七月六日

ドラゴンオーブを手に入れて戻ってみると、あのプサンがマスタードラゴンだっ たということが判明した。そう。

みんなは驚いていたが、ちょっと僕は放心してしまって、あんまり驚くことがで きなかった。どうも頭の働きが鈍っていたようだ。


魔界の封印はそう簡単に開くものでもないし、ひとりでに開くものでもない。人 間界に手助けするものがいるようだ。光の教団。怪しい。

そもそも光の教団というのは何者だろうか?ここ20年で急速に勢力を拡大して いるという。僕は国を空けすぎたようだ。グランバニアに戻って調べてみよう。

七月七日

光の教団対策に合流するというので、オジロンは大変喜んでいる。
光の教団というのは極度に閉鎖的で、内部はよく分からない。教祖の名はイブー ルで、セントベレス山が拠点。ルラフェンでイブールの本というのを手に入れて 読んでみたが、あまり内容のある事を言っているとは思えない。

さてどうしたものか。そう言えばマリアさんは元信者だったっけ。あしたライン ハットまで出向くことにしよう。

七月八日

王としての訪問のため正装の準備をしていると、ピピンという兵士が大変な情報 を持ってきた。ビアンカの石像を扱った男を捕まえて、行く先を聞き出したとい うのだ。
あのトレジャーハンターの男は、石像になったビアンカを教団に貢いで、取引先 として確保しようとしたらしい。

のんびり調べている気になれない。本拠地へ乗りこむ気でいる。マスタードラゴ ンが助けてくれるはずだ。


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