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June 13, 2005

cronが5つまでしか設定できない!

第6回

前回まではcronによりMovableTypeを使うことでblogの自動更新ができるという話をしてきました。
さて、今回は1つデメリットを挙げさせていただきます。

このcronなのですが、さくらインターネットでは5つまでしか設定できないというデメリットがあります。
もっともcronをサポートしているところ自体が少ないので、デメリットになるかどうかといえば疑問でありますが
無限に設定できると思われるとまずいので、今回記述いたしました。

しかしここで1つ勘違いしていただきたくないのは、
MovableTypeの更新が自動で5つまでしかできないというわけではないのです。
MovableTypeの場合、1つのcronの命令で、すべてのblogに指示がいくので

例えばMovableTypeで作成した10個のblogを所有していましたら、1つcronを設定するだけで
10個のblogに自動更新をさせることはできます。

5個までcronが設定できないというのは
MovableTypeを含めて、5つまで設定できるということ
(MovableTypeで1つ使っているので、後4つまでcronの設定ができるということ)
です。

普通にサイトを運営されている方であれば、5つもcronが埋まるということはあまりないとは思うのですけれどね。

あとどうしても、自動設定を6つ以上行いたいという方がいれば、
同時間に実行させるというのであれば、増やすことができるちょっとした裏技(?)があります。

(1)AというサイトでcronA
(2)BというサイトでcronB
(3)CというサイトでcronC
(4)DというサイトでcronD
(5)EというサイトでcronE
(6)FというサイトでcronF


例えば、このような6つのcronを実行させたいとします。

もし、AとBが同時間に行われるcronであれば、
(1)AというサイトでcronA、BというサイトでcronB
(2)CというサイトでcronC
(3)DというサイトでcronD
(4)EというサイトでcronE
(5)FというサイトでcronF

のように、1つのcronの設定で2つの内容を書いてしまえばよいのです。

MovableTypeのcronを起動するとき
cd /home/midilin/www/MT/; ./tools/run-periodic-tasks
のようにcronを設定するという話をしましたが
これも元々は2つのコマンドを組み合わせていまして
実際は
cd /home/midilin/www/MT/
./tools/run-periodic-tasks
この2つを「;」という区切りをつけて、くっつけて実行しているだけなのですね。

これと同じで、全部のスクリプトを後ろにずらずら書けば
複数のcronを1つにまとめてしまえるので、cronの節約になるわけです。

ただ、1つのcronの設定にずらずら書くとわかりにくいので「シェルスクリプト」という方法を使い、
実行できます。
シェルスクリプトについては次回説明いたします。

投稿者 midilin : June 13, 2005 01:00 PM

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