にこれでいいのか・・・・・

本当に他に解決策はないのか。


そのために早く私は大魔王ゾーマを倒さなければいけないんじゃないか。


そんなことを・・・・思った。


第268話 ルビスの塔

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