ファミコン魂 ベースボール
 

ファミコン魂

「前書き」

指令1「ドンキーコングJr」を語り尽くせ

指令2「ファミコン魂数々の雄叫び」

指令3「スパルタンX」を語り尽くせ

指令4「ファミコン魂数々の雄叫び2」

指令5「チャレンジャー」を語り尽くせ


指令6「アイスクライマー」を語り尽くせ

指令7「ベースボール」を語り尽くせ

指令8「マリオブラザーズ」を語り尽くせ

指令9「バルーンファイト」を語り尽くせ

指令10「スーパーマリオブラザーズ」を語り尽くせ

指令11「エキサイドバイク」を語り尽くせ(執筆中)

ファミコン魂カルトクイズ

指令7

「ベースボール」を語り尽くせ


2004年10月、日本シリーズが始まり、球団合併、新球団設立など話題がつきない野球だが、今回は初代ファミコン野球ゲーム「ベースボール」を徹底的に語り尽くす。

ファミコンの野球ゲームというとファミスタが代表的なゲームだが
元祖野球ゲームといえばこれを差し置くわけにはいかない。

ではさっそくゲームの説明にうつらせてもらおう。

ゲームをスタートすると自分が選ぶチームを選択することができる。
チームはセリーグのみ選ぶことができ

「G」(ジャイアンツ)
「D」(ドラゴンズ)
「W」(ホエールズ)
「C」(カープ)
「T」(タイガース)
「S」(スワローズ)

の6つが選択可能だ。
作者はパリーグが嫌いだったのかと当時は思ったが、容量や納期の都合上で6球団しかできなかったのだろう。

プレイヤーが選ぶ場合、どのチームを選んだところでユニフォームの色が違うだけで
強さに違いがあるわけではない。
ただ、当時の噂なので真偽性はどうかわからないが
コンピュータが操る場合、対戦チームが巨人になると打撃が若干強く、広島になると守備力が強いという噂はたっていた。
アンチ巨人ファンが流した噂なのか、実際にゲームの中で若干パラメータなどがいじられているかは定かではない。

ゲームをプレイすると、緑色の芝生をバックにゲームが始まる。この頃は東京ドームもないので空も見える。

まずはバッテリー(攻め)の話をさせてもらう。

通常の野球だと1、2番が足が速い打者が来て
3、4、5は打率がよい主砲が来るというのが定番であるが
当時のゲームにはそんな高度なものは組み込まれてない。

バッターに打者が立っているとそれがピッチャーなのかキャッチャーなのかの区別はまったくつかなく
1番から9番まで全員同じ顔が並ぶ。
よって外野を守っていた者がいきなりピッチャーをやっているという
新庄捕手のようなことも見えないところでは行われているかもしれない。

バッテリーがすべて同じということは塁に出るには
そのプレイヤーの実力しか信頼得るものがない。

バットはAボタンを押すことで振り回すことができるが
バットを振り切らないで、Aボタンを半押しして留めると
バントの構えになり、バントをすることができる。
しかも3バント失敗=アウトもちゃんとあり、
野球を知っているものには
当時このゲームはよくできていると思ったものだ。

バントはそれほど活用度が多くないが
このバントを応用したもので「曲がりバット」という技がある。
バントが半押し(1/2押し)だったら、
曲がりバットは1/8押しくらいの微妙な感覚でAボタンを押すくらいのタイミングで
かすかにAボタンを触ったらすぐにAボタンを離す必要があり
これを使いこなすには何百回も練習が必要だ。
親指が痙攣するくらいやってくれ。

この曲がりバットがうまく成功すると、バントではなく
バッターがかまえて、まさに振り切る直前のフォームでバッターが止まる。
バッターのバットはまさにアニメで言うバットを振り切る瞬間
バットが曲がって見えるように、そのままの状態で静止し
これが球にヒットすると、通常の打撃よりクリーンヒットがでる可能性が若干高くなるようだ。

コンピュータが相手の場合、さほど強くないので、普通にゲームをしても簡単に勝てるが
プレイヤー同士の対決になると、高度の技の応酬になるので
少しでも得点打率をあげるためにはこの技を使いこなす必要がある。

さて、コンピュータ相手だと簡単に勝てると書いたが
これが何故かというと、ランナーが一人でも出塁すれば、
それを確実に返す(得点にできる)技があるからだ。
この技も若干練習は必要だが紹介しよう。

その名も「ジタバタ戦法」
名前は滑稽だが、対コンピュータの勝率をぐぐっと引き上げる技である。

ランナーが塁に出ると、次の塁に進むとき、Bボタン+十字キーを使う。
一方、塁に進もうとしているキャラクターを元の塁に戻そうとするときは
Aボタン+十字キーを使う。

一人でも塁に出たら、Bボタン+十字キーで次の塁に向かって走る。
するとコンピュータはその走塁者をアウトにしようと次の塁に球を投げる。
そこで、Aボタン+十字キーを使ってランナーを素早く戻す。
今度はコンピュータがその戻ろうという走塁者をアウトにしようと前の塁に返球してくる。
そこで、すばやくBボタン+十字キーを入れて、また走塁しようとする。
これでうまくいけば、走塁が間に合ってしまうのである。
うまくいかなければ、またAボタン+やじるしで戻り、
塁と塁の間をひたすらジタバタする。
その姿は滑稽だが、コンピュータは塁と塁の間に走る走者を
タッチアウトすることがほとんどなく送球をしてアウトにしようとするので、
一塁にランナーが出塁したら、盗塁でホームまでいけちゃうのである。

この「ジタバタ戦法」が使いこなせれば、
ヒット+フォアボールの数=得点となるので
よっぽど相手チームに打ち込まれない限りは勝つことが出来る。

また、これはプレイヤー同士の対決でも使うことができる。
初心者が相手だと、ついコンピュータと同じ、走塁してアウトにしようと思うので
この方法で相当得点を稼ぐことができる。

相手がこの「ジタバタ戦法」をしたときの対応策として
相手が塁の間をジタバタしたとき、アウトにできそうだったら指すべきだが
そうでなければ次の塁で球を送って、そこから一切球を投げないことだ。
そうすれば、相手に走塁させることはできない。


今度は守備の話だ。
守備はほとんどオートである。
こちらが動かすことができるのはピッチャーが球を投げることと
打たれた球をとって返球するときに1、2、3塁及びホームに投げること、
それと内野ゴロで近くにランナーがいるときはABボタンを同時に押すとタッチアウトができる。
このタッチアウトが結構難しく、Aボタンのみを押したことになって
1塁に球をなげてしまったというのはよくあることだ。

守備がオートのため、何でこんな球取れないんだということも多々ある。
その代表的な例が、二人の守備が重なっているところに球が転がると
ほぼ100%エラーをして球を後ろにそらしてしまう。
画面を見て、なにやってるんじゃあぁ~とTVに向かって叫んだ者も多かろう。

守備は、ほぼピッチャーの腕で決まると思ってよい。
ピッチャーが投げられる球は、
直球、通常、スローボールに
左右を組み合わせる、これのみだ。
これらを駆使して、いかにバッターを討ち取るかというのが課題だ。
野球ゲーム初期のものだから、フォークボールとか消える魔球とか投げられない。

相手のバッターの位置を見て、ぎりぎりにボールとストライクの境目に投げるのもよし、
スローボールでボールと見せかけて直前にストライクを取りに行くのもよし、
あなたの知恵をフル稼働させてバッターを翻弄しろ。

最後に究極の裏技「0km/h魔球」を紹介しよう。
この技はファミコンを壊す可能性もあるので充分注意してやってもらいたい。
これをしたことによってファミコンが壊れたとしても当方は一切責任をとらないので
自己責任でやってくれ。

ファミコンには、通常のコントローラ以外に、ジョイスティックなど別のコントローラを差し込むコネクタが存在する。
ピッチャーが投げるときに、このコネクタに針金やはさみなど金属を突っ込み、突っつくと
超スローボール「0km/h魔球」が投げられることがある。

ボールを投げてからホームに到着するのは一分近くかかることがある。
ボールが、ホームベースに到達するまでの間
十字キーで大きく左右にコントロールすることができるので
大暴投を投げたのに急カーブでストライクなんていうのもアリだ。

自分なりのベースボールの楽しみを見つけてファミコン魂を取り戻せ。




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